higher ground

甘いものと政治の話

美徳ってなんでしょーね…

2022-04-29 07:50:08 | 政治

ロシアのウクライナ侵攻がはじまって2か月。停戦の見込みはいまだにたっていない。

ロシアがクリミア併合をしたとき、国際社会はロシアへの経済制裁を強化したが、安倍元首相はラブロフ外相を日本に招き豪華なパーティーを開き、3000億円の支援を打ち出し、EU諸国から「日本はロシアへ戦費を援助している」と批判された。これを反省するなら、日本政府はロシアをただ批判するだけでなく、プーチン大統領に停戦に向けて直接呼びかけることをきちんとしていくべき。それが外交だ。金を上納するのが外交ではない。

ウクライナへ向け国際社会は様々な形で支援を行っているが、先日、ウクライナ外務省は感謝を表すビデオを発表した。これに文句をつけたのが、自民党議員の面々だ…。

自民党部会で問題になったって…「感謝されてないぞ!」「どうなっているんだ?」とでも言ったのだろうか…恥ずかしい。なんていうか、ある意味、日本外交のなれの果てというやつでしょうかね。「金バラまいてるんだから感謝しろ」的なね。

普段「日本人の美徳」とか「美しい国」とか言っている人たちですからね。

これが。

情けないわ。

ちなみにこのビデオはそもそも「軍事面での援助」に関するものだそうです。

恥ずかしいわ。

 

 


国民は支援できない岸田首相

2022-04-23 17:28:05 | 政治

2021年10月13日…アフガンに支援金200億円。

2021年11月2日…発展途上国に1兆円支援。

2021年12月7日…発展途上国に3年で3000億円支援。

2022年2月15日…ウクライナに100億円支援。

2022年4月8日…発展途上国にワクチン供給500億円。

2022年4月10日…ウクライナに300億円支援。

コロナ渦のなかで世界56か国で行われている消費税(付加価値税)の減税…

岸田首相「考えてない」

それどころか…6月の参議院選挙後は…

消費税増税???

国民の生活はそっちのけ

岸田首相と仲間たちでした。


「日本人に憲法9条はもったいない」か…

2022-04-18 09:00:04 | 政治

とある方のSNSをみていたらこんな言葉がでてきた

「日本人に憲法9条はもったいない」…

…なるほど…と思ってしまった。

日本国憲法9条

①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない、国の交戦権は、これを認めない。

9条で重要なことは、国が行う戦争と武力の行使は、国際紛争を解決する手段として用いてはならないとしていることだ。

よく、憲法9条は「侵略を防げないとか」「平和ボケとか」「お花畑だ」とか言われる。

しかし…島国の日本、資源の少ない日本…さらに言えば食料自給率の低い日本。そんな国が戦争になれば、その結果は目に見えてるというものだ。武力を行使する道を選び勝つという方がよほど「お花畑」だと思う。というか…いまの日本だったら食料が輸入できなくなったら、終わりでしょ。いや、食料だけではない、人件費の安さを求め海外に工場を置く企業が多いなか、そこも止められたら…

日本という国は、鎖国状態にしてしまえば、簡単に滅亡する。ある意味、武力を使うまでもないのではないだろうか。他国からしたら(武力を使うということは莫大な戦費がかかる。そんなことをするくらいなら、ねえ)。

それほど、足腰が弱くなっている国だという自覚を持つべきだ。

ロシアのウクライナ侵攻を受けて、北方領土問題を抱える日本でもにわかに「危ないのではないか」という声がでてきている。ニュースでも「自衛隊の特集」が組まれていたり、そんな声を受けて調子に乗った自民党は、防衛費をGDP(国民総生産)の2%にするとまで言い出した。昨年のGDPでいうと2%とは11.9兆円にのぼる。現在の防衛費は約5兆円。6兆円以上の増額を狙っているのだ。

6兆円の増額となれば、削られるのはどこかは目に見えている。社会保障、教育費…

いまの日本に必要な防衛力強化策は、食料自給率をあげることであり、自然エネルギーを活用しエネルギー自給率をあげること。すなわち自分たちで「つくる」ということではないだろうか。

いくら軍事力をあげ見栄をはったところで、中身がなければしょーもない。

ロシアの問題で言えば、日本はこれまで、経済支援という名の貢ぎものをしてロシアのご機嫌を伺うだけの外交。北方領土問題でも、「2島だけは返還を」ととんでもないことを言い出す始末…ロシアとも自分の国ともとても真摯に向き合ってきたとは言えない。

そして何より「アメリカいいなり」の外交(アメリカ主導の戦争に日本は反対したことなど一度もない。そこでも残虐行為は行われているのに)である。こんな国が信用されるだろうか。

まずそこからだろう。

憲法9条は、いまのところ理想かもしれない。これを達成するためには理念が必要だ。

理念…それが決定的に欠けている。

何の理念もない外交。強い国にすがり、金をばらまくだけの外交。

憲法9条とは、国民の努力と外交の力によって、事前に戦争を起こさせないようにすること。

国民の努力とは、政治に参加することであり、それが一番簡単にできるのが選挙だ。しかし日本の投票率は国政でも50%程度。国民は努力もせず、政治家は自分本位に沿った政治と外交をする。せっかく世界に見本になるような憲法をもっていても日本人自身がこれを達成するための努力もしない。まさに日本人に憲法9条はもったいない。

ロシアのウクライナへの侵攻は、明らかな国際法違反で許されることではない。

しかしボクは、ウクライナのゼレンスキー大統領が、軍に対しても、国民に対しても「徹底抗戦」をすることを強制し、停戦交渉の終わりも示唆していることに対して

それが正しいことだと思わない。

それはかつての日本が、国のために、天皇のために「玉砕」を国民に求めたものと変わりないと思うからだ。

ゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻後、厳戒令をだし国内最大の野党と他の10政党の活動を禁止した。国営テレビチャンネルを、ゼレンスキーが管理するプラットフォームに統合した。

昨年、ゼレンスキー大統領は、主要な政敵を逮捕しその資産を国家に押収させた。彼に批判的だったウクライナで人気のある3つのテレビ局を閉鎖した。

その結果、いまウクライナは一党独裁国家となっている。

ゼレンスキーの正義はどこにあるのだろうか?

こういうときに憲法9条をもつ日本がすべきことは、ただウクライナの情報を垂れ流すのではなく、停戦に向けてプーチン大統領にも直接呼びかけていくことではないだろうか。

憲法9条をただのお飾りにするかどうかは

私たち次第

 


えーーーーー

2022-04-15 17:31:28 | 政治

まさに

「えーーーーーー?」

となった「山本太郎 議員辞職」のニュース!!!

いろいろ書きたいことがたまってたんだけど、完全に今日はこれ!

しかし…なんだなんだ、なんかやらかしたのか?とか思ってしまったがw

そーではなかったw

結論から言うと、衆議院議員を辞職し、来る参議院議員選挙に出馬するということだった。

参議院から出馬する理由を山本太郎は記者会見で以下のように話している↓

今年の参院選が終わったあと、 最大で3年間、選挙がない状態が想定される。 
今年6月の参院選で、 現在の野党勢力が圧勝する、大勝するなどの雰囲気は一切なく、 自民公明が数を減らしすぎない程度に勝利し、 結果、野党の皮を被った維新のような事実上の与党勢力が 議席を伸ばす可能性もある。 
 
そういった状況で、3年間、国政選挙が行われない、 という空白期間があれば、政治が暴走する期間となり、 さまざまな改悪が大胆に行われる恐れがある。 消費税増税、社会保険料の値上げ、更なる不安定雇用の加速、憲法の改悪、東アジアの不安定化…
 
多数の与党及び事実上の与党勢力と、 少数の野党勢力といったパワーバランスの中で、 3年に及ぶ、政治的空白期間はこれまで以上に、 国会を、政党のあり方を変質させてしまう。 
 
この政治的空白期間に備えるためには、 永田町の空気を読まない勢力、 同調圧力に屈しない勢力を最大化する必要がある。 現在、れいわ新選組の参議院での議席は、2つ。 次期参院選でれいわの議席が1つ増えて、3議席になれば、予算委員会の獲得に近づく。テレビ入りで総理に様々な問題を直接突きつけることが出来る。
 
議席が 3つ増えて5議席になれば、 本会議での代表質問の権利が手に入り、大臣たちと直接対決できる。
議席が 8つ増えて10議席になれば、 議員運営委員会での割当があり本会議での登壇質疑も可能になり、 1人の議員が乗ってくれれば独自の法案提出もできる。 
 
獲得議席が二桁に近づくほど、与党も野党も無視できない勢力となる。 政治の空白期間において更なる生活者の破壊、中小事業者の破壊、 ひいては国の破壊が本格化する恐れがある中、 その暴走のブレーキとなり、 れいわが訴える、積極財政に少しでも現実を近づけるためにも、 自分自身の衆議院議員としての立場を捨てて、 今回の参議院選挙に挑戦する以外に道はない、と判断した。 
 
(会見内容は略です) 

まあ、要するに、れいわが勝つために(確実に議席をとっていくために)参議院選挙にでる!ということだね。ちなみに衆議院の方は山本太郎の辞職により、れいわ新選組の比例東京ブロックの くしぶち万里さんが繰り上がり、衆議院議員となる。 

衆議院議員を辞職して、参議院選挙にでるというのは、正直なところあまり賛成はできない。なぜなら、選挙で衆議院議員として信任され送りだされたわけだから。

しかしながら…会見のなかでも言っていたように、正攻法でいっても勝てない状況もある。それは小さい政党ほど不利といういまの選挙制度と社会情勢だからだ。それを考えれば、こういった「奇策」もありなのかもしれない。

何より「動く」山本太郎らしさがでている。

100%賛成はできないけど、応援はする。そんな感じかな。

ただ、やはり山本太郎が動かないといけないということは、まだまだ「れいわ」は「山本太郎」の党というところから脱却できていないんだろーなあとは思う。

まだまだこれから

でも参議院選挙がちょっと楽しくなってきたんじゃないかな

、個人的には