手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

Schector改造記 その4

2022年04月19日 00時01分56秒 | Guitar

Schector改造記 その4

しばらく中断していたがストラト改造の最終作業をした。
PUの構成はHSHとした。以前、1個は入手していたので、新たにもう1個をオークションで入手した。
それとペグもガタがきていたので、GOTOH製の自動巻き取り(?)機能と高さが調整できるタイプをSoundHouseから購入した。
購入したピックガードがネックエンドの箇所で微妙に合わずにピックガードを修正したりして意外に手間取った。ペグの取り換え自体は簡単だったが、1-3弦はテンションをかけるために高さを低くできる仕組みなのだが初めてだったので、これも手間取った。が、これは使ってみるととても便利だ。
2時間ほどかけて、やっと音出しができた。
ボディをザグったので空間が広がったからか、以前より生音が大きくなった。
アンプを通した音も、さすが「モンスター・トーン」と呼ばれるだけあってESPのストラト1.5倍くらの音量だ。
センターのシングルは音量が下がるのでコード弾きにちょうど良い感じだ。
ブリッジ側のPUは、少しパワー不足な感じがするが、フロントの高さを調整すればよいだろう。
しばらく弾き込まないと評価できないが、若干、音が単調な感じもしないではない。
 そのときはセイモア・ダンカンに替えることもできる。

<オリジナルの真鍮製のピックガード>

 

<PUの取り付け>

< ペグ >

<全体>

 

 


シェクター改造記 その3

2022年03月19日 23時43分21秒 | Guitar

Schectorのストラト改造記 その3

手持ちのPU(ピックアップ)を取り付けて一応それなりの音は出るようになった。
音はというと、手持ちのESPのストラトとは音の趣がかなり違う。PUが違うので当たり前ではあるが、生音の響きが違うのだ。ESPは本当に弦の振動音と引き締まったボディの鳴りだけという感じだ。だがシェクターはボディが鳴っている感じで音が大きい。ブリッジに触ると振動している。ナットとブリッジがブラス製というのも関係しているのだろうか。それに加えてボディ材がアルダーの単板(たぶん)ということも関係しているのかも知れない。
 
実は今回の改造はここからが本命なのだ。既にESPのストラトは2本持っている。SNAPPERというモデルだ。
もちろん中古だ。新品はUSAのストラトのCustom級の値段なのでとても買えない。
なので、普通のストラトと同じ仕様は必要ないので、昔から欲しかったのがPUがHSHという配置のものだ。
まだギターのことが良くわかっていない10数年前、Moonの中古を使ってチャレンジしたことがあるが、ノウハウ不足で良い結果は得られなかった。

今回は私にとっては最後のチャレンジになるだろう(たぶん)。
最高のボディ材とネックを使っきってみたいと思った。

私と同じような思いを持つ人は多いようで、今やギター改造の記事はネットに溢れている。
スピーカーBoxづくりで入手した電動工具もあるので、まともな方法でやってみることにした。
まずAmazonからボディ・ザグリのためのテンプレートを入手。便利なものがあるものだ。

 

さて準備は完了。久しぶりの木工だ。

 

最初は電動トリマーだけで加工するつもりだったが、久しぶりに電動トリマーを使うということもあったが、ボディ材が硬いので安全のために下穴をドリルで開けることにした。その後の仕上げに電動トリマーと手ノミを使った。

少々緊張した作業だったが、ちゃんとした道具があるとそれなりの出来栄えになる。

ネックを取り付ける。

とりあえず手持ちのピックガードにPUを取り付けて仮にセットしてみた。ただしネック側のPUは手持ちがなくなったのでEMGを仮に取り付けた。早急に調達しなければ。それにペグもガタつくので新たにロック式に交換することにしている。

 

<< 続く >>


シェクター 改造記 2

2022年03月19日 00時32分36秒 | Guitar

Schectorのストラト改造記 その2

早速この軸受けをネックに埋め込む作業に取り掛かった。
だが、この軸受けは価格が600円と安価なのは良いが、取説もついていなかった。
ネット上では6角レンチで簡単に埋め込めるとのことだった。
ところがやってみると、ネック自体が硬い木材なので、簡単に入っていかない。
材質が亜鉛ダイキャストみたいで、比較的柔らかい。最初の1個目はレンチと触れる部分がつぶれてしまった。
2個目を使って再挑戦。9分目(1.5mmほど出っぱっている状態)で止めた。2本目もうまくいかず。何とか残りの1本をつかって2カ所への打ち込みは終えた。出っ張っている部分はヤスリで削った。
残りの2カ所用に再度「軸受けキット」を取り寄せた。
そして、どうもやり方が間違っている気がしたので、ネットで調べたら、「事前に穴を7mmに広げておくこと」とあった。なるほどと思いドリルで7mmにしようと思ったが、左下の穴はすんなりと作業できた。
だが、右下は、7mmどころか、すり鉢状態だ。7mmどころが表面付近は9mmくらいある。
ちょっと絶望的な気分になったが、なんとか90%ほどは打ち込めた。でも、ビスの周辺には空間が残った。
仕方がないので、木屑にエポキシ系のボンドを混ぜてその隙間に流し込んだ。
そして1日置いて、ネックを取り付けた。

 

 

右下の穴は、これまでの所有者が何度もネックを取り外したのだろう、絶望的な状態だった。

 

ご覧のとおりだ。少し絶望的になった。

 

なんとかエポキシと木屑で周りう埋めてボルトの受け口を作った。

そして、手持ちのPUを使って組み上げた。

 

 


シェクター 改造記 1

2022年03月18日 01時19分57秒 | Guitar

Schectorのストラト改造記 その1

ESP LTD Metallicaを入手した数日後に性懲りもなく、シェクター(Schector)のストラト(USA製)をオークションで入手した。出品者は中古品を扱う業者だった。説明文のなかで「シェクターだと思われる」ということだった。確かに説明用の画像を見ると通常ヘッドにはSchectorのロゴが書かれている。またヘッドにはふつうだとシリアル番号が書かれているが、そういう記載が全くない。ただし、PUは見た目はシェクター製に見えた。またブラス製というピックガードの内側にはSCHCTERと書かれたステッカーが貼られていた。
 想えばオークションが始まった頃に偶然、シェクターUSAの初期バージョンを入手したことがある。
その頃はギターはGibsonのES335しか持っていなかったので、ギターの弾き心地とか音についての経験がなかった。やたら重くて弾きにくいギターという印象だった。そのためすぐに手放してしまったという苦い思い出がある。
そういうこともあり、自分なりの拘りのギターを作ってみたかった。そうなると対象はMoon,Valley Artsかシェクターになる。
今回のシェクター・ストラトはそういう思い入れのあるギターだ。

<全体像>

 

独特の色合いのボディーだ。

この画像ではピックガードがブラス製には見えない。

さて通常は、まず音を出してみるのだろうが、そのまま使う気はないので、ピックガートを外すことにした。

通常のプラスティック製であれば簡単に外せるが、金属製なのでネックを外さないと、それができない。
これまで何本もストラトを改造してきたが、ネックを外したことは1度もなかった。ネックを外すなんてことは素人のやる領域ではないと思っていた。
でも、今回は仕方がないので、外した。そして手持ちのストラト用のピックアップを組み込んだボードがあったので、それを取り付けた。
 早速、音出しをした。ちゃんと音が出るが、チューニングが安定しない。というか出来ない。
おかしいなと思いながらネックを掴んで動かしたら上下にグラつくではないか。
裏側のネックジョイントのボルトが緩いのだろうと回してみたら4本のうちの1本が空回りした。
外してみたら、まづい状態だった。ヘッド側の2つの穴は、本来の規格である7mm径くらいだが、下側の2つは
ナメられているというのか、すり鉢状だ。右側が特にひどい。木片で埋めてやってみたが、保持力がないというかダメだった。
どうしようかと途方にくれたが、こういうときは、同じ経験をした人がいるはずと、ネットで検索したら解決方法が見つかった。木ネジで締め付けるのではなくて、ボルトを使う方法があった。

早速、それをネットで入手。

<< 続く >>


ESP LTD Metallicaを入手

2022年03月08日 23時53分43秒 | Guitar

SP LTD Metallicaを入手

ヤフー・オークションが始まった頃から気になるギターを主にオークションで入手し、暫く使ってみて予想と違っていたら処分をするということを繰り返してきた。
ギターという楽器はピアノなどと違って手頃な金額で買えるし、場所も取らないので入手が重荷とならない。
その点、趣味の世界であるオーディオとも通じるところがあると思う。

ギターに関しては、かれこれ40数年前に、あこがれのGIBSONのES-335を買った。就職したばかりの頃で、冬のボーナスの2回分の値段だった。これ1本とJuggBoxという、これまた冬のボーナスでも足りないアンプを無理して買った。
その頃にバンドを結成したときは、ベース・ギター用と今でいうPA用にセパレートの中古アンプ(もちろん真空管)を2台買った。スピーカーBOXの高さが90cmほどもあった。
それは行きつけの楽器屋から買ったのだが、店長によるとそれは、当時、長崎出身の歌謡コーラス・バンド(?)「クール・ファイブ」が使っていたものだとのこと。デビューのために東京へ行くので処分したそうだ。

3年ほどでメンバーが転勤したので解散。20数年はギターはES-335だけを使い続けた。
転機が訪れたのは、日本でYahooオークションが始まったときだ。1999年の秋のことだと思う。
その頃、仕事も転機を迎え、残業続きの日々から解放された。趣味に没頭できるようになった。まず最初に馴染みの楽器屋へ行きギターを買うことにした。セミ・アコとは違うギターが欲しかったので、馴染みの店主に相談したらシェクターとG&Lのテレキャスターを勧められた。シェクターの方は、ジョージ・ハリスンが「Let It Be」の映画の中で使っていたのと同じデザインだった。値段は20万円ほどだったか?、ローズウッドの格好いいギターだった。G&Lは、当時Fender社を退いた Leo Fenderが創立したブランドだった。まだ知名度は低い頃だった。友人でもある店主が、「いいギターだよ」と言うので買った。15万円だったと思う。全くGibsonとは違うギターだった。このギターで、いろんなことを学んだ。改造にハマったのもこのギターからだ。

さて、そのES-335だが、音は抜群に良いのだが、日本人には少々弾きにくい(チョーキングの場合)。要するに凄い(指の)力がいるのだ。そういうこともあり、最近はUSA製Fenderのストラトを弾くことが多くなっていた。そして最近は家族から「断捨離しなさいよ」とよく言われるので、「良いギターを私の手元で眠らせているよりも欲しい人に使ってもらおうと、ES-335をオークションに出した。すると予想外に、当時の価格の1.5倍ほどで落札された。他にもお気に入りだったUSA製Heritageのレスポールも、手放した。
それに加えてEL156ppがオーディオ系のメインになったので、6384ppの出番がなくなった。
以前であればストックしておくところだが、状況は「断捨離」なのだ。出力トランスをオークションに出したら、当時の定価の2倍以上で落札された。電源トランスもそこそこの価格で売れた。
これが、10年前ならスピーカーユニットを取り換えたりしたことだろう。でも、その気力はない。
海外旅行にも行けない。
結局、その売り上げ金で性懲りもなくオークションでギターを買うことにした。狙いはレスポールのようにPUはハムバックを2基搭載したタイプだ。ただし、ボディはダブル・カッタウェイが欲しかった。ここは国産が良いだろうとESP LTDシリーズの機種に狙いをつけた。手頃なのを見つけ運よく入手することができた。それが、このESP LTDシリーズのMettallica だ。

海外(米国)のハード・ロック・ユーザー向けだそうだ。

運よく落札できた。早速、弾いてみると何故か低音が弱い。どうやらピック・アップがEMGのせいかも知れない。ということでハム・バッカーのPUは、いくつか持っているので改造してみよう。