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柏からイタリアニュース

イタリアの今をイタリアメディアの記事からお届けします。

ポンペイで新たな遺跡の発見

2025-02-28 12:33:16 | 文化
Corriere della sera  26 febbraio 2025 ( modifica il 27 febbraio 2025 | 08:08)

Scoperta a Pompei una «nuova villa dei Misteri»: riemerge lo spettacolare affresco gigante dedicato a Dioniso. Risale al 40 a.C.
di Gimmo Cuomo, inviato a Pompei
ポンペイで新たな遺跡の発見 - 新たな秘儀荘。ギリシャ神話に登場する豊穣と酩酊とワインの神ディオニュソスに捧げられた巨大なフレスコ画が描かれている。

Ritrae baccanti rappresentate come danzatrici ma anche cacciatrici e satiri che suonano il doppio flauto. Gli archeologi l'hanno battezzata la «casa del Tiaso». La presentazione stasera su Raiuno con Alberto Angela



(本文)

https://salerno.corriere.it/notizie/cronaca/25_febbraio_26/scavi-di-pompei-trovato-un-affresco-gigante-in-una-villa-e-una-megalografia-di-un-corteo-per-dioniso-16168a87-29ac-453c-87bd-af41abba0xlk.shtml

マリーサ・ディ・ルッソ教授が3月31日に亡くなった。ご冥福を祈る。

2022-04-03 11:04:36 | 文化
Il Pescara 01 aprile 2022 13:29

Morta Marisa Di Russo, lutto per la scomparsa della professoressa nata a Torre de' Passeri
La Di Russo è venuta a mancare a Pescara, il cordoglio dell'associazione Giappone Abruzzo

マリーサ・ディ・ルッソ教授がペスカーラの町から去った。日本・アブルッツォ州協会から哀悼の意が捧げられた。長い闘病生活を続けていたが、昨日3/31亡くなった。Torre de' Passeriの出身。ナポリ東洋大学で学んだ。

70年代に来日。東京外国語大学でイタリア語教授として着任。日本におけるイタリア語教授法の歴史の基礎を作った。大学では何世代にもわたる学生たちを指導すると同時に90年代に始まったNHK TVのイタリア語会話講座のアドバイザーでもあった。言語能力の優れた習得のための多文化間でのダイレクトなコンタクトの重要性を主唱したひとりで、日伊大学間の交換留学プログラムの立上げメンバーの一人だった。ディ・ルッソ教授の研究と発表で重要なものは、下居春吉に関するもので、まだインテリ層の一種の「damnatio memoriae(名声の破壊)」が残っていた時代の人物だ(これは、マリーサさんが研究テーマにした時代はまだ日本ではこの下居なる人物は、”過去のいかがわしい人物”として考えられ、学術的には研究対象に値しないと考えられていた中で、マリーサさんが研究に取り組んだという意味らしい)。また、アブルッツォ出身のRaffaele Ulisse Barbolaniについても書いた。彼は1800年代の在日イタリア大使だった。彼がTommaso di Savoia-Genova王子の明治天皇面会を実現するのに大きな役割を果たした事を明らかにした。彼女はまたここアブルッツォでBarbolaniが注文した珍しい写真集も発見した。この19世紀の日本の重要写真は2001年に平凡社から出版された。
イタリアに戻ったあとは、欧州と日本の初期の交流の研究に専念することに戻った。特に、イエズス会のアレッサンドロ・バリニャーノの功績の研究だった。イタリアやましてやキエテ(彼女の生まれ故郷)ではバリニャーノの重要性が充分認識されているとは彼女は考えていなかった。カリキエテ基金から援助を受け、2006年、このイエズス会修道士の死の400年の記念の折には一連の重要な役割を果たした。それの企画の中には、イタリア、スペイン、中国、日本からの参加した会議、2つの展示会、市庁舎前にバリニャーノの像を建立などがある。また、キエティ・イエズス会修道士に関する研究センターの創設にも関わり(現在のアレッサンドロ・バリアーニ国際センター)、センターの科学委員は各地のイタリアや外国の大学の研究者たちが担っている。そして最近は日本・アブルッツォ州協会を立上げ、日本の言葉や文化の紹介に尽くしていた。また2016年にはバリニャーノの業績が発行され、その中でヨーロッパで最初に日本の大使になったことが報告されている。この疲れ知らずの研究者は最後までバリニャーノに関する普及版の本作りにも取り組んでいた、その本は九州の南島原市のイタリア研究者や研究家から求められたものだ。同市とキエティ市は2016年友好都市協定を結んだが、これにも彼女と日本・アブルッツォ協会が重要な役割を果たした。代表をはじめ同協会全員が彼女の死を悼んでいるが、彼女が始めたアブルッツォ州と日本のますますの関係強化を進めて行く事でしょう。最後のお別れとなる葬式は4月1日(金)の午後、ペスカーラ市アルクイォーネ広場のNostro Signore Gesù Cristo Crocifisso教会でとり行われる。


(本文)
https://www.ilpescara.it/cronaca/marisa-di-russo-morta-professoressa-torre-passeri.html?fbclid=IwAR3825gN3M0HJvVfd9vqMXHuX27bHDMuEoZumjEOw7i6SpC73oc3sjK3FDc

フリー・デザイナーの先駆者G.ミケロッティ、日野やプリンスも

2022-01-23 10:09:33 | 文化
日野自動車が1960年代生産していた「コンテッサ1300」。デザインしたジョヴァンニ・ミケロッティの生誕100周年記念展がイタリア・トリノで開催。その功績を振り返ります。

以下よりどうぞ動画をご覧ください。

https://www.asahi.com/and/article/20220106/412527699/?ref=and_mail_m&utm_source=newsletter220123&utm_medium=email&spMailingID=5446637&spUserID=MTAxNDQ2NzgxMjQyS0&spJobID=1640227732&spReportId=MTY0MDIyNzczMgS2

イタリアのヴィーガン事情

2022-01-17 13:49:02 | 文化
ANSA 15 gennaio 2022 19:59

Veganuary, come cominciare il cambiamento per diventare vegani - vegetariani
Doxa, 67% italiani hanno ridotto carne e pesce. Passi graduali, sostituire solo alcuni alimenti

1月はなにかを始めようとするいいタイミングだ。そんな”なにか”の筆頭はいつも、体型改善と体によい食事、そして体によい食材の見直しだ。2014年以来のもっとも大きな”ヴィーガン運動”で野菜食いに挑戦するのがまさに1月だ。実際、昨年2021年、世界中で58万人以上がこの運動に参加しており、近年で最大の伸びだ。動機はいろいろだ。46%の人が動物への思いから、22%が健康を考えて、21%が環境意識から。

挑戦と言っても、それは100%の食材を断念しろと言ってるわけではない。以前は食べることを考えてもいなかったものを新たに食べてみることだ。はじめは徐々に変化に慣れつつ、習慣を維持しながら、動物性の食材を野菜に変えていくのがおすすめ。野菜の栄養だって多様だ。健康的だし、とても食欲もそそる。エネルギーに充ち、簡単だし。果物、野菜、穀物、豆類、植物性オイル、ごま、乾燥フルーツ。乾燥フルーツだったら、いろんな料理に使えるし、滋養もあるし、彩りにもなるし、カロリーもあるし。

イタリアでも、ヴィーガン人口は増えている。と言うか、肉や魚を食べる量が減っている。Just Eatのオンライン注文の動向調査でイタリア人が動物性食物を減らしていることやその動機を調べた。その結果、イタリア人は過去に比し、健康への悪影響を考慮して動物性タンパク質を控えるよう注意する傾向がある。実際、イタリア人3人に2人が動物や魚の消費を抑えていると回答している。理由は健康(45%)、サスティナビリティ(28%)。さらに調査した20%の人はヴィーガンの食事でダイエットに取り組み、14%の人が今後1年間ヴィーガンダイエットをしようと考えていると答えている。取り組もうとする人は増えているが、実際は継続期間は3~6ヶ月ほどだ。イタリア人の半分は、ヴィーガンが環境負荷が小さく、健康的であると認識している。

家での食事も半分の人たちはヴィーガンを意識している。外食では28%の人がヴィーガン料理を食べ、19%の人はヴィーガン・レストランで食べている。39%の人はスーパーでもヴィーガン食材を購入している。一方で、まったく食べた事もその気のなかった人でも半分の人は試してみたいという気はあるらしい。その動機はやはり健康と環境だ。ヴィーガン食事の流れは宅配にも反映している。17%のイタリア人がヴィーガン食材を宅配で注文している。
ヴィーガンレストランも前年比31%の伸びだし、その前は160%の伸びだった。通常のレストランでも、ヴィーガンメニューを揃えたお店はそれぞれ17%増(2021年対前年比)、70%増(2020年対前年比)だった。注文の数でも67%増だ。

本屋でもヴィーガン花盛り。
(訳者:もういっぱいあって、書けません。コロナが終わったら是非イタリアの本屋さんでヴィーガンコーナーを覗いてください。)

原文:https://www.ansa.it/canale_lifestyle/notizie/food/2022/01/11/veganuary-come-cominciare-il-cambiamento-per-diventare-vegani-vegetariani_f72e1d53-72e3-49e9-a6d8-981231183400.html