松下幸之助<一日一話>
2月19日 最善の上にも最善がある
もうこれで十分というのは、ないんですよね~。十分と思っている時から次の手を考えておかないと、その時から衰退が始まっているわけで、気がついた時には手遅れなんてことも。
ビジネスセンスのない人は、今は今で十分なんだから何を変える必要があるのというのですがね・・・。時代は変わって、環境も変わるのだからその先を見ないとね。
最善の策と思って実施しても、次から次へと改善の余地は出てくる。それが見えなくなってくると駄目だよね。目が曇ってきちゃうんだよね。
ビジネスセンスのある人って、次から次へとノウハウを教えてくれるんだよね。だから次から次へと、新しいアイデアがわいてくる。また、ノウハウがたまっていく。
ところが、センスのない奴は一度つかんだノウハウを教えない。それにしがみつく。だから、新たな物を見つけることもしない。今持っているものが、時代遅れになったとき・・・
能力は経験を通して鍛えれば、どんどんとアップする。
そして、そこで立ち止まってはその先にあるもの、その先にいる人は一生キャッチアップできない。才能はないけど、努力すればなんとかなるもの。相手は、超天才ではない。
良い経験をするためには、自分のいる場所。会社だったり、地位であったり。大事だよね。でも、それがそろわないからできないなんてことはない。
素直な心をもって、意見を汲み上げ、改める点があれば改める。常に最善を求めて。
もうしばらく、この立ち位置で頑張ってみようと思うんだよね。