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[速報]ベルリンのテロ事件容疑者がミラノで射殺される

2016-12-23 19:59:46 | 社会
Corriere della sera 2016/12/23より



23日未明(午前3時)ミラノ、Sesto Sangiovanniでベルリンのテロ事件の容疑者でチュニジア人のAnis Amri容疑者が通常パトロール中の警察官により射殺された。通常パトロールの2人の警察官が夜道をひとりで歩くマグレブの若者に職務質問をし、身分証明書の提出を求めたところ、突然、バッグから拳銃を出し発砲。一人の警察官は肩を打たれ、もう一方の警察官が応戦して犯人を射殺した。この警察官は9ケ月の見習い中だった。

使われた拳銃は、ベルリンのテロ事件で使われたトラックのもともとのポーランド人運転手が殺されたときのものと同一であった。また身元も指紋によりすぐに確認された。所持品の中には電車の切符もあり、それにより、ベルリンからの動向もわかった。それによれば、フランスのChamberyを出発し、トリーノ経由でミラノに着いたものと思われる。ミラノの中央駅に着いたのは深夜1時。従って、ミラノについてからわずか2時間で射殺されたことになる。テロ対策専門官によれば、容疑者は南イタリアに行こうとしていたと思われる。

Amri容疑者が初めてイタリアに着いたのは2011年Lampedusa島でその後Belpassoに移送された。2つの街では言い争いが多いことで目立つ存在だった。結局、器物損壊、放火、傷害、脅迫などの罪で、各地(CataniaからEnna、SciaccaからAgrigento、PagliarelliからUcciardone di Palermo)で拘置された。すなわち、有罪判決を受けてもいつも嫌疑不十分で出てはまた犯罪を犯すという4年間だった。

(原文)
http://milano.corriere.it/notizie/cronaca/16_dicembre_23/sparatoria-sesto-san-giovanni-killer-ucciso-grave-poliziotto-87f8ddf2-c8da-11e6-bac6-8c33946b31a6_preview.shtml?reason=unauthenticated&cat=1&cid=7MG1fI3F&pids=FR&origin=http%3A%2F%2Fmilano.corriere.it%2Fnotizie%2Fcronaca%2F16_dicembre_23%2Fsparatoria-sesto-san-giovanni-killer-ucciso-grave-poliziotto-87f8ddf2-c8da-11e6-bac6-8c33946b31a6.shtml