言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

お悔やみ欄から

2011-07-09 09:18:29 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

最近は、仕事がら、新聞を地元のお悔やみ欄から見ることが多くなりました。仕事先の関係の方がいらっしゃらないか、気になるからです。
おめでたなら、後からいつでもお祝いできますが、お悔やみはやはり、相手方にも失礼にならないように、早く知った方がいいですから。

今朝、いつものように新聞のお悔やみ欄を見たら、以前からお世話になっている社長のお父さんの名前がありました。
94歳で亡くなられたということですが、そうすると、私がまだ以前の会社をやめる前にお店で元気な姿を見ていたのは既に85歳以上だったということになります。
80歳を過ぎてまでお店に出入りし、さらにはときおり商品のバイイングまでこなしていたということは、すごいことだなあと思いました。

まずは、心より哀悼の意を捧げたいと思います。


ここまで長生きされたら、他人はよく「大往生」という言葉を安易に使います。
しかし「大往生」を素直にいえるのは、やはりそれに関わった親族であり、他人は言ってはいけない言葉ではないでしょうか。
私は、「大往生」という言葉をむやみに他人(ひと)様に使うべきではない、ということをどこかで聞いたことがあります。
自分もその通りだなと思っていますので、ここでもその言葉は使いません。

ただ、今まで長く元気に生きられたことを言祝ぎ、記憶の隅に残しておきたい、とそれだけを思っています。

できたら葬儀では、笑顔で旅立ちを見守りたいなと、思いました。

もし自分が送られる立場であったなら、葬儀でも、みなさんから、できたら笑顔で見送ってほしい、そんな気持ちでいます。
そのほうが、送る方も、送られる方も、気持ちがいいのではないでしょうか。

それで今思い出したのですが、最近気に入っているCMがあります。

それは、喪服を着た男性が、家に帰ってきて、縁先の硝子戸を開け、庭を眺めるように座り、そこにナレーションが入ります。
「いいお葬式だったなあ。君の人柄がしのばれるよ(ここはちょっとうろ覚えですが、ただそのような意味合いの言葉です)」
そして庭を眺めながら、ほんの少し、分るか分らないぐらいに笑みを浮かべる、というシーンです。クライアントはハセガワという葬儀と墓石の会社です。

葬儀、大切な人を亡くしたということを、ただ悲しいものと、いかにもしめやかそうなジメッとしたものにせず、かといってカラッとしたものでもない、ほんとうに微妙な人の感性を表現したいいCMです。

私もここで描かれるシーンのようなひとときを、身内の葬儀の後に持てればいいなあと思います。

もしかしたら、今回の葬儀の後、Sさん(喪主)も、そのような気分で過ごされることを祈りたいと思います。

合掌。



あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

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