トリのオレンジ煮／フーの運転免許

スペイン在住（当時）くーまくーま君のところで教わった「鴨のオレンジ煮」風、チキンのオレンジソースかけ

ついこの間のような気がするけど、あれはもう４年も前になるんですか～。くーま家も今では日本にお引っ越し、相変わらずステキに育ってるくーま君です。いつも美味しいモノ食べてるしね。よく真似させてもらってます。この時はPATO（鴨）の肉というのが見つからず苦労したものですが（苦笑）、依然、PATO（duck)を売っている店なんてすごくすごく限られるし、しかも１羽求めなければならず、もちろん冷凍モノ。なので、今回は気負わず、チキンのもも肉を使用。せっかく教わったのにレシピは目見当だし、煮詰めすぎて色変わってるし、肉をスライスもしなかったし…でも美味しければいいのっ！

その割にオリジナリティのない我が家なので、くーまレシピにあったとおり、副菜はレタスとベイビースピナッチ（ほうれん草）と、モツァレラチーズのサラダにしました。で、シェリービネガーとやらがないので、バルサミコビネガーと、自家製タイム入りオリーブオイルで。美味しかった～。ブーが作ってくれた、タマネギとニンニクとマッシュルームのスープもばっちりでした。我が家は私が超ご飯党なせいで、主食がパンというごはんは滅多にないんですが、さすがにこの日はパンで。しかもＷ☆Martの「おつとめ品」これがまた、滅多に選ばない種類を試せて良かったのでした。今度は普通の値段でも買ってみよう。


さて。
フーちゃんの運転免許取得顛末記です。
なにしろ前日はこんな状態↓

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ゴンゴンバリバリが楽しくてすっかりハマってしまいました。










「いんべすてぃげーしょん中。」



もはや鏡ではない。この日まで、試験場は臨時３連休。




「雪であんよが広がって痛いでちよ。」
「オレだったら舐めて取るけど、オマエって囓って取るんだな。やばん～」



「なかなか取れないでちねぇ。」
「つき合ってらんないから寝る。」


そして試験当日


じつに美しい日でした。



しかし、Road Conditionはこんな…



半分期待して、試験センターに問い合わせたフーでしたが。無問題だって。




ここ、本試験のコースです。

こうなったらまな板の鯉。

会場までは、既に初心者マーク（そんなものないけど）も脱出したブーに運転してもらいました。試験官はちょっと強面の赤毛のおばちゃん。手続きを終えて、「壁のポスターで、よくmaneuverabilityの手順を確認しておいて」と言われたフーの背中は震えてました。

車に乗り込む前、試験官が「方向指示器を出して、右、ハイ左…」と車が安全規定を満たしているかどうかチェック。

この時、たまたま近くを通りかかった老夫婦の、おばあさんがお連れ合いに「見て、あのPoor little Girl、まあ、あんなに緊張しちゃって。ああやだやだ、可哀想に。」なんて言ってました。可哀想な小さい女の子だって…


そして、助手席に試験官を乗せたフーは本試験コースへと旅立って行きました。


…と思ったらものの５分で帰ってきました。これは一発中止の大ミスをやらかしたか？と思いきや、車はそのままManeuverability（車庫入れのような車の位置入れ替え技術）のコースへ。あらあら、路上は合格したってことかしらん。

４角く置かれた４本のMarker（コーン）の間を通ってから、先にある１本のMarkarの右か左かに車を移動させます。

一部始終を見ていたのですが…かたつむりと競争しているような速度で、止まるわ、戻るわ、Markerにぶつかるわ…こりゃダメだ、と思いきや、戻ってきて車を降りたフーが引きつった顔で言うことには合格。何の間違いかと。

ところがですね、Maneuverabilityのポスターをよく見てみたところ、マーカーをなぎ倒してしまったらその場で失格の26点マイナス。でもマーカーにぶつかるだけなら10点マイナス。そして、「止まってはいけない」と思っていたのだけど、よく読めば「止まったら減点２点」だけど、失格とは書いていない。そして、確かにどこを見ても「戻ってやり直してはいけない」とは書いてないんです。マーカーにぶつかり、そのまま切り抜けることができなかった絶体絶命のフー、なんと試験管に訊いたそうなんです。「戻ってやり直してもいいですか？」って。そうしたら試験官が黙って頷いたって。ブーの友人は同じくマーカーにぶつかって試験に落ちたと聞いていました。なんてこと！！うーむさすがアメリカだ。いつでもどこでも「言ってみるモン」ですね。一方、この雪でスケジュールがすっかり乱れて、もうどうでもいいやと思っていたんじゃないか、という説もあり。


ともあれ、フーまで運転免許を取ってしまいました（泣き笑い）。本人もビビっているので、当分一人で運転はしない（させない）でしょうが、大学に入るまでには確実にできるようになっていないと生活ができないし、この夏だってもうボランティアやバイトにいちいち私が送り迎えするわけにもいかないだろうから、これから本格的に練習しないとね。

あ、その前に保険に入らなくちゃ・・・

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