サックス奏者 中村健佐のブログです

サックス奏者 中村健佐のブログです。日々の活動やその他、徒然なるままに書いていこうと思います。

電気料金値上げというが

2011年05月04日 11時52分24秒 | Weblog
「電気代を値上げできるように法改正する」と早速に発表している。
5兆円にのぼると言われる損害賠償に対応するため。

まずこの人災の当事者たちでどんどん話を進めているのはいかがなものか?と憤りを感じる。

原発の存在や、安全性の問題、今後の在り方を言う人は多いが、「そもそもすぐに冷やしていればこんな悲劇にはならなかったのでは?」に尽きると思っている。地震にも津波にも原子炉建屋そのものは破壊されなかったのだから。
ようは、アメリカがホウ酸冷却剤を至急送るというのを断り、海水注入すらの決断も遅れ、その結果相次ぐ水素爆発を招いた。
この初期の対応遅れが全てのはずなのに、そこの話題はどこかでぼかされている気がする。

どんな企業でも資産をパーにするのは嫌なものだ、東電も「廃炉前提でホウ酸で冷やすなんて。。。弊社でなんとかします」って言うでしょうね。
しかし、ことの重大さを理解している賢明で且つ決断のできる国のリーダーであったら、相次ぐ専門家や他国の「すぐに冷やせ、とんでもないことになる」という助言に耳を傾け、「廃炉前提でもホウ酸で冷やせ!」とか「海水であってもすぐに注入しろ!」と言っていたはずだ。
「出来るって言うからやらせたのに、どうしてくれるんだ、俺の立場はどうなるんだ!!」と怒鳴りちらしても。。。ねぇ。
現に2日以上して海水を投入し始めた・・・あそこでようやく「廃炉も覚悟の一大事だ」との認識をしたと思う。
遅かった・・・。
勉強不足だったのでしょう。

この「政治の責任」は大罪だと思っている。
その上でほいほいと電気料や税金と議題にしている状況。。。
もっともっとやるべきことと「償い」を行なってから、国民に強いる発信をしてほしい。

とは言え・・・この「賢明ではないリーダー」を選んでしまったのは国民だからなぁ。。。と考えて納得しなければならないのか?
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2 コメント

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大事なもの (三日うさぎ)
2011-05-04 19:55:08
おひさしぶりにコメントさせて頂きます。ブログずっと読ませていただいてます。中村さん、変わらずご活躍ですね。
ホントに何故アメリカの申し出を断ったのか・・それは是非聞きたいです。今回の地震の時、私は職場にいたのです。サービス業なのでお客さんの安全確保にバタバタしました。私があの時大事だったのは、迷うことなくお客様でした。それぞれの立場で、場面で、何が一番大切なのか、自分が守らなければならない物は何なのか、まず考える事は、それですよね。大事なのは人です。そんなところで迷ってしまったのかと思うと情けない。お金も会社も面子も人によっては大事かもしれないけど。大事なもの、守るもの、それだけは揺るがない人にリーダーになってもらいたいです
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Unknown (中村健佐)
2011-05-04 21:39:27
>三日うさぎさん
ありがとうございます。
仰るとおりです。
まずあの状況で真っ先に考えないといけないのは「災害を最小限にくい止める」でしょう。人命とか生活とか。。。なのに、何故?
「国会、東電本社、保安院、みんな福島に移せば良い」という意見がよく見られます。その通りだと思います。自分のすぐそばで、自分のこと・・・であったら、あの判断はしていないと思います。
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