ハラグロアケビ

美味しいもの備忘録

大阪 「HOTEL ARIETTA」

2011年11月22日 | 旅行
大阪一人旅。

新幹線チケットとホテル宿泊とがセットになったJR東海のお得プランで、ぷらっと行きました。

本町の地下鉄出口からのぞくと、黄色い文字看板「ARIETTA」と見えます。
すぐにわかってよかった~

小雨の降る中近づいて行くと、あれれ? 通り過ぎていないのに、ホテルがない?
少し慌てましたが、近づいたためにほかの建物の陰になった看板が見えなくなっただけでした…
階段を上がって、2階ロビーに。

ドアを開けると、ベルがチリリン、と鳴りました。

14時からチェックインできるというのは嬉しいです。
今回は16時過ぎに到着。
名前と住所を記入して、鍵を受け取ります。
エレベーターでお部屋へ。


おお! すこし広いお部屋ですね。


鍵は差し込みタイプ。
コルク栓を模したような、重量感のあるキーホルダーがついています。


ベッドも広い!
いつもは姉とこのサイズのベッドに2人で泊まることも多いよな…
大の字に手足を広げても、ベッドの端まで届きませんでした。
広~い!


出口を見るとこんな感じ。


テレビ周りと


バスケットの中にはティーカップ&緑茶のティーバッグ。


ベッドの上の籠。


中身は、アメニティグッズが入っていました。


フロントで追加したアメニティ。


トイレと洗面台。
今自宅がこんな感じなので、落ち着きますわ。


そしてお風呂。
足がしっかり伸ばせる浴槽の大きさだったので、くつろげました。

人気パン屋さん「タケウチ」まで徒歩10分しないくらいだったので、夕食用に買い出し~
コンビニでビールを買って乾杯。

隣の部屋の水音が少し気になる程度で、快適に眠れました。


翌朝は、6:30から9:30まで無料の朝食サービス。
ロビーでも、部屋に持ち帰ってもよいとのこと。
ゆっくりお部屋でいただきま~す。

部屋数がそれなりにあるのに、エレベーターが1機しかなく、階段もどこにあるのかわからないので、やや不便でした。
避難路には階段が書かれているのに、その場所には階段が存在しない…


トースターが3台あって、待たずに温められました。
バナナとヨーグルト。
パン3個に飲み物。
いつも以上に食べてます。


昨日買っておいた牛乳(朝食サービスにもありましたが)とコーヒーをお部屋にあったカップに注いでカフェオレ~
オレンジジュースと野菜ジュースも、お部屋にあったグラスに注いでおしゃれ~
同じものでも器で変わりますね。

洗面台にも口の広いグラスがありましたし。
紙コップや、持ち込んだペットボトル、パックなどで飲むよりも気分がいいです。


朝早く京都に移動しようと思っていたのですが、快適すぎて、結局10時過ぎにチェックアウトしました。

往復の新幹線&広いシングルで、19500円(+送料500円)はお得でした。

神宮参拝

2011年03月15日 | 旅行
今回の地震で被災された方、お知り合いが被災された方、心からお見舞い申し上げます。


ワタシのいた静岡市駿河区では大きな被害はなかったです。
JR東海が動いていなかったので、帰りに困りました。
が、同僚に送ってもらえたので、18時には家に帰れました。


そして、予定通り「お伊勢参り」。
少し不安ではあったのですが、決行。
バスツアーだったので、キャンセルすることもできたのですが、ツアーが催行されるなら、行ってしまえ! と。
いつぞやの京都(インフルエンザが猛威をふるっていた2009年の5月)を彷彿させるような空き具合で、順調に到着しました。


神の領域だからでしょうか!?
現地ガイドの立花さんが、「ここは伊勢やで、神宮さんやで、大丈夫だ」と仰っていたので、不安も吹き飛びました。



外宮(げくう)と呼ばれる「豊受大神宮」から参拝。

駐車場。


第一鳥居口御橋。


手水舎。

高校時代の日本史の先生が教えてくれた作法を未だに覚えています。
香を焚いてくれたり、俵物を見せてくれたり、とても好きな先生でした。
今回はバスの中で「参拝のしきたり」何ぞを見て来ました。
神様に挨拶する前に、身を清めます。
でも知らないと、柄杓に口を付けて飲んでしまう人もいますね。
当たり前のことでも、知らない人は知らないことですね。
似たことで、2日目騒動?がありました。

第二鳥居。


神楽殿。
お札やらお守りやら、必要な方々は走ってます。
ワタシは今回何も必要なしです。


ウン十億円の費用だそうです。


正宮。
鳥居の向こう側にいらっしゃいます。
鳥居の中は撮影禁止。
神宮警察の方が見張っていらっしゃいます。
鳥居の向かって右側にも、神職の方が待機されていました。
この謎は2日目に解けました。


正宮。
大木が空までずっと伸びています。


蕃塀。

お宮の前にある塀。
ガイドさんは「ついたてのようなもの」「めかくし」と説明してくださいました。

蕃塀越しの正宮。


亀岩。
どこから見たらカメさんかな?


正宮の前の「三つ石」。

写真右手の、人が集まってる風なところにあります。
近くで撮影できなかったので、少し離れたところから…
私たちが行ったときにも人々が取り囲んで、手をかざしていました。
ガイドさんによると、「もってのほか!」とのこと。
ここは儀式の際、鶏を供えるところ?なのだとか。
その上の石に手をかざすなんて!
「神さん、頭を押さえつけられているようで、きっと気分は良くないでしょうな」と。
歴代の総理大臣の中で、ただひとり、その「もってのほか」をされた方の名前も出ました。
その名も「麻生太郎」…。
最近は「パワースポット」としても語られるそうですが、間違った情報は自分を滅ぼす恐れもあるので、皆さんお気を付けて…

亀岩。

この角度なら、カメさん?


大きな木も、神宮では当たり前です。


風宮(かぜのみや)。

「元寇」を打ち払ってくれた「神風」ですよ!
風の神様、今回も日本をお助けください。



お社の向かって左側に、ボコボコの木がありました。


風の神様が元々まつられていた場所。



土宮(つちのみや)。



この石段を上がっていきます。



右側がお顔?
なんとか地蔵さんと呼ばれているそうです。



多賀宮(たかのみや)。



遷宮の地。

「式年遷宮」のことは勉強してきたつもりでしたが、全然足りなかったことが分かりました。
予習は必要ですが、全部知りすぎていても発見の感動が無くて寂しくもなりますからね。
今回のワタシの「発見」(今まで知らなかったこと)は、数多くの「遷宮」が数多く行われること。
「伊勢神宮」という呼び方は通称で、正式名称が「神宮」ということは予習で知ったのです。
125もの宮舎がすべて「神宮」と言うそうです。
これも驚きでした。
「内宮」「外宮」の中にも「別宮」がありますし、遠く離れた「別宮」も…
今まで全く知りませんでした。
不勉強…


五丈殿と九丈殿。


左手が五丈殿、右手が九丈殿。


玉砂利。


明日の「内宮特別参拝」に備えて、しっかりした靴が裏目に出つつあります。
「邪気を払う」目的もあるという玉砂利です。
ガイドさんは、歩いているおかげで健康になったと仰います。

服装は皆さん色々ですね。
ブラックフォーマルでびしっとしてらっしゃる方々も、ジーンズスニーカーの方々も。
ピンヒールの方々も!


今パワースポットが流行りだそうですが、ワタシは特別そういうものにこだわったりはしていません。
現皇室に特別な思い入れもありません。

でも歴史が好きなので、昔の建物・人物は気になります。
大学進学の際、京都方面を希望して、憧れも含めて神戸を第一志望にしました。
神戸・京都・大阪・奈良・名古屋の大学を受験して、かろうじて奈良・名古屋だけに引っかかりました。
なぜ、伊勢の大学を考えなかったのか、この旅中後悔していました。
当時のワタシには南下する知恵は無かったようです。
残念。

とても、こころ洗われる時間が過ごせました。
10人少しのグループで、ガイドさんのお話が聞きやすかったおかげでもあるかしら?
「神宮愛」に満ちた方でしたので、とても勉強になりました。
是非次回は新しいお社の時期にお参りしたいです。


涼しやかな平安神宮

2010年06月30日 | 旅行
美術館が開館する前に、お参りをすることに。

平安神宮。門です。遠くで見にくいでしょうが、正面に輪があります。勿論くぐって入りました。




大極殿へお参りした後、神苑(入場料600円)へ。

雨上がりの朝、ということで、蒸し暑くなりかけた路上とは違い、静謐な空気。



入ってすぐには、時期ならば美しいだろうけど、人も多いだろうな、と感じるしだれ桜が。見事だろうな、と想像するだけでは悲しいので、いくら人が多かろうが、いずれ参ります。


今の時期は蓮が見頃でした。黄色・白・ピンク・えんじ色など、とりどりの花が池に浮かんでいて、美しかったです。



結婚式の方がいたらしく、池に向かって記念撮影? をしてらっしゃいました。

修学旅行で来たことがあるか無いかの場所なので、意外な盲点に感動でした。素晴らしいお庭を拝見しました。

次は近代美術館…

ホテルフジタ

2010年06月29日 | 旅行
京都の宿は、鴨川沿いのホテルフジタ。
松坂屋友の会プランで宿泊。
夜は別館『夷川邸』内のステーキ割烹近江のディナー。
大満足の内容はまた別に。

昨年の京都旅行でもお世話になったのですが、その時は3人和室素泊まりプランだったので、感動はあまりありませんでした。車で行ったので、駐車が楽だ、という好印象のみで、部屋は水回りが残念な印象でした。お風呂が正方形でタイルが冷たく、5月末なのに寒かったのです。

今回は2人で洋室、2食付きでした。不安だった水回りも、ユニットではあるものの、シャワーカーテンならぬシャワーウィンドウがありまして、足も完全に伸ばせる大きな浴槽で満足できました。

朝食は和洋食のバイキング。
最近ホテルの朝食に飽きが来ていましたが、ここは満足。



1品ずつが美味しいし、補充もすぐにしてくださいます。

写真+「水菜と揚げの炊いたん」と「だいこんおろし山菜和え」を追加し、グレープフルーツジュースとオーガニックのコーヒーをいただきました。一番のお気に入りはフレンチトーストです。2つも取ってしまいました。本音はもっと… だったのですが、自制心が働きました。

設定料金は2300円くらいだったので、飛び込みで食べるには「むぅ…」ですが、宿泊プランに入っているとしたら、お得だと思います。京都のモーニングに出かけるのも楽しいでしょうが、ホテルで簡単にハイレベルな朝食に出会えるのも嬉しいですな。

昨年は近所の「志津屋」さんのパンを買い込んで、鴨川を散策した後、部屋で食べました。
今回は8時半頃チェックアウト。
プランに組まれている、黒毛和牛A5ランクの肉のしぐれ煮をいただけました。

次の目的は、国立近代美術館(昨日知り合いに今日までの招待券をいただけたのです)で、稲垣仲静&稲垣稔次郎兄弟展を鑑賞。

徒歩で移動。雨が降って無くて、本当に助かります。

また、泊めてくださいな。

驚きの茶室

2010年06月29日 | 旅行
昨年の春、叔母の友人から教えていただいたお茶室のある美術館。
佐川美術館(飛脚便で有名な佐川急便の美術館)内にある、当代の樂吉左右衛門さんが建てたお茶室です。茶室見学には事前に予約が必要とのことで、昨年の京都旅行では断念しましたが、今回は準備を整えて参りました。

土曜日に早朝のこだまで京都へ。8時には京都駅にいるという不思議を味わいました。今回は1泊ですが、終電で帰っても京都を満喫できるかもしれません。JR湖西線で堅田駅まで。バス(片道350円)が50分後にしかないので、タクシーに交渉。1500円で行ってくれるということなので、即決。9時少し前に到着。が、美術館自体が9時30分開館のため、30分以上待たなくてはならないことに。ほとんど雨は降っていなかったので、周囲をお散歩しながら過ごしました。 


まだ入れないので、柵の手前から、建物を映しました。


正面に見えるのが、憧れのお茶室です。
池の中に浮いている感じです。
周りの葦&蒲の緑が何とも美しいです。

開館を待つお仲間が何人もいて、のどかなところにある美術館ですが、すごい集客なのだろうな、と感じました。


一番目に入館し、樂吉左右衛門館へ直行。

いろいろな展示を見る機会があるのですが、ここの展示にはただただ驚きです。
贅沢。至福。感動。語彙が貧困なのですが、時間の流れを感じない、いや、むしろ悠久の流れをひしひしと感じるのでしょうか、とにかく素晴らしい体験ができました。
図録で見たり、誰かから聞いたりするより、自分の目で見て、体験することが本当に素晴らしいと感じました。驚きの展示です。それを朝一番の貸し切り状態で10分ほど過ごせたのはラッキーでした。すぐに他のお客さんが来てしまいましたが…

茶室見学の予約は11時なので、少し休憩。


美術館内のカフェで一服。抹茶アイス最中。(600円)
叔母はこれに竹筒を模した容器に入った水ようかん付き。(850円)
高を括っていたのですが、非常にレベルが高いお味で驚きました。
ほうじ茶の熱さと同じ位に驚きました。

お茶室へはインフォメーションで集合してから移動。1時間ごとの見学はそれぞれ10名までなので、じっくり説明が聞けます。今回は女性8人と男性1人の4グループの構成。「見学の空きあります」と入り口にもインフォメーションの所にもあったので、予約が立て込んでいないときには、フリーでも見学できる幸運もあるそうです。(けど、場所が場所ですから、行くなら絶対お茶室は見た方がいいですので、幸運に賭けることなく予約がお薦めです。)

担当の方は丁寧な説明をしてくださり、見学者からの質問にも細かく答えてくだいました。「敷居が高いわ」とか、「お茶の世界など知らないし」とか思う方でも、少しでも興味のある方ならきっと楽しめる空間だと思います。

水に面した茶室は、もう本当に感動としかいいようがないのですが、今回は葦と蒲の緑が茶室に映り込んできて美しかったのです。秋にはその緑が黄葉し、夕方には金色に輝くそうです。今『方丈記』を読んでいて、鴨長明さんが四季折々、自然の風物に心を動かし、すべて極楽往生への思いにつなげていったことを知りました。まだ秋の茶室は見ていなくて想像なのですが、私も同感しました。冬の雪景色も格別でしょうね。何度も行きたいお茶室です。


お茶を飲んだときに予約をしておいたランチ。(1200円)

すべてが美味しく、これも想像以上でした。美術館併設のカフェで、この値段で、このような食事ができるとは! レベルの高さに脱帽、感動です。
細かな感想は、エビが苦手な私が美味しいと思ったエビ。湯葉のお吸い物も上品で美味。オクラの新しい食べ方を紹介され、目からウロコ。アサリのしぐれ煮が、薄色なのに、しっかり味がしみていて、白いご飯が欲しくなってしまいます。ご飯はサイコロ状に切りそろえられたサツマイモご飯。で、やはりお茶は飛び上がるほど熱かった…

もっと近いor便利な場所にあれば… とも思うのですが、この土地だからこそ、なのでしょう。不便を承知でも、訪れたいと思える場所は貴重です。
 
帰りは東海道線JR守山駅へのバス(450円)で30分ほど揺られて帰りました。

京都の旅は(この美術館は滋賀ですが)始まったばかり…