「空母いぶき」を観てきました。
前評判もいろいろ読んで、多少は内容もわかったうえで観たわけですが、終始涙腺崩壊・・・映画館に観に行って良かったです。
思想的なもの？ハタマタあれこれを正当化するためのキャンペーン的なもの？・・・様々な憶測を誰しもが持ってしまうような題材なのですが、観ているうちに「伝えたいこと」がよくわかってきて入りこむことが出来ました。（そもそも「いぶき」が「空母」だから、あれこれと憶測が先行してしまうのでしょうけどね・・・空母でなくても良いのに・・・^_^;）
「今すぐにでも実際に起こってもおかしくない事態」に対峙した時に日本人は何を考え、何を重要視して悩むのか、そして行動するのか・・・政治家は？一般人は？・・・そしてどれだけのものを自衛隊の人達が背負うのか。。。骨子はシンゴジラ仕立てではあるものの、ゴジラよりもあまりにも現実味のある脅威を描いているからこそ、フィクションであってもそう思ってはいられないものでした。
「そんな時」に、ネットは何を騒ぎ、知った人は何を恐れ、何も知らずに日常を過ごす人も。その日常というものがどれだけ大切で、そこにどれだけの人の思いがあるのか・・・そのへんの描写も上手く描かれていて、いろいろなことを考えさせられる映画だったかもしれません。
様々な色のメガネは有ると思いますが、様々な色のメガネで観てこそ良いのかも、ですね。
私は「メガネの色を論じている映画ではない」と思えたからです。
