道をひらく

自分の歩んでいる、この道。その道すがらに感じたことを、そのまま綴ってみることに・・・

人間道に立つ

2008-02-03 20:48:16 | 松下幸之助

松下幸之助<一日一話>
2月3日 人間道に立つ

縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじゅうはどしがたし)

慈悲深い仏でも仏縁のない人は救えない。人の忠告を聞き入れようとしない人は、救いようがなくどうしようもない。

 

諦観(ていかん)

(1)全体を見通して、事の本質を見きわめること。
「時代を―する」

(2)悟りあきらめること。超然とした態度をとること。

三省堂提供「大辞林 第二版」より     Powered by 三省堂

すべての人が生かされる道。昔の企業には、そういう姿勢があったように思います。「窓際族」なんて言葉もありました。これが駄目だから、すぐに首!という時代ではなかった。体調が悪いからと言って、やめてくれないか?という時代ではなかった。組織には、そういう人も養う、受け入れる、懐の深さがたあように思う。

バブル崩壊後だろうか・・・。
自己責任という言葉で・・・
全体の調和、協栄、・・・というものがなくなっていった。
ダメなのは、本人のせい。努力しないから・・・

さて、今の日本はよくなったのだろうか?
実感の伴わない経済成長で、すべてが疲弊しきっているのでは?

現在の総理大臣には、今の社会システムを変えなくてはいけないなんて気はさらさらない様子。ニュースに流れる国会答弁の断片は、「バカオヤジ」と言いたくなるようなもの・・・。日本をダメにした総理として、名が歴史に残ることだろう。

お互いのあるがままの姿を認めつつ、全体としての調和、協栄していくことを考えられる。そんな社会システムを考えられるような、人間が。政治家が必要だよ。


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