京都便り

京都のこと、和菓子のこと、着物のこと。
四季折々のことを書きつづることができればと。

この秋一番の人出

2006-11-25 21:43:09 | つれづれ
 秋は夕暮れ。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。

 なんてことを言ったのは清少納言だけど、まさにその通りで秋の夕暮れはなんとも雰囲気があっていい。紅く染まった木々の葉をさらに紅く染めて、とても美しく見える。

 もっとも清少納言の言う秋は虫の鳴く季節ということで、木枯らしが吹く今の秋よりはもう少し夏に近い気がする。そういう意味では冬はつとめてというほうがより近い気はするけど、朝がそれほど寒いわけでもなく、紅葉を詠んだ歌というのもありそうなものだけど、不勉強もあって探すには至らず。

 今日は10時過ぎに店まで母親を送っていったが、すでにすごい人の波。店までクルマであがるのも大変という状況で、今日はいけるぞとちょっとやる気になる。

 ただ朝のうちは晴れていたのに、昼を過ぎると今にも降りますよと言わんばかりの鉛色の空。結局雨は降らず。しかし明日の夕方から雨という予報だったのが、鉛色の空を見てあわてたのか、朝から雨でしょうという予報にいつのまにか変わっていた。

 明日、雨が降ると11月の日曜日は全部雨だったとか。雨か。恵みの雨とならんことを。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿