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手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

ESP LTD Metallicaを入手

2022年03月08日 23時53分43秒 | Guitar

SP LTD Metallicaを入手

ヤフー・オークションが始まった頃から気になるギターを主にオークションで入手し、暫く使ってみて予想と違っていたら処分をするということを繰り返してきた。
ギターという楽器はピアノなどと違って手頃な金額で買えるし、場所も取らないので入手が重荷とならない。
その点、趣味の世界であるオーディオとも通じるところがあると思う。

ギターに関しては、かれこれ40数年前に、あこがれのGIBSONのES-335を買った。就職したばかりの頃で、冬のボーナスの2回分の値段だった。これ1本とJuggBoxという、これまた冬のボーナスでも足りないアンプを無理して買った。
その頃にバンドを結成したときは、ベース・ギター用と今でいうPA用にセパレートの中古アンプ(もちろん真空管)を2台買った。スピーカーBOXの高さが90cmほどもあった。
それは行きつけの楽器屋から買ったのだが、店長によるとそれは、当時、長崎出身の歌謡コーラス・バンド(?)「クール・ファイブ」が使っていたものだとのこと。デビューのために東京へ行くので処分したそうだ。

3年ほどでメンバーが転勤したので解散。20数年はギターはES-335だけを使い続けた。
転機が訪れたのは、日本でYahooオークションが始まったときだ。1999年の秋のことだと思う。
その頃、仕事も転機を迎え、残業続きの日々から解放された。趣味に没頭できるようになった。まず最初に馴染みの楽器屋へ行きギターを買うことにした。セミ・アコとは違うギターが欲しかったので、馴染みの店主に相談したらシェクターとG&Lのテレキャスターを勧められた。シェクターの方は、ジョージ・ハリスンが「Let It Be」の映画の中で使っていたのと同じデザインだった。値段は20万円ほどだったか?、ローズウッドの格好いいギターだった。G&Lは、当時Fender社を退いた Leo Fenderが創立したブランドだった。まだ知名度は低い頃だった。友人でもある店主が、「いいギターだよ」と言うので買った。15万円だったと思う。全くGibsonとは違うギターだった。このギターで、いろんなことを学んだ。改造にハマったのもこのギターからだ。

さて、そのES-335だが、音は抜群に良いのだが、日本人には少々弾きにくい(チョーキングの場合)。要するに凄い(指の)力がいるのだ。そういうこともあり、最近はUSA製Fenderのストラトを弾くことが多くなっていた。そして最近は家族から「断捨離しなさいよ」とよく言われるので、「良いギターを私の手元で眠らせているよりも欲しい人に使ってもらおうと、ES-335をオークションに出した。すると予想外に、当時の価格の1.5倍ほどで落札された。他にもお気に入りだったUSA製Heritageのレスポールも、手放した。
それに加えてEL156ppがオーディオ系のメインになったので、6384ppの出番がなくなった。
以前であればストックしておくところだが、状況は「断捨離」なのだ。出力トランスをオークションに出したら、当時の定価の2倍以上で落札された。電源トランスもそこそこの価格で売れた。
これが、10年前ならスピーカーユニットを取り換えたりしたことだろう。でも、その気力はない。
海外旅行にも行けない。
結局、その売り上げ金で性懲りもなくオークションでギターを買うことにした。狙いはレスポールのようにPUはハムバックを2基搭載したタイプだ。ただし、ボディはダブル・カッタウェイが欲しかった。ここは国産が良いだろうとESP LTDシリーズの機種に狙いをつけた。手頃なのを見つけ運よく入手することができた。それが、このESP LTDシリーズのMettallica だ。

海外(米国)のハード・ロック・ユーザー向けだそうだ。

運よく落札できた。早速、弾いてみると何故か低音が弱い。どうやらピック・アップがEMGのせいかも知れない。ということでハム・バッカーのPUは、いくつか持っているので改造してみよう。

 

 

 


EL156PPにE80CC

2022年02月28日 00時06分04秒 | 真空管アンプ

EL156PPにE80CCを

EL156ppに手を加える箇所はないと思っていたが、少し気になっていたことがあった。
それは、初段の球だ。使ったのはMATSUSHITA 12AU7/ECC82と壁面にプリントされたものだ。
一応、汎用の球よりはグレードが高いようだ。
これまで12AU7を常用アンプで使うことはなく、汎用の球をギターアンプの保守用に保管している程度だった。
が、先日、真空管の断捨離をオークションでやった。そのときにジャンク箱から出てきたのが「E80CC」という球だった。かれこれ30数年前に、オーディオにのめり込み始めた頃にひょんなことで手に入れた初めてのフィリップス製の「高信頼管」だった。たまにプリアンプに使った記憶はあるが、「いい球」だと感じた記憶はない。要するにシステム全体のクォリティーが低かったから判別などできなかったのだと思う。
機会あるごとに試したのだろう。壁面のロゴがほぼ消えていた。
今のシステムであれば、E80CCの出番がありそうな気がした。
ということで、12AU7に替えて挿す。当然ながら次段の5687の上下のプレート電圧のバランスがかなり変わった。E80CCのカソード間に入った半固定VRで調整。
これで準備はOK。
音出しをする。
最近は、チェック用のCDはスメタナの「わが祖国」を使うことが多い。出だしのハープの音をはじめ、小音量の楽器から始まるからだ。

E80CCを使った音は、悪くない。微妙ではあるが、心なしか膨らみが増した感じがした。


6384 vs EL156

2022年01月24日 00時33分06秒 | 真空管アンプ

6384PPとEL156ppの鳴き比べ

EL156ppのアンプも問題なく動作しているので、この際、これまでのリファレンス・アンプだった6384ppを見直すことにした。
というのが、現在6384は使用中の4本と予備の2本を持っているが、使用中の球も4本のうち2本はロゴが消えている。予備の2本も1本はロゴが消えている。かつそのうちの1本はゲッターが無くなっている。なので果たして正常に作動するか不明だ。最悪の場合は、同等管と言われる6AR6を4本確保はしている。が、この球を6384と混在して使える訳ではない。
 そんなことなどを考えて、BENDIX 6384ppを6AR6互換として使えるように、軽い動作となるように手を加えることにした。
(1)プレート損失を下げる。
6384と6AR6の大きな違いはプレート損失だ。

6384 : 30W
6AR6 : 21W

なので、現在、電源トランスの320Vタップを整流して430Vほどプレート電圧をかけているのを、280Vタップに変更する。その結果
プレート電圧は 432V -> 384V
SG電圧は 298V -> 290V

実は、このSG電圧をどうするか悩んだ。6384という球は、SGの処理が音(動作)の肝のような気がする。
最大定格ではSGの電圧は325Vだ。260Vくらいまで下げたほうが良いのか。わからない。

初段と次段の電圧配分は元のままで良いはずなので、整流後の電圧が下がったので、それに合わせていくつかの抵抗を交換。これが意外に手間取った。

昨夜から作業をして、今日の正午に終了。早速、音出し。
最大出力はたぶん2割ほど下がっていると思われるが、通常の使用では問題ないと思われる音が出た。
聴き慣れた音だ。

次にEL156で鳴らす。

これを聴くと、たぶん誰でも 6384 の音は硬い、神経質と言うだろう。

 


EL156アンプの視聴 1

2022年01月14日 00時52分27秒 | 真空管アンプ

EL156アンプの視聴 1

昨夜、アンプを深夜モードで鳴らしていたら奥さんが部屋へ来て「何か音が響いてきて眠れない。音を小さくして」と言った。これまでも深夜2時くらいまで音出しをしていて何も苦情などなかったのだが,,,。
仕方ないので、音のチェックはSTOPした。
翌日の昼間、音出しをしていたら、遊びにきていた娘も、1階のリビングにいて「いつもと違う響きが天井から伝わってくる」と言った。

今日は、ユーミンの「ひこうき雲」、BEATLESの「Let it Be」をレコードで聴いてみた。
これまでと全然違う。はるかに凄い音だ。
ディズニープラスのBEATLES Get Back Sessionを観たことも影響しているかも知れないが、とにかく臨場感が凄い。

自画自賛ではないが、とにかく自分でも驚くほどのアンプができた。

参考までに 回路図を載せます。


L156pp 再挑戦 完了

2022年01月13日 00時23分53秒 | プリ・アンプ

EL156pp 再挑戦 完了

EL156ppのもう片方も一応出来上がった。
終段EL156への電源供給は
・プレート電圧 : 450V
・スクリーン電圧 : 447V
・バイアス電圧 : - 29V
・カソード電流 : 60mA

利得などの測定は後回しにして、音を出してみた。
使った音源は

(1)スメタナの「我が祖国」
10月19日の視聴記に書いた「ホールの後方の席、あるいは2階の前方」で聴く音だったのが
ステージから20席くらいの位置で、かつ演奏者と同じ床で聴いている感じだ。

(2)ビートルズのCD 「Let It Be」
これもすごい臨場感だ。先日、ディズニー・プラスで見た「Get Back Session」を彷彿とさせる音場が再現された。もう、本当に、眼の前に4人(ともう一人)が演奏しているのが見える感じの音場だ。
音の定位が素晴らしい。
私のオーディオ人生 40年の集大成と言ってもいいアンプができた。

しばらくは、好きなレコードやCDを聴く日が続きそうだ。