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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

核実験に抗議声明を出しませんか

2009-05-25 22:39:35 | 韓国・北朝鮮
 先週から体調が今ひとつでごろごろする日が続いています。土曜日にあった精さんの退職祝いも遂に欠席する始末です。
 そんなときに松本さんが奥多摩の帰りだといってヤマメの塩焼きを届けてくれました。病身のお母さんをときどき温泉に誘って痛みを和らげる手助けをされているのです。ぼくのことにも気をかけてくださるなどありがたくもったいないことです。

 さて、そんなぼくですが今日は一気に現実世界に引き戻されました。北朝鮮が核実験を行ったというのです。こんどは成功したらしく、平壌放送は「強盛大国」への道を自賛しています。

 北の独裁政権がその独裁を維持するために進めている核武装が危険きわまりない冒険であり、東アジアに生きる私たちに直接的な脅威となることはいうまでもありません。
 実験が行われたのは日本海の対岸です。地下実験だからといって安心していいのでしょうか。実験がこの地域の生態系に及ぼす影響は? 実験場で働かされた人々はどうなっているのでしょうか。北朝鮮の社会の最底辺に落とし込まれた日系人や在日帰国者の運命も気がかりです。

 ぼくは非戦・非核を願う市民の一人として「北」の核実験・核武装をどんなことがあっても認めてはならないと思います。これを認めてしまったら私たちがこの数十年間、大事に育ててきた「私たち自身」が崩れ、壊されてしまいます。ぼくの命も輝きを失います。

 とりあえず、市民の一人として、「許さない」という声を挙げたいです。出来ることなら日本中の人々が声を挙げてほしいと思います。

 そこで友人たちにお願いです。「北朝鮮の核実験を許さない!市民声明」の原案を書いてくれませんか。いろいろな方の賛同を募って社会に私たちの声を届けましょう。コリア系の方々を含む多彩な人の声になるといいですね。

 おまえが書けといわれそうです。今ちょっと元気がないのです。それにこういうことは少しでも若い人がいいのではないかと思います。それで提案しています。


 「非常事態」と考え、今日は「妻」が特別出演させて貰います。
 北朝鮮が二度目の核実験をやったことを知って、今日は一日中眉間にしわを寄せていたなあと思っています。夕方のニュースで、広島の平和公園に座り込んだ被爆者達の様子が報道されました。じっと座り込んだ人たちの姿から、静かな怒りが伝わってきて、私もやりきれない思いでいっぱいになっています。
 かつて、中国が初めて核実験をやったとき、「原爆の図」を描いた丸木俊先生は、「核兵器にきれいなものとそうでないものの区別はありません。わたしたちはあらゆる核兵器に反対します」と言って、中国の核実験に対してきっぱりと抗議したそうです。もしも、俊先生が生きておられたら、今日のニュースをなんておっしゃるかしら。きっと、今日は朝から、来る人来る人つかまえて「黙ってちゃいけないわ。抗議声明でも何でも早く出しましょ。」そう言い続けておられたに違いありません。私は「核兵器にきれいも汚いもありません」と言い切った俊先生の心に惹かれて、今、丸木美術館で評議員やボランティアをやっています。
 丸木美術館の偉い人たちが何か声明出すのか出さないのか知りませんが、私は、ここに「北朝鮮の二度にもわたる核実験」に対する満腔の怒りを表明しておきます。
 核兵器の保有と核実験は、人類はおろか、全ての生きとし生けるもの、いいえ、この地球そのものへの許し難い敵対行為です。核兵器の廃絶は、きっと実現させなくてはなりません。そのために何かしなくちゃならないんだとは思うけど、一人で、とっさに出来ることをやっておきたい、そう考えて、ブログの「間借り」をさせて貰いました。(倫)