ハラグロアケビ

美味しいもの備忘録

涼しやかな平安神宮

2010年06月30日 | 旅行
美術館が開館する前に、お参りをすることに。

平安神宮。門です。遠くで見にくいでしょうが、正面に輪があります。勿論くぐって入りました。




大極殿へお参りした後、神苑(入場料600円)へ。

雨上がりの朝、ということで、蒸し暑くなりかけた路上とは違い、静謐な空気。



入ってすぐには、時期ならば美しいだろうけど、人も多いだろうな、と感じるしだれ桜が。見事だろうな、と想像するだけでは悲しいので、いくら人が多かろうが、いずれ参ります。


今の時期は蓮が見頃でした。黄色・白・ピンク・えんじ色など、とりどりの花が池に浮かんでいて、美しかったです。



結婚式の方がいたらしく、池に向かって記念撮影? をしてらっしゃいました。

修学旅行で来たことがあるか無いかの場所なので、意外な盲点に感動でした。素晴らしいお庭を拝見しました。

次は近代美術館…

ホテルフジタ

2010年06月29日 | 旅行
京都の宿は、鴨川沿いのホテルフジタ。
松坂屋友の会プランで宿泊。
夜は別館『夷川邸』内のステーキ割烹近江のディナー。
大満足の内容はまた別に。

昨年の京都旅行でもお世話になったのですが、その時は3人和室素泊まりプランだったので、感動はあまりありませんでした。車で行ったので、駐車が楽だ、という好印象のみで、部屋は水回りが残念な印象でした。お風呂が正方形でタイルが冷たく、5月末なのに寒かったのです。

今回は2人で洋室、2食付きでした。不安だった水回りも、ユニットではあるものの、シャワーカーテンならぬシャワーウィンドウがありまして、足も完全に伸ばせる大きな浴槽で満足できました。

朝食は和洋食のバイキング。
最近ホテルの朝食に飽きが来ていましたが、ここは満足。



1品ずつが美味しいし、補充もすぐにしてくださいます。

写真+「水菜と揚げの炊いたん」と「だいこんおろし山菜和え」を追加し、グレープフルーツジュースとオーガニックのコーヒーをいただきました。一番のお気に入りはフレンチトーストです。2つも取ってしまいました。本音はもっと… だったのですが、自制心が働きました。

設定料金は2300円くらいだったので、飛び込みで食べるには「むぅ…」ですが、宿泊プランに入っているとしたら、お得だと思います。京都のモーニングに出かけるのも楽しいでしょうが、ホテルで簡単にハイレベルな朝食に出会えるのも嬉しいですな。

昨年は近所の「志津屋」さんのパンを買い込んで、鴨川を散策した後、部屋で食べました。
今回は8時半頃チェックアウト。
プランに組まれている、黒毛和牛A5ランクの肉のしぐれ煮をいただけました。

次の目的は、国立近代美術館(昨日知り合いに今日までの招待券をいただけたのです)で、稲垣仲静&稲垣稔次郎兄弟展を鑑賞。

徒歩で移動。雨が降って無くて、本当に助かります。

また、泊めてくださいな。

だしが絶妙

2010年06月29日 | グルメ
稲垣仲静&稲垣稔次郎の兄弟展を鑑賞。
二人の天才に拍手拍手の時間でした。

目を喜ばせた後は、勿論オクチ… 腹に通じる口です。
叔母の行きつけのお店へ。

ちょっとぼけていますが、




「京菜屋」さんでお昼ご飯。
私は賀茂ナスの茶そば(温)1000円?
叔母は生湯葉うどん(温)1300円?

外は熱いのですが、冷たい食べ物が苦手な我らは、勿論温かい麺を頼みました。
季節ものは冷製のみのもので、定番は温・冷どちらもできるものがありました。
ミニうどんとミニご飯もので、定食風になさっている奥様がいたので、焦ってオーダーして少し後悔…
赤いおうどんが1本入るとのことで、願い事をしながら結んで、食すということです。
うどんだからうどんにだけかな? と思っていたら、茶そばの中にも赤いうどんが入っていました。



定食にしなくて後悔していた数分前の自分を、慰めるどころか、大いにたたえる瞬間です。
ナスが美味しい。美味しい。甘い。良い出汁でしっかり煮含められています。
感動の味です。お出汁もたっぷりあって、猫舌な私は泣きそうになりながらも、しっかり味わいながら叔母の湯葉もいただいてみたり…

胡麻豆腐も浮かんでいて、満足できる一椀でした。


帰ってきてから調べてみると、有名なお料理屋さんの姉妹店だとか。
いろいろな評価はありますが、狭い店内であの客数を捌くにしては、素晴らしいと思います。体を健康にして、冷たい麺も食べられるようになりたいです。


京菜家
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1000円バーガー 満足 

2010年06月29日 | グルメ
平安神宮&国立近代美術館を鑑賞し、お昼を食べた後、三条御池までブラブラ~ 能登中に発見!


何事ですか?
お肉屋さん?
お弁当屋さん?
バーガーショップ?



また戻ってこられるかな~? と思いつつ、ショッピングへ。
大好きなseisuke88で買い物し、仕事着にもなりそうなお洋服を購入し、贅沢にメロンを使ったケーキ(500円)とシンプルなプリン(200円)を紅茶で堪能した後の2、3時間後に戻ってこれました。

おしゃれな横長の紙袋に入れてくださいました。


ミニバーガーは割高だけれど、出先で食すのならそれが良いのか、と、車中でビッグバーガーと格闘している際に気付きました。3つで1200円なのですもの、ちょっとひるんでしまったのです。が、味見後なので、どのメニューも外れはないのでは? と期待しています。旅先ですから、少し気を大きく持って、普段手にしないものにもどんどんトライしたいですね! 次はミニバーガーとお弁当に心がひかれています。

注文をすると、その場でつくり出していました。少し時間はかかります。
佃煮もその場で瓶詰めしてくれました。

2時間後、帰りの新幹線の中で。

おしゃれな紙包み。
を開けると、ホイルに包まれた…

ビッグなバーガー登場。


とてもかぶりつけない大きさ。
上下に分けて攻略…


少し汚いですが、食べかけの状態も撮影。
とりあえず大きいです。
でも、大味ではなく、とても洗練されています。
冷めてもモチロン美味しかったのですが、アツアツならより美味しかっただろうな~
エシャレット?がマヨネーズに和えられていて、良い食感&風味を演出していました。

グループが色々とあるそうなので、また京都に行く際にはチェック対象のお店です。


WHAT'S BEEF
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驚きの茶室

2010年06月29日 | 旅行
昨年の春、叔母の友人から教えていただいたお茶室のある美術館。
佐川美術館(飛脚便で有名な佐川急便の美術館)内にある、当代の樂吉左右衛門さんが建てたお茶室です。茶室見学には事前に予約が必要とのことで、昨年の京都旅行では断念しましたが、今回は準備を整えて参りました。

土曜日に早朝のこだまで京都へ。8時には京都駅にいるという不思議を味わいました。今回は1泊ですが、終電で帰っても京都を満喫できるかもしれません。JR湖西線で堅田駅まで。バス(片道350円)が50分後にしかないので、タクシーに交渉。1500円で行ってくれるということなので、即決。9時少し前に到着。が、美術館自体が9時30分開館のため、30分以上待たなくてはならないことに。ほとんど雨は降っていなかったので、周囲をお散歩しながら過ごしました。 


まだ入れないので、柵の手前から、建物を映しました。


正面に見えるのが、憧れのお茶室です。
池の中に浮いている感じです。
周りの葦&蒲の緑が何とも美しいです。

開館を待つお仲間が何人もいて、のどかなところにある美術館ですが、すごい集客なのだろうな、と感じました。


一番目に入館し、樂吉左右衛門館へ直行。

いろいろな展示を見る機会があるのですが、ここの展示にはただただ驚きです。
贅沢。至福。感動。語彙が貧困なのですが、時間の流れを感じない、いや、むしろ悠久の流れをひしひしと感じるのでしょうか、とにかく素晴らしい体験ができました。
図録で見たり、誰かから聞いたりするより、自分の目で見て、体験することが本当に素晴らしいと感じました。驚きの展示です。それを朝一番の貸し切り状態で10分ほど過ごせたのはラッキーでした。すぐに他のお客さんが来てしまいましたが…

茶室見学の予約は11時なので、少し休憩。


美術館内のカフェで一服。抹茶アイス最中。(600円)
叔母はこれに竹筒を模した容器に入った水ようかん付き。(850円)
高を括っていたのですが、非常にレベルが高いお味で驚きました。
ほうじ茶の熱さと同じ位に驚きました。

お茶室へはインフォメーションで集合してから移動。1時間ごとの見学はそれぞれ10名までなので、じっくり説明が聞けます。今回は女性8人と男性1人の4グループの構成。「見学の空きあります」と入り口にもインフォメーションの所にもあったので、予約が立て込んでいないときには、フリーでも見学できる幸運もあるそうです。(けど、場所が場所ですから、行くなら絶対お茶室は見た方がいいですので、幸運に賭けることなく予約がお薦めです。)

担当の方は丁寧な説明をしてくださり、見学者からの質問にも細かく答えてくだいました。「敷居が高いわ」とか、「お茶の世界など知らないし」とか思う方でも、少しでも興味のある方ならきっと楽しめる空間だと思います。

水に面した茶室は、もう本当に感動としかいいようがないのですが、今回は葦と蒲の緑が茶室に映り込んできて美しかったのです。秋にはその緑が黄葉し、夕方には金色に輝くそうです。今『方丈記』を読んでいて、鴨長明さんが四季折々、自然の風物に心を動かし、すべて極楽往生への思いにつなげていったことを知りました。まだ秋の茶室は見ていなくて想像なのですが、私も同感しました。冬の雪景色も格別でしょうね。何度も行きたいお茶室です。


お茶を飲んだときに予約をしておいたランチ。(1200円)

すべてが美味しく、これも想像以上でした。美術館併設のカフェで、この値段で、このような食事ができるとは! レベルの高さに脱帽、感動です。
細かな感想は、エビが苦手な私が美味しいと思ったエビ。湯葉のお吸い物も上品で美味。オクラの新しい食べ方を紹介され、目からウロコ。アサリのしぐれ煮が、薄色なのに、しっかり味がしみていて、白いご飯が欲しくなってしまいます。ご飯はサイコロ状に切りそろえられたサツマイモご飯。で、やはりお茶は飛び上がるほど熱かった…

もっと近いor便利な場所にあれば… とも思うのですが、この土地だからこそ、なのでしょう。不便を承知でも、訪れたいと思える場所は貴重です。
 
帰りは東海道線JR守山駅へのバス(450円)で30分ほど揺られて帰りました。

京都の旅は(この美術館は滋賀ですが)始まったばかり…