高速道路利用料金割引が元に戻ってしまったので、最大限の恩恵を受けるには深夜割引を利用せざるをえません。仕事が終わり自宅に着いたのが22時過ぎ。何の旅行準備もしていなかったので、一通り揃えて交通ルートを確認し終えたのが翌1時。睡眠時間は2.5時間という厳しい出だし。高速を運転しているとすぐに眠気を覚える性質なので、途中何度か仮眠が必要だなと覚悟しての出発でした。3:30予定通り海老名ICを通過。これで東名内に何時にいようが割引が適用されました。早速眠気が来たので早々に足柄SAで仮眠。1.5時間ほど寝て復帰するも、またすぐに・・・で富士川SAでまた仮眠。こんな状態で進んでいました。お盆前なので帰省ラッシュも控えている事を考えると、できるだけ早く距離をかせいでおきたい。だが、眠気は危険。早朝なのでSAで名物を売っているはずもなく、あまり面白味の無い出だしとなりました。静岡を抜け、愛知を抜けてようやく東名高速が終わり名神高速道路へ。この辺りから渋滞が酷くなり始め、3回ほど10km以上の渋滞に巻き込まれました。うち一つはなんと40km・・・90分くらいかかりました。そして滋賀県に入ってようやく最終SAの養老SAに到着、ここまで360km。グダグダになった身体に癒しをと名物らしい『牛タンつくね』を食す。ぶっちゃけこれなら普通の牛タンのほうがいいんじゃないかと。たまたま名物スポットらしい『カップル鍵』の○○も。景色がいいですね。日本海が見渡せる。
(養老SA)
(恋人の聖地?ハハッ、ワロスw)
(日本海が一望できます)
ようやく到着しました福井県。高速を降りてビックリ。何も無いじゃないか・・・。のどかな田園風景が広がっているだけ。主要道路だと思われる道を進んでいくと、ありましたありました。縦型信号機(笑)。これバイクツーリング旅行で新潟に行ったときにもあって驚いた記憶があります。もしかして北陸って全体的に縦型が主流なんだろうか。そんな事を考えていると、途中で路面電車を発見。車の通行道路中を走っているので凄い違和感。そして道路進行板に福井駅という表示があったので寄ってみました。・・・表現すると、静岡駅南口で人通り8割減みたいな感じ?大きくて広くて綺麗なのだが、その広さが逆に閑散っぷりを如実に表しているという。ちょっと駅構内に入ってみましたが、静岡駅と変わらない感じですね。もう田舎はこんなもんなんでしょう。満足したので少し早いが花火大会会場へ向かいます。
(縦型信号機キタ――(゜∀゜)――!!)
(福井駅)
(路面電車が普通の道のド真ん中を通過しております)
『東尋坊』という海岸名地がありましたが、特に感想はナッシング。刑事ドラマで追い詰められた犯人が飛び降り自殺未遂を起こすような風景。16時に会場到着。とにかく暑い!蒸し暑い!!駐車場が無いのは承知していたが、花火大会駐車場案内板を見つけたのでその通りに進む・・・が、どうかんがえても会場からぐんぐん遠ざかっている。これだと多分駐車場から20分くらい歩かされるんだろうなと直感したのでUターン。どこかに路上駐車できるところがあるまいかと探していると、どうやら前の車が先ほどから同じような挙動をしている。車のナンバーは「福井県」。これはこの車に付いていったら地元しか知らない駐車スポットがあるのでは!?と思い付いていくと、やはりありました。会場まで徒歩5分。市の文化会館かな。普段はこんなに埋まらないであろう駐車場がありました。もうすぐ満車という状態でギリギリセーフ。ビンゴ。せっかくの花火だから場所の良い処で見たいと思い海岸へ。途中で海産名物を出すちょっと良さ気な店があったので立ち寄ってみる。この旅初めてのまともな食事です。値段が高い・・・北海道旅行のウニ丼くらい。これなら安心できるであろうと注文した『ウニいくら二色丼(2000円)』。が、が、が、残念でガッカリしました。いや、残念とまではいかないが至って普通。レベル比較すると、北海道>>清水港市場>>>>この店。もう福井にはあまり期待できずにちょっと凹んで海岸に到着。
((´;ω;`))
予想以上にショボい。
これで北陸一の水上花火? 三保の海岸よりも狭くごちゃごちゃしていて、ただでさえ狭いのにさらに危険防止壁が設けられている。こんなところで2時間も待ってられるか!と車に戻り冷房聞かせて仮眠。もうちょっと調べてくれば良かったと後悔しつつ眠りに落ちると・・・何やら放送が聞こえてくる。これから花火開始!の放送でした。せっかくなので見ていくかと海岸ではなく、すぐそばの道沿いの駐船所あたりで待っていると。
ドーーーーーーーーーーーーン!(江頭ではない)
ドでかい一撃と共に始まりました。何だかんだ文句は言いましたが、良いものは良いですね。つーかわざわざ混雑している海岸で見る必要は無し。これで十分。しばらく海岸道沿いを散歩しながら楽しんでいると出店を発見。『イカ焼き(300円)』『ゲソ揚げ(300円)』これがめっっっっちゃくちゃ美味かった。昼間のウニイクラの失敗を見事に取り戻してくれました。あまりに感動したのでそれぞれ二つずつ平らげながら花火を鑑賞。花火自体は良いのですが、いちいち花火を上げる前に花火に協賛した組織を紹介している放送がイラッときました。そんなの開始前にまとめてやればいいのに。ちょっと水を注されましたが、まあ満足。運転疲れもあったので混雑を避けるために終了15分前に撤収。花火は最後の乱爆が一番ですが、仕方が無い。iPhoneのバッテリーも切れて写真も撮影できず。今回で思いましたが、花火を観る時に大事なのは「距離」ですね。どれだけ花火が上がる場所の近くで観られるか。地元の『日本平花火』は、芝生に寝転がって空一面に花火が広がるくらい近い距離で、一発一発腹に響く爆発音を聴きながら見られて最高。いくら綺麗でも離れすぎると迫力も何も無い。
ま、わざわざ静岡から見に来るほどのレベルじゃありませんでした。地元で開催されるのならちょっくら見に行ってみるか~って程度でした。