手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156を使ったアンプ その6

2019年02月10日 00時53分30秒 | LP_CDP


 今日の実験でEL156シングル・アンプを残すかどうか決めることにした。
まず、グリッド抵抗を100Kオームから240KΩに変更してみた。
音量を上げたときの飽和感が薄らいだ気もするが、実用にならない。
 それで、本当に最後ということで、3結を試すことにした。
昨夜、ネット上でドライブ段をECC83のSRPPを使った例を見つけた。
 
 配線の変更はごく簡単なので、すぐに音出しだ。
片方のチャンネルは金田式のDCアンプを使ったので増幅度は20dBだ。
長年、聴き慣れた安定した音が出る。
 が、3結にしたEL156は感度が低下したので、利得が20dBを下回った。
でも、音は随分、自然になった感じがした。
SRPPなので、全段の球をECC83に取り換えた。
 これで利得はかなり上がり、計測はしていないが、30dBくらいになったようだ。
肝心の音の方は、金田式のDCアンプとのペアでも違和感がなくなった。
 ダブつき気味の低音も締まった。
懸案の音量を上げたときの、いやな感じも消えた。
使えそうな気がした。

 こういう結果が出たということは、原因は何だろうか。
実は、規格が不明の特注という出力トランスが怪しいと、何となく思っていた。
ひょっとしたら300B用のインピーダンスが低いものなのかも知れない。

というのが、組み上げてNFBを掛けたら発振した。なので結線図にあるとおりだと
ドライブ段が2段を想定しているようだ。
プレートとB電源への結線を入れ替えた。

ということで、とりあえず実用レベルの音(EL156らしい音?)が出るようになった。
明日は、フル・パワーでの状況をチェックしてみよう。


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