アレクサンドリア四重奏第4部『クレア』読了。遠い帝国の昔の植民地で起きたであろう愛と追憶の神話。織り上げられた言葉は本当の街以上のアレクサンドリアとして歴史に残る。全ては言葉で作られた嘘なのに真実の街を変容させていくほどの華麗なる文体。文体は世界を変える。
— kc1027 (@kc1027) 2016年6月19日 - 21:36
どんな街も国家も、歴史という物語を持っている。歴史という物語があって街も国家もできていく。そして歴史が誰かの視点で語られるものならば、街も国も常に多面的で不確定な揺らぎの中にある。わたしはどんな物語を生きているのか、物語る肉体を持っているのか、新たな肉体が語る物語がわたしなのだ。
— kc1027 (@kc1027) 2016年6月19日 - 21:40
わたしの物語はあなたにとって面白いのか、わたしたちにとって心地いいのか、わたしたちとは、あなたとは誰なのか、そういう堂々巡りにも耐えうる物語なのか。
— kc1027 (@kc1027) 2016年6月19日 - 21:45
一気に近代化した後は、複線化された物語でないと、生きていけない気がする。
— kc1027 (@kc1027) 2016年6月19日 - 23:07
ハードボイルド・ワンダーランドが足りないんだろうな。
— kc1027 (@kc1027) 2016年6月19日 - 23:08