非行少年。

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「精神学」に関して授業があるんですが、今の授業は未成年に対するもので面白い。
ほかに精神保健とか病理的な授業もあるんじゃけど、これも面白い。

年取っていろんな世代、社会状況を見てきたからこそ。

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ロールシャッハの絵を見て、みんなに何に見えるか質問があって、赤と黒のエグい絵を見て
「僕の犬が道路に飛び出して引かれて死んだところ」と答えた生徒がいた。

その生徒が別の授業で「非行少年とは」と聞かれて「動物をいじめるやつ」と答えた。
(可愛いやさしい男子なんですわ)

それはトラウマだろーが、と私が「盗みや殺人をする人」と自信満々に発言したら
「それは犯罪です、非行ではありません」と言われた。
犯罪を犯しそうな生活を送ってる予備軍を非行少年と呼ぶらしい。

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私が思春期だったころ、教師によるひどい中傷や体罰があった。
友人がたまたまその先生に会って挨拶したところ、「覚えていなくて」と逃げたらしい。
先生は、大人は、社会は、弱くなった。

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北野武の言葉をいつも思い出す。
生徒がけんかを始めたら、昔は黙ってみんな見ていた。
痛みを感じ、それを与えた後の気まずさを感じ、先生はそこで「やめろ」と声をかけていたと。

私も自分が悲しかったことは同じ思いをさせないよう、話は最後まで聞いてから受け入れて、
最後に「よかったじゃん、貴重な経験は財産だよ」と言えるようになった。

２０歳の自分なら、言い訳、嘘、自責で居場所をなくしていただろう。

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おせっかいなおばちゃんや口うるさいおじさんや親がいて、みんなが子供を育てていた。
今は守られている、容認されている。　訴えられるのをおそれて無関心になる。

と思っていたけれど、いざ震災の時とかは違うね。
これは島国ならではのソウルなんでしょうね。　　と考えた授業でした。

おにぎりが５個。

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帰り道に、道幅が狭く「開かずの信号」と呼ばれる箇所がある。
５分待ちで、ドライバーはいらいら、青になると猛スピードで通り抜ける。

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そこでの、先日の雨の夜のこと。

　①　羽虫が道の真ん中に降りてきたので、すぐ車を止めて草むらに戻してあげた。

　②　１０ｍ走ると、カエルが出てきた。　ハザードたいて急停止し、田んぼに戻す。

　③　また走り出すと、子猫が出て来て座り込んだ。　晩御飯用の弁当ををあげて、隅に運ぶ。

　「あぶないなあ、もう！　ＲＰＧかよ」と思った。（後続車からはクラクションの嵐）

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続いて１週間後の一昨日。

ちょっと贅沢をして、お刺身を２パックとかつおぶしを買って帰って帰る途中、
「開かずの信号」の道の真ん中に中に「おにぎり」が５個落ちている。

よく見たら、白黒のちいちゃな子猫、手のひら大、野良ちゃんか。
敵、飢え、事故。　寿命は室内外猫の１/４でも、」せめて、今日は食べて生き延びて欲しい。

緊急停止して、急いで「おにぎり」を安全な場所に移し、刺身とかつおぶしを全部あげた。
（なので、自分は家で大根のツマでご飯食べた）

元気に育てよ、うちにくればご飯あげるから・・とかつおぶしの残りを巻きつつ帰る。
　
家に帰ると認知症の猫が「寝床がトイレがエサが温度が、あんた殺す気かい」と鳴いていた。
猫の食費は私より数倍高い。　でも世話が私が生きるための杖になる。　

命を預かるって、感動も大きいけれど、大変だなあ。
おっと優等生なこと書いちゃった(笑)