観光ガイドブックに載せる訳にいかないコラム

管理人「てぃんがーら」が沖縄のニュースを斬る!

V字滑走路 双方向使用/集落の上空飛行も

2006年11月06日 | Weblog
米想定、4進入灯要求/日本側「緊急時やむなし」
 在日米軍再編に伴い、日米両政府が調整を続けている米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部移設への建設計画で米側が、V字形滑走路二本の双方向に米軍機進入ルートの確保を想定し、それぞれ滑走路両端の計四カ所に進入灯を設置するよう求めていることが五日、分かった。日本側は地元の反発が予想されることを理由に慎重姿勢を示しているが、滑走路の双方向に進入ルートを設定すること自体は「緊急時の例外措置ならばやむを得ない」と容認する考えだ。(2006年11月6日沖縄タイムス朝刊1面)

 タイムス紙の1面トップ記事です。普天間飛行場の代替えとして建設を計画している辺野古の飛行場。どういう向きにしても、南北にある集落のどちらかが離着陸の進路にあたってしまうということで、突然出てきたV字滑走路。離陸、着陸それぞれ専用とすることで騒音被害を避けることができると、防衛施設庁は地元に説明していました。
 それが、2本とも離着陸できるようにそれぞれの進入路に新入灯を設置しろと米軍は言い出し、政府はやむを得ないと受け入れようとしているわけです。
 そもそもV字案というのは防衛庁が勝手に考え地元に説明しただけで、米軍がその使い方まで了承したものではないわけです。それに、いまだかつて米軍が日本政府のいう通りに従ったことなどありません。管理人も以前から疑問を提示していますが、タッチアンドゴーの訓練などで、どうやって離陸・着陸の滑走路を振り分けるのでしょうか?
 そもそも普天間のヘリ基地の移転なのに、なぜに1500mとか1800mの滑走路が必要なのでしょうか。
 答えは見えています。老朽化し使い勝手の悪い普天間を返還し、恒久化できる新しい基地が沖縄に欲しいだけです。
 今後もどんどんなし崩し的に米軍のいいように運用されていくでしょう。

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