花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

ツルウメモドキ(蔓梅擬)

2021-11-21 11:14:02 | 花の名前
ツルウメモドキ(蔓梅擬)
学名:Celastrus orbiculatus
科名/属名:ニシキギ科 ツルウメモドキ属  花期:5~6月
別名: ヤマガキ ウメモドキなど  
原産・分布:本州 四国 九州 沖縄 朝鮮半島 中国 南千島
名前の由来:蔓性で真赤な果実が群がって付く様子が梅擬に似ている事から

蔓 
他の木に絡み這い上がる。蔓は左巻きで蔓の太いものは直径25cm程度になる。
卵形の基部はクサビ型で葉先が急に細くなり小さく突き出す。
鋸歯は波型で不揃い。秋に黄色に黄葉する。


実はよく目立つが花は地味で小さく目立たない。葉腋から短い集散花序を出し
黄緑色の小さな花が10数個開く。雌雄異株
雌花
退化した短い雄蕊が5個と柱頭が3裂した雌蕊が1個ある。

果実
蒴果は球状で秋に黄色に熟すと3つに裂け中から赤色の仮種子が現れる。
蔓性の仮種子が美しいので生け花やリースによく使われる。
若い果実は緑色で次第に黄色味を帯びて完熟すると中から真っ赤な実が見える。


皮が裂けて赤い実が現れるのはニシキギの特徴で落葉後も枝上に残る。
野鳥を引き付ける
果皮の黄色と仮種皮の赤の鮮やかな対比は種子を運んでもらう
鳥の目を引く作戦らしい。
ツグミ ヒヨドリ ウソ メジロ ヤマドリ キジなど主に鳥によって
種子が散布される。
蔓の利用
花材の他鹿児島県では牛の鼻輪にした事からハナグイカズラと言う。
この蔓は繊維が強いので昔は薪を束ねるのにも使われたと言う。
アイヌの衣服「アットゥㇱ」
アイヌ民族の伝統的な衣服「アットゥㇱ」はオヒョウやハルニレ、シナノキ
などと共にツルウメモドキの樹皮繊維も使われている。
繊維の採取は12月~翌年3月に蔓状の枝を取り縦に半分に割って樹皮を内皮と
外皮に分ける。内皮を束ねて熱湯に数分間漬け濃い緑色になったら雪の上で
二週間ほど晒して白くしこれを細かく裂いて撚り地機で布に織りあげる。
その他
荷負い縄や弓の弦 女性の下帯やメカジキ漁の銛を結ぶ紐など
丈夫さが求められる道具に利用した。



                         
               
                                                                    森と水の郷あきた 樹木シリーズ95より



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皇帝ダリア

2021-11-20 14:07:14 | 散歩(花)
14日 皇帝ダリアの花が咲き始めていました!
 
まだ蕾の方が多いのですが先の方で綺麗に咲いています(⋈◍>◡<◍)。✧♡   
 
 あまり高すぎて花のアップが💦  



 カリンの木に実が沢山付いていました😃 



   の木にツタの葉の紅葉 

 
  昨日はネットが全然繫がらず故障かと。。。焦りました💦 
  今日午後になって開けて見たら繋がっていました❢  よかった~
   
  
コメント (2)
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サザンカの花

2021-11-18 15:30:09 | 散歩(花)
14日 日曜日
 暖かい日が続き散歩日和 この日も午前中に出かけました(^^♪

菜の花が咲いています⁈

     モミジ 里でも綺麗に紅葉しました👏

 サザンカ(山茶花)が見頃(^^♪


  





   こんな感じで沢山咲いていました♡

  毎年この場所で この時期に咲いている    ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ(虫取り撫子)
学名:Silene armeria
科名/属名:ナデシコ科 マンテマ属の越年草
別名:ハエトリナデシコ コマチソウ ムシトリバナ
原産地:ヨーロッパで現在は世界の温暖な地域に広く分布する。
茎に粘着質の部分がありそこで虫を捕らえるイメージがあるが食中植物ではない。
5~6月にかけて枝の先に紅色で直径1㎝の5弁の花を沢山付ける。
とありますが此処の花はいつもこの時期に咲きます。??
コメント (2)
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鹿田山フットパス(綿花)

2021-11-16 14:01:51 | お出かけ
  ブログの名前を「花はなつづり」に変えました
     HNも「花はな」に変えました。よろしくお願いいたします。


12日 この日もきれいに晴れて暖かでした。
     以前見た綿花がどうなったかが知りたくて
         また鹿田山フットパスに行って見ました。

清水新沼にはカモが数羽いて長閑です。

同じ種類の鳥の様で
           
   
   ☟こんな羽の色の鳥です!                                 
一回りして見ようと山の方に行って見ましたら草がきれいに刈られていて

   見られたのがマムシグサ(蝮草)
  まだたくさんさいていました。
    サルトリイバラくらいでした。

 
 でも今日の目的は綿花でもう綿が沢山みられるかと来てみましたが
        まだ綿を付けたのはあまり無くて





    蕾や花が沢山咲いています。




綿の収穫の時期
   コットンボールが出来上がるのは花が咲き終わった9~11月です。
   花が咲いてから40~50日後が収穫時期の目安です。
   とありましたので まだ楽しめそうですね♡       

   ☟ 遠くに赤城山                                    

     榛名山 

☟ アブラナ
   アブラナ(油菜)はアブラナ科 アブラナ属
   古くから野菜としてなたね油を採るため栽培された作物です。
   別名:ナノハナ(菜の花)ナタネ(菜種は正式な作物名である)
   江戸時代には胡菜とも呼ばれていた。
※植物油の原料として栽培されるのはほとんどが別種のセイヨウアブラナ(西洋油菜)で
  在来種のアブラナは野菜として生産され開花前に収穫されてしまう事が多い

    ☟いつもの風景を見ながら
     帰りの道にサザンカの花  満開です!

  マユミの苗木か? 1mもない木に実が付いていました♡
    あまりにも小さい実でピンボケです💦
               やっと歩数6038歩  つかれる~😆

          予約投稿しています。コメント欄閉じさせていただきます。
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カラスウリ(烏瓜)

2021-11-15 14:32:05 | 花の名前
カラスウリ(烏瓜)
 学名:Trichosanthes cucumeroides
    科名/属名:ウリ科 カラスウリ属
  分布:日本 中国 インド他
  開花:7∼9月 花色:白 花径:5cm(レース部分含むと10cm)
  葉長さ:15cm 成実期:10~11月  
  果実径5∼7cm 果実色緑(熟すと赤、朱)
 
 花言葉:「誠実」「良き便り」「男ぎらい」
林や藪の草木に絡み付き生えるつる性植物です。
雌雄異株である。 1つの株には雄花か雌花かのいずれかが付く。
夕方には縁が糸状に裂けてレースの様に見える白い花弁を開く。
花は夜明け前には萎んでしまう。 
   花の写真は画集からお借りしました。
葉は互い違いに生える(互生)手の平状に3~5つに裂ける。
巻き髭で他の植物などに絡み付き増える。

実が付くのが10~11月 雌花の咲く雌株にのみ実を付かる。
実は楕円形のウリ状果でオレンジ色ないしは朱色に熟す。

人間の食用には適さないが烏が食べて種子を運ぶと言われている

根から採った澱粉はテンカフン(天瓜粉)の代用になる。
又漢方では根を通経利尿剤に種子を鎮咳剤に用いる。

属名のTrichosanthesはギリシャ語の「Trichos(毛)+anthes(花)」
からきている。
花冠の先が細く裂けて糸状になる事から名付けられた
種小名のcucumeroidesは「キュウリ属(cucumis)に似た」と言う意味である。

俳句では「烏瓜」が秋の季語「烏瓜の花」が夏の季語である。
 
      伊勢崎市小菊の里の帰りに農道で見つけた烏瓜の実
           沢山生っていました⋈✧♡!

 
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