昨日、『ミスターエスパルス』こと澤登が引退する話をしたことにつながります。
ご近所さんで最近一番交流のある後輩から教えて貰った感動する話を一つ二つ披露しよう。
イタリアの強豪ミランに『パオロ・マルディーニ』という選手がいますが、向こうでは当然のように移籍が行われている中で、彼は地元ミランを愛し、
ミラン一本でやってきた選手でした。現在37歳で2007年に引退するということで、とても惜しまれているようです。
彼についての情報は
コチラや
コチラ
彼のポジションはDF。シェフチェンコが「バロンドールは彼に送るべきだ」と言ったくらい。
コチラ参照。
※バロンドールとは、フランスのサッカー専門誌”France Football”誌が選出するその年の欧州最優秀選手賞のこと。
サッカー関係の表彰では現在一番権威があると言われている。
DFが受賞される例はあまりにも少ない(普通はFWやMFが目立つからね)
紹介サイトにもありましたが、実はこのマルディーニの父もプロサッカー選手で、ミラン一筋の選手でした。
そして彼もミラン一筋。さらに、パオロの子供(現在9歳?)もミランと既に契約しているそうです。
これについてのサイトは
コチラ(TB無しで御免なさい)や
コチラ
やはり一筋を貫くというのは偉大なことで、誰からも賞賛される事なんでしょう。
広く浅くより、狭くとも深く。ナンバーワンよりオンリーワン。
もう一つ。こちらは涙を誘う話。
チェコの選手で『パベル・ネドベド』という人が居ます。2003年のバロンドール受賞。言うまでもなく素晴らしい選手です。
彼は小さい頃からチャンピオンズリーグの決勝に出場することを夢見て頑張っていたそうです。
※チャンピオンズリーグ(略:CL)とは、簡単に言うとヨーロッパの真のチャンピオンを決めるリーグ。
ヨーロッパのクラブチーム並びに選手の誰もがこのリーグ優勝を夢見ます。
ぶちゃけ、普通のリーグよりもこちらのほうが力が入るようです。
このCL優勝チームが、南米優勝チームと日本でトヨタカップで闘うことになる。
その願うが叶うかという2003年のCL。運命の準決勝でチームを決勝に導く働きをしながら、
その試合で2枚目のイエローカードを貰ってしまい、残念ながら夢見た決勝には出場できませんでした。
(この2枚目のイエロー警告は、それほど酷いファウルではなかったようで。しかもチームのための献身的ファウル)
準決勝で喜ぶチームメイトの中で、一人悲しい顔で涙を浮かべる彼の姿に、もらい泣きしたサッカーファンも多かったようです。
CL決勝は一生に一度訪れるかどうかの奇蹟です。それを手に出来なかった。運命というのか・・・残酷ね。
彼はこの翌年のEURO2004(ヨーロッパNo.1を決める大会。クラブチームじゃなく国ね。)の準決勝でも
気合いが入り過ぎてボールを蹴りに行って変な角度で相手選手も蹴ってしまって足を痛めて途中交代。つくづく縁のない・・・
スポーツというのはこのような『ドラマ』が起こりうるものです。
今現在もチャンピオンズリーグが行われていますが、このような事を知っていればまた楽しむ要素が増えるでしょう。
今まではそこまで興味がなかったサッカーですが、ここに来て少し火が付きました。