最高のオーベルジュ

すべてが最高です。

今年の春に、１時間番組のテレビで紹介されました。
以前からも有名なお店でしたので、交通の便が決して良いとは言えないのに各地からお客さんが集っていました。
テレビ効果もあり、また賑わうのだろうなぁ…


叔母に初めて連れて行ってもらったのは、１０年ほど前でしょうか。
運転手はいつものことでワタクシ。
「泊まりで美味しいフレンチが食べられる」と言うことしか聞いていなかったので、「どこかのホテルかな？」と考えていました。
叔母の道案内で車を進めると、どんどん山道に入っていきます。
「こんな所にあるの？」
当時は健在だった祖母も、不安顔。
急勾配の坂を上り、拓けた先に、食堂と宿泊棟が見えてきました。
予想と違う、けれど期待の持てる空間でした。


何を美味しいと感じるか、はその人自身の食文化に因ると思います。
その人の歴史にも。
味付けの濃い料理に馴れた人、添加物だらけの食事を取っている人、高い料金を払えば美味しいものが食べられると信じている人、色々ですから。

私も普段は手抜き料理をしたり、レトルト食品やファストフードも食べたりします。
けれど、味の善し悪しは分かる方だと自負しています。
お値段とお味とを考えると本当に最高です。

宿泊できて、２食付きで。
その２食のお料理が美味しいのですから！


今年の夏にお邪魔したときに、ようやく写真を撮ったので、アップします。

シェフの経歴を見ると、出会えない確率の方が高いお方？とも思ってしまいます。
少し前は浜松での憧れのお店だったそうですが、残念ながら私は知りません。

この方、この味に知り合えた幸せを噛みしめております。


食堂

入り口

天井

テーブルセット


森のサラダ

完食です。
理想のサラダ！
ここの食事を基準にしてしまうと、感覚が世間とずれてしまうので、「特別」と意識しないとです。このようなサラダを期待して外食すると「緑の葉っぱを刻んだだけ」のサラダにしか出会えませんから…

コンソメスープ

この体に「染み渡る」スープはなかなか他では味わえません。

バターロール


肉料理

魚料理

デザート


ワインをいただいて、良い心持ちで、風呂にも入らず就寝…



明け方、お風呂に。
山を見渡しながらの朝風呂は格別の贅沢～

昨夜、あんなにお腹いっぱいだったのに、早く朝食が食べたくて目覚める。
フランス料理のフルコースなのに、とてもヘルシーなのですよ。



朝靄にかすむ？茶畑
「朝食の用意ができました」のお知らせを待てずに、テラスで待つのです。



朝食は和総菜のバイキング。


幻のナポリタン。
なぜ幻かというと、いつもあるとは限らないからです。
お子さんが宿泊されているときに、現れるとか。
以前に１度だけであって、感動しました。
ですので、１皿目は付け合わせに生野菜を盛り、ナポリタンのみで！
今回は若いお父さん世代の方が、山盛りで取っていました。
遅くにいらしたお子さんまでは行き渡らなかった模様。
食欲満載です。


２皿目





１皿に盛りすぎて、お皿を回転させて撮影しました。


デザート代わりにクロワッサンとマーマレード。
マーマレードは手作りとのこと。
牛乳をいれたコーヒーは猫舌仕様。



同じ写真に見えても、お代わりのお皿です。


ゆっくりと、たらふくと朝食をいただきました。
続いていて会計、チェックアウト。
お部屋に戻る際にパシャリ。


クリスマスのディナーも、お正月の宿泊も楽しみです。

三鞍の山荘
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