合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

ありがとう うぃるち

2020-01-05 | My Precious
うぃるち こと Will=真茶郎=Katasumi



2006(?) - 2020 01 05 16:01


最期まで、最後の最後まで、本当によくがんばりました。強かった。

I Love You うぃるち


お兄さん、おねいさんによろしくね。
また会えるから。それまで待っててね。



とんでもない噛み犬として我が家のメンバーに加わり、皆さんにずいぶんご心配や愛情をかけていただきました。
片隅家に来て12年と5ヶ月11日。訓練を受けて、頭が良すぎるから逆に大変、なんて言われて。実際うちの犬たちの中で一番賢かったかもしれないうぃるち。
「理想の死に方はこれ」って言う旅立ち方をしました。一昨日まで普通に元気よく食べてヨロヨロしながらちょっと問題のあるトイレを済ませて、後は寝る!吠える、時々噛む!のグランピージイさんやりたい放題。元日には近所までお散歩もしました。帰りはお迎え車出動だったけど。あちこちにできた湿疹もようやく治って、下痢ピーも4週間ぶりに収まって、またぶいぶい言わせるかな?と思ったその数時間後の出来事でした。
突然立てなくなって身体中の筋肉がゆるゆるに。目に光がなくなり大好きなチーズも食べなくなり、ほぷちゃんの時と全く同じだと思い当たりました。時間がないのだとわかりました。
あの時の後悔を無駄にしない。病院の検査で一晩別れ別れで過ごしてそのまま病院で死なせるなんてぜったいにさせないと決めていました。それからの二日間は、オットも私もファミリールームに泊まり込み、文字通り24時間一緒に過ごしました。
食べ物は最後に私が作ったモンブランのクリームだけ少し舐めてくれました。オット手作りの電解質水はシリンジで数時間ごとに。驚くことにトイレの時間になると起き上がるサインを見せ、起こして支えてやれば立ち上がり、外でトイレができました。でも終わるとぐったりして反応がなくなる。回復の兆しでないことは明らか。そして30時間後の今日午後2時ごろから、息の荒い時間が多くなってきました。水を飲まなくなったことで終わりが近づいたのがわかりました。
よく聞くように、荒い呼吸から痙攣、伸びをして…心臓が止まる……ところが、数秒後に息を吹き返すことを4回繰り返しました。すごい生命力でした。午後4時。たくさんたくさんたくさん撫でて声をかけて、お礼を言ってお別れすることができました。
娘も一緒に見守ってくれました。

もういいよ、行っていいよって言われて、最後は戻ってこなかった。「これが正しい死に方でちよ!よく見ておくでち!」こんなに立派な子でいてくれて私はうぃるちを誇りに思う。日本語だとちょっと変だけど、改めて

I’m so much proud of you Will!”

さようなら、うぃるち


数日前、あまりにほぷちゃんにそっくりで驚いた写真。


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16 コメント

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Unknown (シナモン)
2020-01-06 13:35:13
ウィル君亡くなりましたか・・・合掌

TAMAさんの処に引き取られて幸せでした、最後看取ってもらえて、本犬も満足しているでしょう。

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Unknown (ゆか)
2020-01-06 14:38:16
うぃるちが来た当初のことを思い出します。
TAMAさんご一家のご努力とともに。
見放さず、ずっと大切に一緒に奮闘されていたご一家とうぃるちの様子を拝見し、頭が下がるなんていう簡単な言葉では言い表せないものがありました。

うぃるち、本当にお疲れ様でした。
幸せだったね。

クッキー君とホープちゃんと仲良く楽しく過ごしてね。きっとほぷちゃんとも意気投合できるはず・・・。

あっぱれな最期ですね。
うちの子たちにも見習ってほしいです。

お疲れ様・・・
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Unknown (chie)
2020-01-06 22:02:43
大晦日にシャンプーしてもらって綺麗になって旅だったんですね。最後は何もかも立派なうぃるくんでした。
お家でみんなの中で。が一番幸せです。本当にそうです。
うちの猫は入退院くりかえして長患いさせて、
急変した日に病院へかけこんで可哀想なことをしました。
血糖値と体温低下だから一日入院で帰れるといわれたのに電話ですぐ来てくださいになり、駆けつけたら酸素を口に入れられてむりやり生かされているその姿にワンワン泣いてしまいました。
最後の姿をどうしても思い出すからお家にいるのが一番です。

うぃるくんは虹の向こうで姉兄が待ってるし寂しくないね。
いっぱい笑わせてくれて楽しかったよありがとう。

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Unknown (mufmuf)
2020-01-07 07:43:09
うぃるち お疲れ様でした。あなたは本当に幸せな人生でしたね
随分前にコメントさせて頂いた者です。
朝からさめざめ涙が止まりませんでした。
2016に16年間のアメリカ生活を閉じ東京からこっそり応援してました。彼が逝ってしまってなんだか私のアメリカがまた終わってしまったなぁと1時代が幕を引いた様な気持ちになりました。みんなを預けていたペットホテル?の見守り隊をしたのがついこの間の様に思い出されます。あの頃うちの子も預けるならこういうところと必死に探しベイエリアにもシカゴにもみつからずガッカリしたものでした
時に暴れん坊将軍の様だったうぃるちの旅立ち
お辛いことでしょう。
ご家族のみなさんの心が穏やかであられますように
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Unknown (TAMA)
2020-01-07 10:08:32
☆シナモンさん、とうとう逝ってしまいました。今頃クキさんほぷさんと合流できているのかな。立派でした
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Unknown (TAMA)
2020-01-07 10:10:52
☆ゆかさん、いろいろお世話になりました。え?そうだったけ…って、今読み返すたら壮絶です。ここまでの噛み犬だったことなんて忘れていました。これはすごい。
それだけに絆が強かったんでしょうね。久しぶりにこんなに泣きました。
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Unknown (TAMA)
2020-01-07 10:14:05
☆chieさん、実はあれは古い写真なの。実際には大晦日にはいっぽだけがお風呂屋さんに行きました。それはそれですごかった。。。

うぃるちはここのところ体調を崩していて、お風呂に入れられる状態でなかったのが心残りです。プールもお風呂も好きな子だったから、もっと水につけてあげたかった。

今回、病院に連れて行ってどうにかなるものではなかったのが却って幸いだったと思います。猫ちゃんの最期は辛かったですね。もらい泣きしました。
みんな今は幸せにくらしていますね。
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Unknown (TAMA)
2020-01-07 10:16:41
☆mufmufさん、お久しぶりです。うぃるちの暴れん坊将軍をご存知の方と話すのが嬉しいです。きゃんぷバウワウの見守り隊、していただきましたね。若かったな、うぃるち。元気いっぱいで、いつかこんな日が来ることが想像できませんでした。いつも緊張いっぱいで大変だったことも今になって思い出しましたが、晩年は可愛いくて、愛おしい我が子でした。

日本へ戻られたのですね。またときどき遊びに来ていただけたら嬉しいです。
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Unknown (みか)
2020-01-07 15:22:59
うぃるちくん、亡くなったのですね。

確か、最初は、ほぷちゃんが亡くなったあと、娘さんが、シェルターにいたうぃるちくんを見つけて、この子を買いたい、っておっしゃったことがきっかけだったんですよね。

その頃から、TAMAさんのブログでうぃるちくんの噛み犬っぷりをずっと拝見していて、ああ、うぃるちくんって、前の飼い主から受けた虐待のトラウマがあったのかもしれないけど、自分を守って生きることに必死で、頑張り屋さんなんだな、と思って、記事を読ませていただいてきました。

うぃるちくんのトレーニングにも、TAMAさん、ずいぶん、いろいろと試行錯誤されていましたよね。

そして、その、まだ幼さが残っていてきかん坊だった、あのうぃるちくんが、おじいさんになって、生涯を終えただなんて。

うぃるちくん、本当に彼ならではのwillを貫いて、生き抜いたんですね。

さっきから、『巨星落つ』というコトバが、思い浮かんでなりません。
うぃるちくん、そんなに大柄ではなかったけど、存在感が大きかったから。

そして、そんなうぃるちくんを最後までお世話し続けたTAMAさん、お疲れ様でした。
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Unknown (kira)
2020-01-07 18:28:03
うぃるちくんが引き取られたときから知っているからか、人様のワンちゃんが亡くなって目に涙が溜まったのは初めてです。

そして、改めてTAMAさんご家族の動物に対する思いやりの深さに頭が下がります。
私は2年前に愛犬(16歳)を亡くし、その後もまた育てたいとの思いが何度もありましたが、自分の年齢を考えて最後までお世話をできないかも・・・と、諦めてます。

お疲れ様でした。
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