新聞を読んで

いろんな、新聞を読んで感じたことを書いて見たいと思います。

今日のコラム

2014-03-17 07:20:25 | 日記

☆ お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆

3月17日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

修養に場所を選ぶな

 人は若い間の心がけのいかんにより、後にずいふん差の生ずるものである。もし若い時代に自己実力の養成に励まず、修養に努めなかったならば、必ず後年、後悔するときがくると思う。

 しかるに若い人の間で「この仕事は自分の性分に合わない、あの主任の下ではどうも働き甲斐がない」と、不足をもらす人がある。これは自己中心の物の考え方の弊害であろう。

 真に自己の適所を見出すまでには、いろいろな経験を積まなければならない。また性格、意見の異なった指導者の下で自己を磨くことによってこそ、かえってよりよく修養が得られるものであることを、深く知らなければならないと思う。


【コラム】筆洗

2014年3月16日東京新聞TOKYOWeb

▼真面目な正義の人。どんな役柄にもそんな印象が強く残っている。俳優の宇津井健さんが亡くなった▼「ザ・ガードマン」や山口百恵さんと共演した「赤い疑惑」など、昭和のテレビドラマの歴史に大きな足跡を残した

▼「赤い運命」(一九七六年)の子どもを取り違えられてしまった父親の役を覚えている。宇津井さんに対し、敵役の三国連太郎さんが何と憎らしかったことか。みけんにシワを寄せる宇津井さんの深刻な芝居や、ドラマの分かりやすい展開を思い出すと、昭和の日々が戻ってくる

▼俳優座養成所で同期の仲代達矢さんは「暗い役が多い自分に比べ、明るく健康な青年を演じていた」と回想する。なるほど、仲代さんの「凄(すご)み」や、同じ三一年生まれの高倉健さんの背負った「苦悩」「忍耐」や勝新太郎さんの「色気」「狂気」。いずれも宇津井さんは持ち合わせていない

▼宇津井さんの良さは迷いのない「善」である。堅苦しいほどの正しさ。良い夫で良い父親。苦しくとも真面目に生きていれば、きっと幸せになれる。いいことが待っている。そんな宇津井さんの役柄は成長期の昭和という時代全体が醸し出す空気にぴたりと合っていた気がする

▼何が正しいのか。これからどうなっていくのか。価値や方向さえも分かりにくい現在にあって、宇津井さんの死が無性に寂しい。どうも後ろばかりを振り返らせる。


【社説】東京新聞TOKYOWeb

週のはじめに考える 「秘かな侵略」は通らない

2014年3月16日

◆ロシア軍によるクリミア支配を欧米メディアは「秘(ひそ)かな侵略」と呼んでいます。聖火の陰に隠れるかのような武力行使が許される筈(はず)はありません。

 「ロシアの行動は一九三〇年代のナチスを想起させる」

 ウクライナ南部クリミア自治共和国の支配を着々と進めるロシア・プーチン政権に対して、こう警告したのは、クリントン前米国務長官です。
◆聖火と戦火の交錯

 ヒトラーを持ち出す手法は手垢(てあか)に塗(まみ)れた感もありますが、次期米大統領選の有力候補がこう指摘せざるをえないところに事態の異常さを見るべきでしょう。

 三六年のベルリン五輪は、今回と同様聖火と戦火が交錯した年でした。ナチスの一党独裁は当時すでに進んでいましたが、相対的な緊張緩和の一時期に、各国は代表を送り、大会は奏功しました。その模様を当時の撮影技術を駆使して制作したレニ・リーフェンシュタール監督の映画「民族の祭典」は広く知られています。

 二年後のミュンヘン会談を経て、ドイツ系住民保護を名目にドイツがチェコ・ズデーテン地方を併合した事例は、独裁者に対して国際社会が宥和策(ゆうわさく)を採ったため犯した歴史的汚点として繰り返し言及されています。

 今後を占う上でより示唆に富む事例といえば、九〇年代、冷戦終結直後から吹き荒れたユーゴスラビア紛争でしょう。そこには、際だった共通点と相違点があります。

 共通しているのは、バルカンとウクライナという、大国の緩衝地帯にある国家が被りがちな悲劇です。外からはロシア、欧州、トルコなど周辺大国間の抗争に運命を左右され、内には多民族、多宗教、多言語が同居する不安定さを抱えています。
◆ウクライナ軍の自制

 民族自決権はどこまで認められるか、との難問を国際社会に突きつけている点も大きな共通点でしょう。国内に少数民族問題を抱えるすべての国が直面している悩ましい課題です。

 一方、最大の相違点は、秩序の決定的な担い手たる軍の動向です。ユーゴでは当初「連邦軍が自国民に銃口を向けることはあり得ない」との楽観論が支配していました。現実には、独立を求める連邦内共和国と、それを阻止するため武力行使に踏み切ったユーゴ連邦セルビア軍とが流血を繰り広げ、戦火はスロベニアからクロアチアへと拡大。ボスニア・ヘルツェゴビナでは、犠牲者二十万人、難民二百万人以上を生む凄惨(せいさん)な内戦に陥ったことはまだ記憶に新しいところです。

 ウクライナ危機では、見通しの立たない混迷のなか、軍が終始自制を保ちました。政変後も、暫定政府がクリミアでの軍事行動を発動しないことを表明し、平和的解決への意思を鮮明にしています。反政府運動では約百人に及ぶ犠牲者が出ましたが、武力を行使したのはヤヌコビッチ政権時の治安部隊が主でした。

 ユーゴ紛争は、セルビア国内に最後まで残されたコソボの独立でようやく終息に向かいました。ロシア政府は今に至るも承認していませんが、コソボ独立は、国際司法裁判所でも合法との判断を得て、国際社会で民族自決をめぐる一定の到達点とされています。

 ロシア政府は、ロシア編入の是非を問う住民投票など、クリミア支配を正当化する根拠の一つとしてこのコソボの例をあげていますが、そのためにはコソボを承認しなければならない自家撞着(じかどうちゃく)に陥っています。

 チェコスロバキアの民主化を弾圧した旧ソ連時代の「プラハの春」まで遡(さかのぼ)るまでもなく、ロシアには民主化を求める声を力で押さえ込んできた歴史が一度ならずあります。理念を欠く力の支配が自家撞着に陥り、結局は潰(つい)えることは歴史が明らかに示しています。

 クリミアからは地元放送局閉鎖や記者への暴行など、報道の自由を脅かす事例も伝えられ、懸念を抱かざるをえません。
◆歴史の立ち位置誤るな

 欧州全体の秩序に関わる基本原則を協議する枠組みに、七〇年代から続く欧州安保協力機構(OSCE)があります。

 基本文書とされるヘルシンキ宣言は「主権の相互尊重」や「領土の一体性に対する武力行使や威嚇は控える」ことをうたっています。ロシアは、自らその設立に貢献したOSCEの精神に戻るべきでしょう。

 ウクライナの政治的意思決定はウクライナ人の手に委ねる。この当たり前のことを大国の指導者が再確認することが解決への一歩です。その大前提を武力で覆す試みは「歴史の立ち位置を誤る」(オバマ米大統領)ことを自覚するべきでしょう。

☆ 今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆


3月16日(日)のつぶやき

2014-03-17 03:02:51 | 日記

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