higher ground

甘いものと政治の話

信頼できる政党は…

2021-10-29 17:48:06 | 政治

今回の衆議院選挙…野党系に入れることはボクの中では決定している。

ただ野党の中でもどこにいれるか…悩ましい部分はある。

なぜかと言うと野党のなかで一番信用しきれていないのが、残念ながら立憲民主党だから。野党共闘もある程度は進んで、普通なら「野党第一党の立憲民主党を伸ばそう!」という気にもなるもんだが、そんな気にはどーもなれない。

いま立憲民主党の代表を務めているのは枝野さんだが、民主党政権時代、閣僚も務めていた。そう、立憲民主党のなかには、民主党出身の人が多い。しかし、なぜ民主党政権は失敗してしまったのか?その反省をきちんと導きだしている人は少ないように思える。

民主党政権は、なぜ失敗したかといったら、国民の願いに最後まで応えようとしなかったからに他ならない。アメリカの顔色をうかがい、経済界の顔色をうかがい…最後は圧力に屈した。誰のために政治をするのか?ここがブレたから民主党政権は転覆した。その反省をきちんと今回生かせるのか…というと、すごく疑問が残ってしまう。

立憲民主党は、支持組織である日本最大の労働組合「連合」の顔色をうかがい活動している。しかし連合は「たたかわない労働組合」として海外の労働組合からは揶揄されている。連合は、労働者に寄り添うのではなく、絶えず企業と権力にすり寄る組織なのだ。これでは国民のための政治などできるはずはない。

しかし、今回の選挙で希望があるのは、野党共闘の存在だ。立憲・共産・社民・れいわで、共通の政策が結べた。この点は大きいと思う。

例え今回の選挙で政権交代が実現できないとしても、この共通政策を協力しながら進めていくことができれば、与党に大きなプレッシャーを与えていくことができる。与党に真っ向から対峙できる野党が実現するのだ。

だから今回の選挙で伸ばさなくてはいけないのは、共産・社民・れいわだと思う。立憲がちょっと傾きそうになっても、この3党がある程度の力を持てば、「おいおい立憲さん、それは違うだろ」と軌道修正させることができるからだ。

ボクの中で、いま一番キテイルのは、れいわ新選組なんだけど…

れいわは、まだまだ山本太郎の党という印象が大きい。前にも書いたけど山本太郎という政治家はとても好きだし、信頼できると思う。ただ、カリスマ化しているいまの現状はあまり思わしくはないかなと。カリスマも一人の人間。間違えることだってある。その時、いまの組織がそれを議論して修正していけるかには少し疑問が残る。でも…山本太郎は国会に戻ってほしい!

今回、山本太郎は選挙区ではなく、東京ブロックの比例ででているため、千葉県民のボクはそもそも投票できない。東京のみなさん、ぜひ比例は「れいわ」でお願いします。(山本太郎と書くと無効です)

ボクの選挙区には、立憲、自民、維新、国民の候補者がでている。自民、維新は前回のブログで書いた通り問題外。国民民主は「自民に合流」するのが最終目的(週刊誌にすっぱ抜かれている)のようなので、ここは消去法で立憲の候補者を応援。

比例はどうするか…

うーーーん、やはりここは共産なんだろーか。

政策的なところでボクの考え方と違うところはあるんだけど、正直なところ日本で一番信頼できる政党は共産党だとボクは思っている。

なぜなら、政党助成金も企業団体献金も受け取っていないからだ。党費と支持者からのカンパ、機関紙など自らの力で財源をつくっている。だから利益誘導されることも、することもない。組織や経済界、アメリカの顔色をうかがいながら政策を進めることもしない。ブレずに公約実現のために動ける。

政党助成金も企業団体献金も受け取っていないのは、日本共産党だけ。だから信頼できる。

早くほかの党もこういう自前で運営できる組織にしていってほしいよね。というかさ、それがごくごく普通のことだよね。

というわけで、今回の選挙は、選挙区は立憲民主党の候補者。比例は日本共産党でいきたいと思う。

ちなみに…ですが…

立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組が結んだ共通政策はこちら↓

1 憲法に基づく政治の回復

・安保法制、特定秘密保護法、共謀罪法などの法律の違憲部分を廃止し、コロナ禍に乗じた憲法改悪に反対する。

・平和憲法の精神に基づき、総合的な安全保障の手段を追求し、アジアにおける平和の創出のためにあらゆる外交努力を行う。

・核兵器禁止条約の批准をめざし、まずは締約国会議へのオブザーバー参加に向け努力する。

・地元合意もなく、環境を破壊する沖縄辺野古での新基地建設を中止する。

2 科学的知見に基づく新型コロナウイルス対策の強化

・従来の医療費削減政策を転換し、医療・公衆衛生の整備を迅速に進める。

・医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーの待遇改善を急ぐ。

・コロナ禍による倒産、失業などの打撃を受けた人や企業を救うため、万全の財政支援を行う。

3 格差と貧困を是正する

・最低賃金の引き上げや非正規雇用・フリーランスの処遇改善により、ワーキングプアをなくす。

・誰もが人間らしい生活を送れるよう、住宅、教育、医療、保育、介護について公的支援を拡充し、子育て世代や若者への社会的投資の充実を図る。

・所得、法人、資産の税制、および社会保険料負担を見直し、消費税減税を行い、富裕層の負担を強化するなど公平な税制を実現し、また低所得層や中間層への再分配を強化する。

4 地球環境を守るエネルギー転換と地域分散型経済システムへの移行

・再生可能エネルギーの拡充により、石炭火力から脱却し、原発のない脱炭素社会を追求する。

・エネルギー転換を軸としたイノベーションと地域における新たな産業を育成する。

・自然災害から命とくらしを守る政治の実現。

・農林水産業への支援を強め、食料安全保障を確保する。

5 ジェンダー視点に基づいた自由で公平な社会の実現

・ジェンダー、人種、年齢、障がいなどによる差別を許さないために選択的夫婦別姓制度やLGBT平等法などを成立させるとともに、女性に対する性暴力根絶に向けた法整備を進める。

・ジェンダー平等をめざす視点から家族制度、雇用制度などに関する法律を見直すとともに、保育、教育、介護などの対人サービスへの公的支援を拡充する。

・政治をはじめとした意思決定の場における女性の過少代表を解消するため、議員間男女同数化(パリテ)を推進する。

6 権力の私物化を許さず、公平で透明な行政を実現する

・森友・加計問題、桜を見る会疑惑など、安倍、菅政権の下で起きた権力私物化の疑惑について、真相究明を行う。

・日本学術会議の会員を同会議の推薦通りに任命する。

・内閣人事局のあり方を見直し、公正な公務員人事を確立する。

 

 


信頼できない政党

2021-10-28 00:07:49 | 政治

衆議院議員選挙の投票日が近付いてきた。

選挙になると、どこの党もそれなりのことを公約として掲げる。じゃあ、どこで決めるか?…といったら、やはりそこは信頼できる政党(候補者)かどうかになってくる。

で、信用できないのはどこか…個人的に一番信用できないのは、公明党かな。国政では自民にベッタリ、大阪では維新にベッタリ、東京では自民→都民ファースト→自民と、とにかく権力様様。権力にへつらって生きているその様は…情けないの一言。昔はまだ、自民党のブレーキ役とかなんとか言われていたが、最近では追認あるのみ…安保法制、共謀罪、集団的自衛権、消費税増税…平和の党?福祉の党?そんな看板はさっさっと下ろした方がいい。権力に憑りつかれた公明党は、もはや信頼するに値しない。

与党は、選挙になってようやくコロナ対策として、給付金を公約として盛り込んできた。でもそれってさ、もっと早くできたよね?大変だったのは、何も飲食店だけではない。仕事だけでなく、生活面でもコロナの影響を受けたんだよ。みんな。なぜすぐにやらない?それができる立場なのに。こんな選挙目当ての公約なんてまるで信用できない。

自民党はとにかく安倍第2次内閣がはじまって、政治とカネの問題で、腐敗を進めた。国有地を格安で売却した森友学園問題、決裁文書の改ざんを命じられた職員は自殺している。建設業者から現金を受け取り、口利きした問題。政治資金収支報告書に虚偽記入し有罪が確定した問題などなど…あげたらキリがない。しかもだ、岸田内閣で、こういった問題に関係した甘利、麻生、小渕が閣僚に加わっているのだ。反省のかけらもないのが今の自民党の姿だ。

コロナ渦のなか、安倍自民党がやったのが「アベノマスク」の配布。まーず、している人を見なかったよね。今年3月末の時点で約8200万枚(約115億円相当)が倉庫に保管されているらしい。しかもこの保管費が約6億円だとか…。

この失策の責任も誰もとらない。「責任をとらない」政治も進んだ。

自民党もまた信用に値しない。

そしてもうひとつ信用できない政党がある。前回のブログにもちょっと書いたけど…維新の会だ。

維新の会の常とう手段は、「議員の給料をカットする」など一見聞こえのいい言葉だ。しかしその後待っているのは、「こっちは身を切ったんだから、あなたたち(住民)のも切っていくよ」という住民サービスのカットだ。よく「身を切る改革」と呼ばれているが、オレに言わせれば、こんなもん改革でもなんでもない。給料がカットできるのは自分たちが金持ちだからだ。自分たちは企業献金を受け取り、政党助成金(税金)を受け取っているんだから痛くもかゆくもない。

ちなみに維新の会のバックにいるのは、竹中平蔵だ。維新が実権を握る大阪府は、竹中平蔵が会長を務めるパソナにコロナ渦における協力支給業務を委託。しかしその結果は、全国ワーストの支給遅れだ。一部の企業を儲けさせ、その見返りに企業献金をいただく。それが維新の会の正体だ。

マスコミが、橋下元維新の会代表や吉村知事を持ち上げるのは、彼らが、自民党に次ぐ権力構造を持ち合わせているから。その中で自分たちも甘い汁を吸えるからにほかならない。

維新の会もまた信用に値しない。

 


#日本維新の会を野党第一党に

2021-10-25 18:23:38 | 政治

今回の衆議院選挙で、3倍の議席を獲得すると言われている日本維新の会。

松井代表(大阪市長)や吉村副代表(大阪府知事)は、「大阪でやったことを日本全国で」と訴えている。

その大阪でやったことってどんなんだろう?てことで調べてみた。

大阪市では、1万1千人を超える市役所職員のクビを切り、わざわざ派遣に置き換え、人材派遣会社を儲けさせ、維新のパーティー券を大量購入してもらいました。(身を切る改革ってやつみたいですよ)

大阪では府と市の二重行政とやらを解消して、赤十字や済生会の補助金を減らし、市立と府立の病院を統合、独法化を進め医療従事者を減らしました。また将来の医療を支える看護専門学校の補助金を打ち切るなどして、コロナでは累計死者数が全国1位となり堂々たる結果をだしました。

大阪の介護保険料は全国一高額。万博関連やカジノに6000億円をつぎ込むなど社会保障より大型開発をお得意としています。

国会での仕事ぶりをみてみると、足立康史(大阪9区)前衆議院議員は、国会で数々のデマや暴言で6回も懲罰動議をかけられている。こうした暴言に吉村副代表(大阪知事)は「勲章みたいなもの」と絶賛。ちなみに足立氏は「正社員は既得権を持っていて、そこに切り込む改革を」と訴えていて、正社員をなくし非正規社員を増やしていこうと頑張っています。

維新の会と言えば、異端児が多いことでも有名。2019年5月に「ウグイス嬢」に報酬を渡したとして公選法違反で現職の大阪市議が逮捕。2020年9月に衆院予定候補者で東京1区支部長が少女に下半身を露出したとして公然わいせつで逮捕。2020年12月に江戸川区議がひき逃げ容疑で書類送検。2021年2月に現職大阪府議が傷害容疑で書類送検。あげたらキリがありません。

維新の会は今回の選挙で、公明党が立候補しているところでは候補を立てないなど、自民・公明の与党を支える重要な役割を果たしているので、与党が潰れたとき用の政党といってもいいのでしょうかね。

それにしても松井代表(大阪市長)は強い人だなーと思いますね。常に政治は「結果がすべて」と言い、都構想投票(税金100億円を投入)で、二度も負けたのにまだ代表として頑張っています。

こういうことは、とてもできないよね。普通の精神状態じゃ。

#日本維新の会を野党第一党に

日本の滅亡がみたいひとはぜひ!

オレはヤダけどね。

 


国家のオーナーは国民

2021-10-20 16:50:05 | 政治

衆議院選挙が公示された。

この国の政治は国民の半分の意見で決められている。前回衆議院選挙の投票率は53.68%。

先日、TBSの「NEWS23」で、総理を含む各党が参加するなか、若者へのメッセージとして、れいわ新選組の山本太郎代表がこんなことを言っていた。

「この国の最高権力者は総理大臣ではありません。あなたです。総理大臣は雇われ船長にすぎません。先日も首になりました。あなたがこの国の最高権力者。でも選挙になったら50%が票を捨ててしまう。これだと一定の人間たちの利益しか横流しされない政治になるのは当然です。死にたくなる社会を変えたい。10代から30代、死ぬ原因の1位が自殺の国なんて私は壊れていると思います。だからこそ若いこの国のオーナーの皆さんと力を合わせ希望が持てる国にしたい。まずは経済的に安定できる国にしたい。ぜひ力を貸してください」

まったくその通りだなと思った。この国はもう壊れている。でもこういうことを総理大臣を目の前にして言える政治家がいることに希望はあるなと。

個人的に山本太郎という政治家は好きだな。ストレートにものを言うし、街頭で行っている演説では、反対意見を言う人たちに対しても耳を傾けている。そこに信用が置ける。れいわ新選組は山本太郎を神格化している部分も多いので、すべてがいいとは思わないが、政治家・山本太郎は絶対に国会に戻ってほしい。

しかし…悲しいかな…今回、山本太郎は東京ブロックの比例単独候補として立候補。「山本太郎」と書けない…。残念すぎる…。東京のみなさーーーん、よろしくお願いしますよーーー。

さてと…ところで…うちのとこは誰がでんのかな?(2年前に引越してきて以来、ここらの政治家さんにウトイ)そして比例はどこにいれるか…。

投票日まで模索はつづく…

 


何がバンザ~イなんだろー?

2021-10-14 20:11:38 | 政治

衆議院解散。

のあとの国会での「ばんざーい」ていうのは、あれ、なんなの?いつも変なのーて思うんだけど。

まあ、どーでもいいか。

衆議院選挙、公示は10月19日、投票日は10月31日となります。

個人的に、今回の選挙の最大の争点は「どうやって税金を集めていくか」にあるかな。と考えています。

安倍・菅政権の「アベノミクス」(トリクルダウン)は、大企業や富裕層が潤えばやがてその恩恵が庶民にやってくる。というもの。そのため安倍・菅政権は大企業・富裕層優遇の政策(減税)を実施してきた。その結果どうだったかというと…まあ、言わなくてもわかること…「格差拡大」を推し進めるだけの形となった。そもそもトリクルダウンは、欧米で『失策』という烙印を8年も前に押されている。日本って国はまったく…て感じだよね。

岸田総理は、総裁選では『新しい資本主義』・「分配なくして成長なし」と発言し、富裕層への課税強化を掲げていた。しかし、いざ国会が開くと…その所信表明演説では、「成長なくして分配なし」と言い換えている。要するに、「アベノミクス(トリクルダウン)を継続していきます」ということを表明している。

おそらく、企業献金をたんまりいただく大企業さんや経営者さん、恩恵を受ける身内の議員からいちゃもんがついたんだろう。一瞬にして「ひよる」岸田総理…。利権に群がり、利権にすがる一握りの人間。もう自民党は化石化しているんだろうな。

こんなことをしている間に日本は…

主要国の中で、日本だけ実質賃金はマイナス(1997年比)

 

エンゲル係数は、消費税の増税などで30年前の生活水準に逆戻り…

その一方で、大企業の法人税は減税。

富裕層(所得1億円以上)を超えると税負担率は下がっていく…

まさにココ!

税金をどう集めていくか?

富裕層・大企業にきちんと負担を求められる政党にボクは投票しますね。