和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

奈良興福寺 南円堂

2023-01-21 06:59:09 | 日記



南円堂

一言観音宮 と藤棚

右近の橘





興福寺(こうふくじ)は、奈良県奈良市登大路町(のぼりおおじちょう)にある法相宗の大本山の寺院で山号はなし。本尊は中金堂の釈迦如来。南都七大寺の一つだそうです。
藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇りました。
「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。。

南円堂(本尊・不空羂索観音)は西国三十三所第9番札所で広大な敷地の中の南西に位置しています。
南円堂は弘仁4年(813)藤原冬嗣が父、内麻呂の追善供養のために建てたものだそうです。
興福寺の中では中金堂(平成30年再建)・五重塔・東金堂に次ぐ規模を持っており、朱色が目立ち、八角形の大変美しい姿は非常によく目立つ存在です。

毎年10月17日には興福寺南円堂が開扉され、本尊 木造不空羂索観音菩薩坐像(国宝)の前で大般若経を転読(てんどく)する諸願成就の祈祷が行われます。
かつて玄奘三蔵が訳し終えた『大般若経(大般若波羅蜜多経)』は全600巻にも及ぶ最大の経典です。現在の転読法要では、導師(どうし)の「大般若~」の発声とともに、
複数の僧侶が大声で経典の題目・訳者を唱えながら折本経典を空中に乱舞させ、読み終えると元の箱に収められます。
また、八角形の須弥壇に安置されたご本尊や木造四天王立像(国宝)、木造法相六祖像(国宝)のお姿を拝観できる、年に1度の貴重な機会になっているそうですよ。
南円堂ではお参りの人の邪魔にならない端っこで般若心経を上げていましたら、南円堂の隣には一言だけの願いを受け入れてくれる一言観音様がいらっしゃると教わりました。
お陰で小さなお堂の中に入って心ゆくまでお参りすることが出来、毎日ここへ来ているというご老人に教えていただいて感謝です
藤原氏ゆかりの藤棚や御堂の傍らには右近の橘も実をつけていました。


ご詠歌 春の日は南円堂にかがやきて 三笠の山に晴るるうす雲