和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

魚沼 西福寺開山堂天井彫刻  Ⅰ  作者は日本のミケランジェロともいわれて

2023-01-29 08:05:32 | 日記

座禅に入られた道元禅師

虎がしっぽをまいて逃げる姿

禅師の身を守った龍

亀や鯉





鬼退治仁王像 欅の一本彫り

階段両側に立つ仁王像 高さは2メートル

西福寺(さいふくじ)は、新潟県魚沼市にある曹洞宗の寺です。1534年(天文3年)に天台宗の寺院として創建されましたが、後に曹洞宗へ改宗され現在に至っています。
「日本のミケランジェロ」とも称される江戸時代の名工石川雲蝶の彫刻が多く残されていることで広く知られています。
開山堂は開山芳室祖春や宗祖道元を祀るために、第23世住職の蟠谷大龍により建立され 1852年(嘉永5年)に起工し、1857年(安政4年)に完成しました。
開山堂には見事な彫刻があり、天井には江戸末期に石川雲蝶が6年かけて作ったとされる道元禅師猛虎調伏の図(大きさ約5.5メートル四方)や絵画、漆喰細工の数々が
所狭しと配されています。
新幹線浦佐の駅からタクシーで10分の所にありました。寒い時期でもあり観光客は2~3人と少なかったために撮影も許されました。堂内を紹介するビデオを何回も
見せてもらってはゆっくり2時間をかけて勉強させていただきました。
この開山堂は「仏の教えが、雪深く貧しい農村地域の人々の心を救う」という信念のもと当時の住職の大龍和尚によって建立され、石川雲蝶はその意図をよく理解して
老若男女が集い開祖道元禅師の教えに触れることが出来る空間を作り上げました。その迫力に圧倒されて心新たな気持ちにさせてもらい有難い訪問になりました。
道元禅師猛虎調伏の天井彫刻
修行中の道元禅師が虎に襲われそうになった時、竜神によって守られたという物語を題材にしたもので、岩場で座禅する道元禅師の眼下で、龍と虎が睨みあう様子が表現されています。
この中には亀、鯉、鷲、猿、雀、雲雀、四十雀からなどの小動物も登場しています。

雪ばれに伽藍彫刻鎮まりぬ