ストラバイトSOS!

愛犬・愛猫の尿の中にキラキラ光る粒々(ストラバイト)が見えたらSOSです。尿のpHチェックに特許pHスティックをどうぞ!

53 三好基晴先生に質問

2007年02月13日 21時48分09秒 | 根拠なき体質説

 医学博士三好基晴先生(ホスメック・クリニック院長、藤沢市亀井野)の高著『ウソが9割健康TV(やっぱり「あるある」はウソだった)』(リヨン社発行、二見書房発売)を興味深く拝読させていただきました。その中でオヤッといぶかしく思われる部分がありましたので、ぶしつけながら素朴な質問をさせていただく次第でございます。
 第3章第4項「疑問だらけの『アルカリ性食品』」(p104~111)の「測定方法にトリックあり!」というご
指摘に、いささか不備が感じられてなりません。すなわち、私が貧乏な獣医学生だった40数年前、アルバイトの労賃を貯めて、やっと『内科診療の実際』(南山堂、第63版、昭和38年発行)を購入しました。その第14章
「酸性食とアルカリ食(塩基食)療法」(p1468)の冒頭に、「酸、塩基食の決定に二法がある
①食品を完全燃焼して得た灰分の水溶液の酸性なりや、アルカリ性元素(ナトリウム、カルシウム、マグネ
シウム)なりやに依る
②摂食後に、血液のアルカリ度を低下するは酸性食である。高上するはアルカリ食である。之は尿の反応を
検して大略の推測をする」と記載されております。
 しかるに上記2法のうち、三好先生は①だけを取り上げられ、「科学的に根拠のない健康トリックなので、
そのカラクリを説く」とされておられるのですが、②に言及されなかったのは片手落ちではないでしょうか?
 ②の方法では、血液のpH測定データが提示されてなく、血液pHと尿pHの相関性についても証拠が示されて
いないようです。それ故、三好先生はじめ現今の医師たちに無視されましても当然至極かもしれません。
 しかしながら、食後数時間以内に著しく尿pHのアップ・ダウンに影響する食品が実在することは間違いあり
ません。したがって、血液pHはいざしらず、少なくとも尿pHをアップする効果のある食品を「アルカリ性食
品」と呼び、尿pHを酸性化する食品を「酸性食品」と呼ぶことは許されて良いのではないでしょうか?
 このような私見をもっておりますので、三好先生のご高著に書かれている「疑問だらけのアルカリ性食品」とい
う部分は非常に困ります。ご高著がヒットし改訂版を出されるときは、何卒ご修正もしくは削除をご検討いた
だきたく、伏してお願い申し上げます。
 なお、もしも幸いにして、三好先生ご自身で尿pHに及ぼす食品の効果を実験していただけますなら、ぜひと
も私の発明した簡単便利な特許pHスティックをご利用いただきたく願い上げま
す。敬具
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技術士・獣医師・農学博士 Dr.中島健次
特許pHスティック
http://www4.ocn.ne.jp/~ken2/
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拙著『出てますか?弱酸性尿』、ご参考にどうぞ!