ここのところはホームページ「ストラバイトSOS」と重複するので気が引けるのですが、ブログしか読まない飼い主さんのためを思い、あえて焼き直しておきます。
ストラバイト関連のブログをザッと通覧したところ、キラキラ(肉眼可視大のストラバイト)について若干でも記述があったものは、僅かにストラバイト3/129件、ストルバイト1/135件、ストロバイト1/13件、計5/277件にすぎませんでした(2008/09/28現在)。
現今、こんなにもストラバイトの被害や対策などが騒がれているというのに、最重要事のキラキラについて飼い主さんたちの注意を喚起しなかったのは、獣医学会や獣医師会などの怠慢に他ならず、たいへん恥ずかしいことだと思っております。
300件近くのブログを見ながら嫌になるほど目についたのは、相変わらずオカシな診療が横行しているらしいことです。でも、何卒、動物病院の獣医師たちを責めないでやってください。これも、ストラバイトなんていうコトバが生まれてから、まだたったの20余年。獣医学者も臨床獣医師たちも事態に対処し切れず、不慣れで未熟なるが故の混沌・混迷に他なりません。たいへん申し訳ないことです。
なにしろ縄文時代よりもっと昔、数万年前から続いていたであろう当り前のこと(犬は屋外で放し飼い、猫は家の内外へ往来自由))を禁じ、室内に犬や猫を閉じ込めてしまったんです。こんな不自然極まる不健康な飼い方が犬や猫に適応するはずがありません。ストラバイトによる尿閉や膀胱結石、尿毒症などの多発こそ、それが間違いであることを如実に示しております。(続)
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