合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

サンキューかタンキューか?

2006-11-20 | 英語や日本語のお勉強


紅葉もいよいよ、とうとう、ほんとうに(しつこい?)終わりです。


こんな季節、来週はいよいよThanksgivingです。「え?それって何?」って言う人は一昨年の記事でおさらいしてくださいね。

ところで、Thanksgivingって日本語で書くとサンクスギビングですよね?Thank Youだってサンキューだもんね?ところが最近、アメリカ人生徒さんに思いっきり日本語発音で「『サンキュー』か『タンキュー』、日本語で書くとこのどちらかになるんだけど、どちらかと言ったらどっちが近い?」と聞くようにしているんですが、これが圧倒的に「タ」の音に軍配が上がってしまう。
サンキューとかサンクスギビングの場合は、日本語の通例で「サ」って書くのよ、で済むけれど、人名(Ethanとか)だとちょっと悩みます。「イータン」って言われる方が「イーサン」よりはまだ自分の名前だと思えるんだって。カタカナってすごく便利な表記法だけど、反面障害にもなるんですよねー。日本人もカタカナ英語に苦労してますが、英語人も苦労してるみたいです。

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オーディオ・ブックを借りてみる

2006-11-17 | 英語や日本語のお勉強

近頃、オーディオ・ブック(いわゆる、読み聞かせCDですね)にはまっております。なんたって日本語クラスへの往復で毎日のように軽く150kmは運転するんだもの、この時間を無駄にする手はありません。(←時間泥棒にやられておるな、とフーにからかわれます)単調なハイウェイのドライブ、音楽を聴いていても眠くなるし、英語のお勉強CDにもさすがに飽きました。でもやっぱり英語は必要だし…

ということで目を付けたオーディオ・ブック。何故今まで気付かなかったのか、というと、まだアメリカに来たばかりの頃、無謀にもハリーポッターとアズカバンの囚人のオーディオブックを買って玉砕したから。当時の私にはほとんど歯が立たなかったですね。実を言うと今でもハリポタはちょっと厳しいです。英単語ですらない、造語や変わった固有名詞が多すぎてそのたびに思考が止まってしまうのです。朗読は待ってくれないのであっという間に置いて行かれて路頭に迷う…の繰り返し。

それにその頃は図書館の利用方法もよくわからなかったのでした。どこのブランチでも返せるということも、延滞金のシステムも、インターネットから簡単に期限の延長ができるということも知らなかった私には図書館はちょっと敷居の高いところでした。でもここのところ、図書館で映画のDVDを借りまくる知恵がついたところで、ふと気付いたオーディオブック。ちょうどウーが勧めてくれた中学生向けの本ならきっとピッタリ。


図書館で探してみたら、ありました!HOOTにオーディオ・ブック。本の方は学校のブック・クラブで買ったもの。中学校までは毎月学校から今月のお薦め本のカタログが配られて、格安で本を購入できるんです。やる気だけが先走っていた私はとにかく子ども向きの本を買いあさっていました。本棚でおとなしく出番を待っていたこの本を発掘してくれたのはウー。せっせと読んでは私に勧めてくれました。

「この本の主人公はね、フクロウを守るために闘うんだよ、きっとママもおもしろいと思うよ。」

とりあえず本は見ずに、ただただCDを聴いて物語を理解することにしました。CDは6枚組。自慢じゃないけど、1枚目を1回聴いただけでは何もわかりませんでした。2回目…3回目くらいからようやく登場人物が把握できるようになると、あとは早かったかな。でも1枚目のCDを5回くらいは聴いたと思います。2枚目からは集中していれば1度で内容が頭に入るようになってきました。3枚目くらいからはおもしろくて先が知りたーい!とどんどん進み、初めてのオーディオブックは気が付いたら楽しく終わっていました。もちろん子ども向きの本なので、物足りない部分はあるけれど、何というか読後感(聴後感?)の爽やかな、健全な物語でした。

最後の章で初めて本を見たら、思っていたのと綴りが違ったり、勘違いがわかったりと発見があって、また面白かったです。
物語を集中して「聴く」というのは日常の会話や、映画を見るのとは全然違って、別の集中力が必要らしいこともわかりました。私にとって英語はまだまだ自然にはほど遠いので、相当集中しないと意味がわからず、ただ「音」として通り過ぎてしまうんです。オーディオブックはとてもいい刺激になりそう。

次は何を借りようかなあ。



HOOT Carl Hiaasen 
Newberry Honorを受賞しています。映画化もされたらしい。


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イディオム再び。ほぷちゃんゴーロゴロ

2006-08-12 | 英語や日本語のお勉強

家庭菜園に嬉しい兆候。


庭のゴーヤが長さ10センチくらいに生長してきてます!


でも、なんだか日本で見る緑が濃くて細長いのとは違うみたい。むしろこちらのインド系ショップにある、インドのビター・キューカンバに似てます…。ま、食べられればいいか。早く大きくな~れ!

今日の続きは英語クラスの内容です。英語に興味がない方はここまでで下のリンクを「どらどら」していただけると嬉しいです。また後ほど~

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さて、英語のクラス。次々と私の夏休みが終わります。これからまた日本語の準備と英語の宿題に苦しむ日々が…(涙)。

今日最初に苦労したのは発音
wonderとwanderの違いがね~~~~~!わからないんですよ。その場で直されて言い直す時はなんとか真似できるけれど、違いがハッキリとわかっていないから聞き取れないし、会話の中で自然に発音できない。キーッ!

LとRももちろんですが、その言語で育っていないと本当にその音を聞き取る能力が育たないんだなあ、と実感する一瞬です。

「wonderのoは数字のoneと同じ、wanderのaはfatherのaと同じ」
と教わっても、そもそもoneのoとfatherのaの違いがあまりわかってなかったりするし。もちろん、この場合wanderのaの方が口を大きく開いて…というような明確な違いはあるはずなのだけど、目を閉じて言葉を聞いていたら、よほど注意深くその二つを聞き比べない限り私には区別がつきません。
やっぱり英語が自然に、母国語のように扱える日はきっと来ないのだろうなあ、と悲観的になってしまう一瞬。


続いていつもの、「二つの意味を言いなさい」シリーズ。
top-highest part, a toy
独楽のこと、topって言うなんて初めて知った。でも指された人はスラッと答えたのよね。それにもう一つの、普通の意味のtopだって、わかってはいてもなんて答えていいのかわからない。これは日本語力というか、思考力そのものに関わってきそうだけど、私だったら「bottomの反対!」なんて答えちゃいそう。もちろん先生はそれでもokと言ってくれるでしょうけれど。でも期待されている答えはhighest partね、なるほどでした。


次、私に当たったのは「ソーク」(と聞こえた)。
アワアワしながら「ええと、水に浸かること」と答えた私に先生は苦笑して、「よく聞いて。それは『soak』。私が言ったのは『sock』」
普通の人はこんなにゆっくり一つの単語を言ってくれること、ないですからね。トンチンカンな返答をしちゃうわけだ。ちなみにsockは言わずと知れた靴下、(つまりfoot coverですね)そして、もう一つの意味はこぶしで殴ることだって。知らなかった…。

続いて、mean(これは3種類)。mean(意味する)の意味って…何て答えていいものかわかりません。当たった人も絶句。慌てて別の二つの意味、「平均」と「意地悪」と答えます。でも肝心の「意味する」を他の言葉でどう説明するか…先生からの助け船は、[to intent]言われてみればなるほどです。同じように[like]という単語の意味で引っかかったっけ。この時、先生は「similar」という単語を引き出したかったのでした。

他に、long, loaf, lean, last, fresh, fair, fan, fine(5種類), bill…etc.

billも「請求書」って一体どう説明したらいいんだろう、と固まっていると、先生が[ amount that you owe.]と言いました。なるほどねえ…と感心しているばかり。覚えないと意味がないですね。

他にはアメリカ版ストーンヘッジの記事をみんなで読んだり、私が持っていったバンクーバー島のカレンダーや写真を見たり。先生も数年前にほぼ同じ場所を訪れていたので話が盛り上がりました。

そしてお馴染みのイディオム…と思ったらなんかまた新しいのがいっぱい増えてた~~~。でもこの前ここで思いっきり復習したおかげで今までの分はカンペキ~!今日は先生もニコニコでした。

では新しく出てきたイディオムたち。

stuffed shirt 四角四面で融通がきかない

spick and spane とても清潔なこと。元はクレンザーの商品名だったとか 

snowed under 仕事に埋もれている

hunch インスピレーション、第六感

six of one a half of dozen どっちもどっち

quite few ものすごくたくさん。何故か逆の意味になるんです。

a breeze a piece of cakeと同じ。つまり超簡単!

peanuts はした金 …私は裏金のことかと思っちゃいましたよ。

out of this world 素晴らしい!極上の

それぞれのイディオムの意味は各行の後ろに白文字で書いてありますので、興味のある方は反転して読んでくださーい。

というような感じで理解したんですが、今こうして記事に書くにあたって調べてみたら案外覚え違いがありました。またLとRと聞き間違えてたし…orz

そして、意味がわかることと同時にそれを別の英語で説明できるように、これは自分で訓練するしかないですよね、気を抜かずに勉強しなくちゃ。一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下が………ってる場合じゃないな!

宿題wordsは
wispy
precise
evaporate
focus
eliminate
今回はそれぞれの単語ごとに例文を考えてくるだけでヨシ!つなげてストーリーを作るのに比べたら楽です。

もう一つは、目の見えない人に、ある物を徹底的に描写してわからせる文章。赤とか大きいとか言ってもダメなんです。授業中の課題だったのですが、題材を選ぶのに1分くらいかかってしまい、制限の10分足らずで書けたのは我ながらメタメタな文章でした。選んだ題材はマツバボタン。…この時点で間違ってるような気がするし…。でももう発表してしまったので、来週までにどこまでリカバリーできるかが勝負1?




「♪おっばーちゃんは~」


「♪た~いへ~んね~」 


「♪わったしは~ばいりんがるなのよ~」


「♪えいごといばらきべんがはなせるのよ~」



なんか、ほぷさんにバカにされてるような気がします(涙)。


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英語のクラス 叱られちゃった

2006-05-06 | 英語や日本語のお勉強

3月に突然日本語を教える話が来て以来、アップアップと授業の準備に追われて、ずっと例の英語クラスにご無沙汰しちゃってました。

やっとサバイバルコースもひとり終わって一安心、これからはまた真面目に英語も勉強しようと思います。

なにしろこの1ヶ月間、ものすごく集中して日本語のことだけ考え、授業中は意識して返事や相づちも極力日本語に、と努力していたのですが(これがまたすごく難しい!)日に日に、英語がどんどん壊れていくのがわかりました。思考回路が完全に日本語に戻ってしまって、語順がおかしくなってしまうのです。その上、そうでなくても出てこない単語や言い回しが思い出せないこと!


日本に一時帰国した後だってここまでひどいことにはならなかったので、やはり日本語を教える、ということはそれだけエネルギーの要る作業なのだと思います。英語力の低下はひしひしと感じていたので、極力、夜や空き時間はTVドラマを見るように心がけてはいたけれど、それでは全く追いつかない状態まで落ちていたようです。


と言うのも…今日の英語クラスで。
久しぶりに聞く、何度も復習したはずのイディオムの意味が…思い出せないのです。いつものように先生がイディオムを言っては一人ひとりに当てていくのだけれど…

私に当たったのは
odds and ends というイディオム。

「ああ、知ってるはず、何度もここで教わった、そのたびにノートも取ったはず。思い出せない、なんだっけ…」

答えは、「売れ残り」なのですが、これが思い出せなくて、「散らかっていること」(それはsixes and sevens)なんて答えてしまいました。次に当たったのは、

under the weather

これは「病気、体調が悪い」という意味なのですが、私はまたもや思い出せなくて当てずっぽうの答えを言ってしまいました。moodyとかね。

でもでも、私、本当に今日は運が悪くて、この自分に当たった2つ以外はみんなわかったのです(休んでいる間に習った[on the spur of moment]を除いて)。でも更に運が悪いことに、他の人たちも今日は間が悪かったらしく…

wishy-washy 煮え切らない態度
white lie お世辞、または相手を傷つけないためにつく嘘
wet blanket 自分で楽しもうとせず他人に頼るヤツ
the tip of iceburg  氷山の一角
the last straw  堪忍袋の緒が切れる
throw in the towel  諦める、負けを認める
take turns  順番に
take it easy  心配しないで、お気楽に
sixth sense  第六感
see eye to eye  合意すること
second nature  天性の才能
run in the family  家族に受け継がれる特徴
red tape  お役所仕事の煩雑な手続き
potluck  持ち寄って分け合うこと
pain in the neck  煩わされること
out of the blue  青天の霹靂
once in a while  たまーに
on the house  タダ!
on purpose  わざと
no wonder  無理もない
make big mountain from a mole hill  物事を大袈裟にする
lemon  ポンコツ
それぞれのイディオムの後ろに白文字で答えを書いておきましたので気になる人は反転して読んでね。


どういうわけか、今まで何ヶ月も繰り返し教わってきたこれらのイディオムを覚えていなかったり、間違えてしまったりする人が続出で。

いつになく厳しい表情でこれだけのイディオムを息つく間もなく質問しまくった先生は、パタンと本を閉じて言いました。非常に穏やかに、でもハッキリと。

「正直に言って、今日私はあなたたちにガッカリしたと言わなくてはいけません。私が今まで長いことずっと教えてきた、繰り返し教えてきた基本的なイディオムをどうしてみんなこんなに覚えないの? どんな言い訳もできませんよ。これくらいのものが覚えられないようなら、下のクラスに行ってもらうべきかもしれない。ここはビギナーのクラスではないのよ。」

返す言葉もありませんでした。いくら運が悪かったと言っても、私たち全員、これらのイディオムは100%わかって、使いこなせていなければ彼女が教えてくれている意味がないんです。私だって自分の教えた生徒さんがこんなに覚えてくれなかったらどれだけガッカリすることか。


続いて「意味を二つ以上言いなさい」と言われて出された単語。

fresh, kind, last, like, match, lean, left, loaf, mean, pen, box, present, pupil rare, rest, ring, arms...

どれもこれも意味は知っていても、瞬間的に言い換える単語が出てきません。私に当たったのはlike。一つは「positive feeling, pleasent」でももう一つが出てきません。もちろん「~みたいな」という日本語は浮かぶのだけど、英語で何て言ったらいいのか、それこそ「like...」と口走ってしまいます(涙)。そこでは先生が「誰か、彼女が探している単語を手伝ってあげて」と言ってくれて、クラスメートが「similar」と助け船を出してくれました。情けなや…。


先生は、
「こういうときには短い言葉で、よりspecificな言い方をしてちょうだい」と言いました。例えば、何にでもthingとかstuffとかを使うのではなく、キッチン用具だとか、工具だとか、体の一部だとか、そういう限定された言葉を使って言い換えて欲しい、と。

boxという言葉が当たったとして、「四角い[もの]で…中に何かを入れることができて…」というよりも「四角い入れ物」というビシッとした答えを先生は期待しているわけです。


今日は生徒一同、大きく先生の期待を裏切ってしまいました。クラスの雰囲気がしょぼーんとしてしまいました。


今日の前半は、先生が詩の朗読をして、その内容や作者が伝えたいことを汲み、自分の言葉でレポートする、という課題でした。そのときは、「これは確実に大学レベルの課題だけれど、本当にみんなよくできているわ」とご機嫌だった先生ですが、それだけに後半、簡単なはずのイディオムや単語の定義でコケたので先生も思わず疲れちゃったんでしょうね。


宿題は
1.好きな本の紹介文を、自分とその本との関わりを交えてエッセイにまとめてくる。
2.perfect[a], perfect[v], evil, complain, whine, discuss, disgust (disgusting), helpfull, describe の単語を全部使ったショート・ストーリーを書いてくる。この2つ。(しかし、この一連の単語、今までで一番厄介です。全く繋げようがない…しかも、授業中も宿題のエッセイも辞書の使用は一切禁止)

すっかりヘタレな私の英語も、もっとがんばらなくちゃ!


ジョゼフィーヌのゴージャスなベッドをすっかり我が物にして
くつろぐHopeさん

わたしなんてかんたんにばいりんがるよー。
いばらきべんもはなせてとりりんがるなのよー。

「どうでもいいけど、はみ出てるわよ>Hopeちゃん」


symbol7今日もどらどらよろしくお願いします!