なにがあるかは時の運

日々のできごと

おもしろい、妖怪の本。

2005-07-25 23:49:49 | Weblog
大好きな本・読んだ本……というテーマに合致するかどうか。
まだ、ページめくって間もないカンジなんですが

ほんとうにおもしろいです
アダム・カバット著『妖怪草紙 くずし字入門』 柏書房 2001年

読売新聞の日曜版に載ってたのを見て興味を持ったのですが、なかなか現物を見る機会が無くて。
で、この前たまたま行ったジョイホンで(笑)見つけて、ばらぱらめくって
「コレは買いだ!と。

いつかくずし字読んでみたいな~と思いつつ、ずっと敷居が高かったんだよね。
本屋さんでテキストみたいのを見ても、一人だと挫折しそうで
なかなか手が出せず。

でも、コレは絵がかわいいし(出た、なんでもかんでも“かわいい”
読む文章は短いし。
そりゃそうだ、昔の子供向け絵本なんだから。
いきなり長々とした文章を読まされるってのではないから
わたしみたいな根性無しにぴったり(笑)

どうやらこの夏、妖怪がちょっとしたブームみたいだし?
流行ものに乗っかった気分で、ちょいと勉強してみるかー

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3 コメント

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質問なんですが (kei)
2005-07-27 11:11:22
 妖怪といえば水木しげるですが、この本の作者アダム・カバットさんは、外国人なんですか?ということは、紹介されているのは外国の妖怪?でも『くずし字入門』ということは、日本の妖怪だと思われる。



 うーーーん、わかんないなあ。ひょっとしたら、アダム・カバット氏は江戸時代末期に日本にやってきて、日本の妖怪に興味を持ち、独自に編集しそれに日本の戯作者が崩し字で文章をつけたってこと?
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すごいんですよ~ (海里)
2005-07-27 22:33:06
アダム・カバット氏はニューヨーク生まれの(たぶん)アメリカ人なのですが、近世・近代日本文学の教授なのです。武蔵大学の先生だそうです。

江戸時代のれっきとした(?)草双紙を、アダム先生が解説してくださってる、という、まさに「テキスト」です。

紹介してるのは日本の(江戸の)妖怪です。

小僧さんの尻をなめる(<『オニババ化するおんなたち』)オニババのような「妖怪=社会から“外れた”人間」ではなくて、遊び心たっぷり、想像力から生まれた「妖怪」のお話を読んでいくのでなかなか楽しいものです。



氏は江戸の書物を図書館で見て、読んでみたかったから、読む勉強をして、読めるようになった、という経歴の持ち主。

日本生まれ日本育ちのわたしが、読みたいな~でも読めないな~なんて思ってたというのに。人間、やる気と根気と本気なんだなぁ(<意味不明/笑;)
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納得しました。 (kei)
2005-07-28 09:50:09
 アダム・カバット氏の経歴、よくわかりました。ふーん、すごいなあ。英語を母語とする人は、あまり外国語の習得に熱心でないようですが、こういう人もいるんですね。

 ドナルド・キーンでしたっけ、日本の古典どころか漢文もスラスラ読めるって人。もちろん、語学にむいている頭をしているんでしょうが、それ以上に日本に対して深い愛情を持っていることがよくわかり、とても嬉しくなります。



 感心ばかりしていないで、わたしも代表的な古典をなんとか読もうとする努力ぐらいはしないと。でも独学では無理ですね。
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