ほんまかいな、そーかいな、南アフリカ と ちょびっと シドニー そして日本だ!

南アフリカ(2004年)と、シドニー(2005年)での生活の近況報告です。そして日本でも(2007年から)

スキャンピーと赤貝

2005年05月23日 | オーストラリア
よく、時代劇で、町人が侍とけんかして、
”切れるもんなら切って見やがれ! 赤い血がでなけりゃ、お代はいらねぇやい!”
などと、たんかを切るシーンがあるが、たいていの生き物は、赤い血が出る。
これは、酸素を運ぶ赤血球がヘモグロビンという鉄を主成分にした物質によって出来ているために、鉄の赤い色からきている・・・と、言う事だったはず・・・。
ところが、エビとか蟹、貝の仲間は、この赤い血が出ない。 
なぜかというと、彼らの血は、銅を主成分とする物質で酸素を運んでいるからで、そのかわりに青い血が流れていると言う。
フィッシュマーケットでスキャンピーを買ってきてさばいたときに、この話を思い出した。
切ったら、青い色だったからである。 これが、血の色なのか、たまたまもっていた卵の色から来ているのかは定かでないが、
なんだか、みょうに納得してしまった。
ちなみにスキャンピーと言うのは、エビのことだ。おそらく、海性のテナガエビの事をさすと思う。(調べてみると深海性のエビでアカザエビと言うらしい)
奇しくも、たまたま、同じ時に赤貝を買っていた。
赤貝は、これと逆に、貝類にしてはめずらしく鉄が血液の主成分になっている。 そのため、赤貝の赤い色は、この血液の色から来ている。
どうしてこんなバリエーションができているんだろうか?
まったく、生き物のつくりは不思議に出来ている。

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