higher ground

甘いものと政治の話

エイプリルフール???

2021-03-31 17:38:36 | 日記

今日は4月1日…エイプリルフール…だけど…

新型コロナ感染が広がるなか、政府は全国で停止中のGoToトラベルに替わる支援事業をスタートさせる。この事業、県境をまたがない「県内旅行」を独自に観光支援している自治体に対して、国が一人当たり最大7000円支援するもの。今年度のGoToトラベル予算は1兆2000億円残っているらしいが、そのうちの約3000億円が充てられると…。

感染状況が「ステージ2」以下の自治体が対象だが、現状では47都道府県の7割近くで支援を受けることができる。緊急事態宣言解除後、宮城、大阪、兵庫、東京などではふたたび感染者数が増加し、第4波の兆しがある。に加えて変異株も増え続けている。

このタイミングで、いくら県内移動とはいえ「旅行支援」はおかしいだろ?

オリンピックやGO Toだったらなんでもありですか?

オリンピックを開催したいんだったら、きちんと保障をしたうえで強い規制をかけ、その間にワクチン接種をすすめリバウンドのない状況にするべき。Go Toをやるなら、観光業に対していまの状況を耐えられるだけの直接的な支援をし、感染に歯止めがかかったときに、みんなが旅行を楽しめるようにすればいい。

やるべき順序がおかしい。

大阪、兵庫、宮城には5日より「まん延防止等重点措置」が適用されることが決まった。飲食店への時短要請やアクリル板などの設置、カラオケ設備の利用自粛が求められる。しかし目新しい対策は見受けられない。2度目の緊急事態宣言がでたときも書いたけど、やるのなら徹底した対策と保障が必要。ワクチン接種がある程度すすみリバウンドの可能性が低い状態にするまで期間もとる必要もある。それがないものはいくらやっても同じ繰り返しになるだけ。そんなものは誰でもわかることだ。

今日はエイプリルフールだけど、誰も嘘だとは言ってくれない…日本の現実…

 


一瞬にして…

2021-03-30 17:18:02 | 日記

 世界の動きの中で、ずーと気になっていることがある。それは2月1日に起きたミャンマーの軍事クーデターだ。

 ミャンマー(旧ビルマ)はアウン・サン・スー・チーさんの父の故アウン・サン将軍のもと、1948年にイギリスの植民地から独立をする。当初は民主制だったが、1962年に国軍が軍事クーデターで政権を掌握。1988年に民主化運動が発展すると、スー・チーさんを中心に国民民主連盟(NLD)が結成された。1990年の総選挙でNLDは圧勝。しかし軍はそれを認めず、民主化運動を弾圧し、スー・チーさんは15年間にわたり自宅軟禁された。これに対して国際社会は経済制裁を強め一致して圧力をかけた。その結果、軍事政権は憲法制定(国会議席の4分の1を国軍が握る)を経て2010年に20年ぶりの総選挙を実施。スー・チーさんを排除した状態で行われた総選挙は軍政の承継政党が圧勝するが、テイン・セイン政権は民主化改革を進め、2015年の総選挙ではNLDが圧勝し、スー・チーさんは国家顧問兼外相として事実上の国家トップに就き、2020年の総選挙でもNLDは圧勝している。

この民主化に向けた統治を一瞬にして終わらせたのが今回の軍事クーデターだ。

2月1日のクーデター以降、弾圧による死者は500人以上に上っている。

国軍記念日の3月27日には記念式典などがあり、軍部は前夜、国営放送を通じて「これまでの無残な死者の悲劇から、自分も頭や背中を撃たれる危険があると学ぶべきだ」と話し、ミンアウンフライン総司令官は国軍記念日のテレビ演説で、NLDの党首アウンサンスーチー氏による「違法行為」があったため、国軍が政権を掌握する必要があったと強調している。首都ネピドーで開かれた軍事パレードには、ロシアのアレクサンドル・フォーミン防衛次官が出席。中国やヴェトナム、タイからも代表が参加したという。

今回の事態を受け、アメリカはミャンマーとの貿易と投資の協定を停止するなど制裁を開始。イギリス、EU(欧州連合)も、ミャンマー国軍に対し制裁を科している。

これに対してミャンマー軍と親密な関係にあるのがロシアだ。ロシアはミャンマー軍に、軍事訓練のほか、武器も提供している…。

日本はどうだろうか…ミャンマーでは日本が参加している都市開発があり、国軍に利益が流入している可能性も指摘されている。にも関わらず、対ミャンマー制裁に政府は慎重な姿勢を崩していない…。

いまもミャンマーでは市民に対する弾圧…いや虐殺が続いている…政府は国軍に直接的でも間接的でも支援がまわっていないか…きちんと洗い出し、国際社会と連携して国軍に対して圧力をかけていく必要がある。

企業の間でも動きがでてきている。キリンホールディングがミャンマー国軍の市民への弾圧に対して、「当社のビジネス規範や人権方針に根底から反する」として、国軍系企業との提携を解消している。

自由と民主主義を手に入れるためには、小さな一歩を積み重ねていくしかない。しかしそれが崩れ去るのは一瞬だ。

それをきちんと噛みしめておかなければ、いつかは自分のもとへ降りかかることになる。

まずは「暴力」をとめることだ。

 

 


聖火リレーというよりスポンサーリレー

2021-03-29 03:06:33 | 日記

コロナの感染者が増加傾向にあるなか…聖火リレーがスタートした…

しかし…

聖火リレーというよりは『スポンサーリレー』という様相のよう…

先頭をきって現れたのはランナーではなく大音量の音楽を響かせた『コカ・コーラ』の大型トラック(コンボイと呼ばれる宣伝用の改造車だとか…)。スポンサーリレーは続き…『トヨタ自動車』、『日本生命』、『NTT』…

 (写真は東京新聞より)

コンボイでは、DJが大音量の音楽をかけながら大声でしゃべる…現地では「うるさい」との声があるようだ。

スポンサーの車列、警察車両の30台ほどが過ぎたころに、ようやくランナー…

だそうで…

 (写真は東京新聞)

テレビでは聖火リレーをみて「感動した」といった言葉が大々的に報道されている。ボクとしてはその気持ちはまったくわからないが…でも家族や知り合い、著名人がランナーとして走っていたり、オリンピック・パラリンピックを待ち遠しく楽しみにしている人たちにとっては「感動する」ことなんだろーなと思う。

そこは理解できる。

しかしこのコロナ渦のなかで、スポンサー車両が大音量で音楽を流し、大声をだし、観覧者を煽るというのは

まったく理解できない。

これが組織委員会が言うところの「復興五輪のレガシー」なのだろうか…「コロナ感染者が増え続けている」「第4波の兆し」というニュースの後の「聖火リレー」は違和感しかない…

聖火リレーならぬスポンサーリレーは、近年、「商業主義」「スポンサーファースト」と揶揄されるオリンピックのまさにレガシーだ…

このレガシーに…アメリカ国内で東京五輪・パラリンピックの放送権を持つ米放送局NBC「新型コロナウイルスの恐怖がある中、東京五輪の聖火リレーが始まったが、これは廃止するべきだ」との記事を掲載した。「聖火リレーのスタート地点である福島県は東日本大震災で地震、津波に襲われ、原発事故が起きた場所だ。これは儀式の偽善、危害、不条理を浮き彫りにしているだけでなく、日本が五輪全体を進める上での問題を象徴している」「聖火リレーが新型コロナウイルスの流行を悪化させる可能性がある。日本ではワクチン接種が進んでおらず、五輪が始まるときにワクチン接種が済んでいることはない。五輪の主催者は外国人の観客は日本に入国させないと発表したが、何千人ものアスリート、コーチ、ジャーナリストが入国すると予想されているのに、ワクチン接種を受ける義務はないと言っている」と問題提起している。

NBCは立派なオリンピックのスポンサーだが、きちんと批判もするジャーナリズムもある。しかし日本の報道機関はどうだろうか…

東京オリンピック・パラリンピックは「日本の闇」が映し出されているように思う。 


甘いものは別腹で ~え?イタメって言わないの?編~

2021-03-26 17:40:28 | スイーツ

昨日は、仕事帰りに相方と花見…

空模様はよくなかったけど、桜はほぼ満開かな?

んで、ちょっと飲んで

締めは近所の「デニーズ」で、パフェ♪ここのデニーズ、いつもあんま混んでなくて、なんか落ち着くんだよねw

  今回は「あまおうのザ・サンデー」(自分)と「いちごのゼリー仕立て」(相方)を食しました。

メニューのシルエットからすると、実物はちょっとブサイクだったかな…。しかし、苺がめちゃうまし!…まあ、そこは、あまおうだからw当たり前w苺のシャーベットもおいしかったな。でももう少し…さっぱり…しててほしかったかな…苺がうまいだけに!

 …あーそうそう、今日、事務所の現場担当の女子にメールを誤送信してしまって、「イタメじゃないよ。」と送ったら「イタメって…世代を感じますねw」と言われたんだけど…いま「いたずらメール…って、イタメって言わないの?」

ちょっと…歳を感じた1日でした…

 


カオスdeカルトな自民党

2021-03-21 16:45:03 | 日記

今日はちょっとめんどくさい話になるかもですが、お付き合いください。

なんか自民党が党大会を開いたそうで…総選挙を睨んでだそうで…いま…そこなの?って感じですが…

えー

昔(ボクが子どもの頃)の自民党は、党の中にもハト派(穏健派とも呼ばれ平和主義的な政治姿勢)とタカ派(強硬派とも呼ばれ武力行使容認的な政治姿勢)がいて、意見をたたかわせてバランスがとれていたような気がする(いま思うと)。ところがここ最近の自民党(安倍一次政権のころから)は、それがなくなり一方通行の…というか…「カオス」な「カルト」な集団になりつつあるように思う。

その原因がわかるのが菅内閣や大臣たちが関わっているカルト的な団体…です…

『統一教会』って覚えてますかね?

その『統一教会』(現・世界平和統一家庭連合)のイベントとの関わりや会費支払い、政治献金などの金銭のやり取りがあった大臣がこの内閣にはたくさんいます。菅首相を筆頭に、麻生副首相、武田総務相、萩生田文科相、岸防衛相、加藤官房長官、平沢復興相、小此木国家公安委員長、平井デジタル改革相…。

『統一教会』(現・世界平和統一家庭連合)は、韓国で生まれ1960年代に日本に上陸した教団。 80年代には高額な宗教グッズを売りつける「霊感商法」が社会問題化し、90年代にかけてピーク時には年間100億円を超える被害相談が寄せられました。現在でも年間数千万円から1億円近い相談が寄せられているようです。 大学構内や周辺、繁華街の路上、戸別訪問などで、統一教会であることを隠して勧誘する「偽装勧誘」も問題視されているカルト教団ですが…。こんなに政権のなかに絡んでいる大臣がいるというカオス…。

この『統一教会』と関わりのある萩生田文科相は『幸福の科学』とも関わりがあるようで、学問に携わる大臣が、こんなカルト宗教寄りでいいのか???と思ってしまう…この方は神政連にも所属。

神政連とは神道政治連盟のことで、神道精神を国政の基礎にと活動している全国8万社近い神社を包括する神社本庁を母体とする政治団体です。神道とは神話や祖霊(祖先の霊魂)を崇拝する民族宗教のこと。神話とはフィクションですからね…それを崇拝してしまうというのはちょっと恐い…。

そして安倍政権のときから大きな影響力をもっているのが『日本会議』という組織。日本会議にはいくつもの宗教団体が加入し、とくに団体の中心人物たちは「生長の家」という新興宗教の元信者。生長の家の初代教祖である谷口雅治氏は戦前、戦中は国家主義(物事を考え行動するとき、国家を優位におき国家を中心とする)・全体主義(政府に反対あうる政党の存在を認めない。個人が政府に異を唱えることを禁ずる)・皇国史観(天皇による国家統治を日本の歴史の特色とする考え方。「古事記」や「日本書記」の神話部分も歴史的事実とする)を支持し、教団を挙げて戦争に協力。戦後は「本当の日本は戦争に敗れていない」「日本国憲法はGHQに押し付けられたものなので破棄し、大日本帝国憲法を復元しなければならない」と主張。日本会議の主張というのは…ほぼほぼこのままです。

自民党は憲法改正草案をだしていますが、天皇を元首とし、先進国の憲法なら必ずある立憲主義、民主主義、国民主権、基本的人権というものが薄められています。そもそも憲法というのは「国民」が守るべきものではなく「国家」が守るべきものですが、自民党の改正草案では、国民の「義務」が30以上も記載され国民が守るものとその形を変えています。

この日本会議(簡単に言えば日本最大の右翼団体)所属の大臣は、麻生副首相、武田総務相、萩生田文部相、田村厚労相、野上農水相、梶山経産相、岸防衛相、加藤官房長官、平沢復興相、坂本一億総活躍相、西村経済再生相…とこちらもずらりと顔をそろえています。

ちなみにオリンピック組織委員会会長になった橋本聖子さんも日本会議に所属。

この他にも、親学(子どもが発達障害になるのは親の教育が悪いとする組織)世界救世教(教主が医師でもないのに治療行為を行ったことで2度逮捕されている)など…ちょっとカルト的な宗教に関わりのある方が多数…。

何を信じるかはもちろん個人の自由ですから構わないですが…

さすがに政権党内部にこれだけとなると…日本大丈夫か?…みたいなね…