田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

沖端水天宮の祭りへ行く

2017年05月12日 | 柳川

 各地の水天宮では5月5日を中心に春大祭が行われます。柳川の沖端水天宮でもお祭りがあったので初日に行って来ました。

 沖の端に来ると露店が並んでいて、祭りの雰囲気がしてきました。 今にも雨が落ちてきそうな天気でしたが、何とかもったようです。

  水天宮前の掘割には船舞台が浮かび、子ども達がお囃子を演奏しています。笛、太鼓に三味線です。

  船舞台は6艘の小舟の上に、杉を切り込んだ柱や梁などを釘を使わずに組み立てられています。沖端水天宮には水天宮、稲荷社、祇園社が合祀されており、地元では水天宮さんと呼んでいます。その由来から船舞台を「三神丸」といいます。 

 子ども達のお囃子が休憩に入ったので、水天宮前の掘割を一周することにしました。400メートルほどの短い距離です。

 お堀端に縁日の屋台が並び、いつもとは違う光景です。ゴールデンウイークでもあり、観光客と祭り見物客とで賑わっています。今日の川下り客は運が良いのかも知れません。

  

 この辺りには柳川名物の鰻料理の店が何軒かあります。昼をだいぶ過ぎたのに、どの店も行列が出来ています。 

  突き当りの白壁は旧藩主立花家の史料館です。

 祭り期間中、船舞台では昼は子どもによるお囃子が演奏されます。夜になると船舞台にあかりが灯され、お芝居やお囃子が交互に催されます。幕間には船舞台が掘割をゆっくりと移動します。水天宮大祭は三日三晩催される夜の演目が見どころです。

 私も一度は夜の祭りを見たいと思っています。柳川には親戚がおり、子供の頃から馴染み深い町です。水面に落ちる灯りを眺めながら、水郷の情緒を味わうのもいいものです。 

  沖端水天宮は小さな神社です。普段は静かですが祭りになると賑わいます。水天宮では水難除けに瓢箪型の小さなお守りが授けられます。私が子どもの時は夏に首からぶら下げていました。今はあまり見ないと思っていたら、先日、保育園に通う孫が友達がしているのを見て、自分も欲しいというので買って上げました。 

 

 

 

  

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
船舞台「三神丸」は (takezii)
2017-05-12 08:54:27
ずいぶん 手が込んだ 豪華な造りですね。
水天宮祭りの主役なんでしょうが 地元の力の入れようが分るという感じがします。
九州様からは これまでも 柳川の魅力を いろいろと紹介していただいており 一層 訪ねてみたい地になってきました。
水郷・・・、風情有りますね。 
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こんにちは (九州より)
2017-05-12 12:13:06
リタイアしてから、柳川は時々訪れるようになりました。
掘割の辺りを歩いていると、気持ちが落ち着きます。
北原白秋は「私の郷里柳河は水郷である。さうして静かな廃市の一つである。」と言っています。
今は川下り観光で賑やかになりました。

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祭り (tango)
2017-05-13 08:46:18
テレビのニュースで見ました
豪華な祭り、不在がある風景です
私もこの周りは大好きです(^_-)-☆
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tango様 (九州より)
2017-05-13 17:23:39
こんにちは。
沖端水天宮の祭りには初めて行きました。
観光のこともあるかもしれませんが、
柳川にはこういう祭りが多いです。
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