ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

どこを向くか

2016-03-08 | 私のお仕事(本業)

上司に対してあまり遠慮しない私は自分でもそれがどういうことか十分実は気がついている。

男性と違い、その世界で頂点をめざそうとか野望がとくにないので私の基準はどうあるべきかということだけしかない。

お客さんをむくということは私の仲間全員が同じ。

最近べつの部所の課長たちと出張し、その道中で昔ある営業マンが私に話したことの話題になった。

随分前、女性の営業マンが入ってくることになったことがあった。

その頃私は今の部所ではなかったけれど、営業のサポートのようなこともしていたのである営業マンに相談された。

自分の席の隣にその女性が来るということが嫌なんだと。

「あなたならいいんだけど、ほかの人は嫌だ」

私は笑いながらすかさず「どういう意味でしょうねえそれ。私は喜ぶところですか?」と訪ねたけれど、彼は真剣に悩んでいるようだった。

結局その女性は隣の席に来ることになったけど、家庭の事情でしばらくするとまたすぐにやめていった。

その時の話を部長は「なんであなたならいいと言ったんだろうね」と笑っていった。

「だからですよ。複雑でしたねえ。まあその方がいいしある意味うれしかったですよ。気を使われるくらいならずっとその方が良かった。」

すると所長が「なんて言うか、もうあなたは仲間だから。俺達と仲間だから打ち解けてて性別とか関係ないですよね。俺だっていまだにいろいろ相談事をするし、申し訳ないけどなんでも言えちゃってそうやって気にさせちゃうことをいうこともあるんだろうけどとにかく仲間だからそういう意味じゃ女性の中でも特別ってことですよ」

みんなさすが所長!!!いいこと言う!!!と盛り上がった。

私は「もうね、おばちゃんだからね。なんでもポロっていっちゃうんです。知ったことか!みたいな。結局我慢しても誰も得しない。自分が嫌な気持ちになるだけだからとにかく知ったことか!ってやっちゃう」

「そうそう。精神衛生上良くないんだから言えるならいった方がまし。黙ってた方がいいなら黙ってる方がまし。」みんな笑いながらそういった。

「お客さんが一番偉い。もうそれだけですよ。それ以外偉い人なんていないから。そこだけみんなでむいてたらいいですよ。」

さすが私の仲間だと大盛り上がりで帰った。 

コメント
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