ももちゃん

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おうちに帰ったらいつも私をガラス越しに呼んでいた白いねこ。
２階にあがれば降りてくるまでじっと朝まで待ってた白いねこ。
臆病で家族にもなつかず、ひとが来れば隠れる白いねこ。

公園に捨てられていて、拾ったひとにも捨てられて、私のところに来た。
てのひらにのる大きさで、耳や鼻や肉球がきれいな桃色だったから
名前はももちゃんになった。

うさぎみたいに真っ白でふわふわで、ひなたと私が大好きだった。
自分のしっぽを追いかけていつもくるくる回ってひとりで遊んでた。

ももちゃんを捨てた人も、どしても処分できなかったからだよね。
ももちゃんのおかあさん、ももちゃんの飼い主さん、
あれからももちゃんは たくさんのネコと私と一緒に幸せに暮らしたよ。
伝えれるなら、つたえてあげたい。

この１年頑張ったけど、苦しみから救ってあげれなくてごめん。
ももちゃんも頑張ったけど、もう神様のところに行っちゃったね。

今度生まれてきたら人間になって、ともだちになろう。
いろんなところへ行こう。　また仲良しになろう。

ありがとう、ももちゃん。　　　２００７．３．１３　　けりーより