あさねぼう

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良寛の書

2019-07-31 18:13:07 | 日記
良寛の書は日本書道の調達点とされる
良寛はたくさんの書を残しており、多くの書跡集が刊行されています。個人の作品集としては他に例がないほどの数が刊行されており、書聖といわれた空海を凌ぐといわれる人気の高さがうかがえます。
良寛の書は、流動性があり自由な書体である草書体を使って、細く繊細で自然美のある書を書くのが特徴とされています。楷書にも優れていましたが、その細く書く独特な技法は良寛独自のもので、日本の書の最高美として高く評価されています。
良寛のかなは「秋萩帖」を手本とした
良寛のかなは、「秋萩帖(あきはぎじょう)」という書の作品を手本としていたことがよく知られています。「秋萩帖」とは平安時代の草仮名の代表的な作品です。良寛が実際に使用して手垢のついた「秋萩帖」や練習作品も現存しています。

書に対する三つの誤解が根づくことになりました。まず書を見て、「うまいかへたか」と考えること。ついで「よめるよめない」と悩むこと。そして文学を図形のように見なすことです。
「うまいかへたか」というのは、習字教育上、技能をどれだけ身につけたかという判断にすぎません。書はそのような教育の先につくられる複雑な表現であって「うまいへた」で評価できるようなものではありません。また、近年は、毛筆で字を書けばそれが書だと考える人が多いようですが、そんなにやさしいものでもありません。ついで、書を目にすると、つい「何と書かれているか」と読み下そうとします。むろん当然のことですが、しかし、書は「何と書かれているか」ではなく、「どのように書かれているか」の表現です。
 

☆ 書には関心があるが、三つの誤解があるというのは、納得がいった。(つかさ)

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