くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

のだめカンタービレ 第5話 ~上野樹里 ピアノに駆ける~

2006-11-14 13:00:07 | のだめカンタービレ

もうすぐ学園祭。

仮装演奏会の企画を打ち立てる峰たち。

真澄はドレス、のだめも着ぐるみがいいと盛り上がっています。

                          

シュトレーゼマンが現れますが再びのニセモノ疑惑がもちあがります。

しかし千秋は「本物」と断定しています。一度指揮をみれば分かるというのです。

そんなところにエリーゼが連れ戻しに。なぜこの大学とわかったかというと

大学の理事長の写真をいつも持ち歩いていたから。

そしていつのまにか捕らわれて強制的に車に乗せられてしまいました。

見上げる空を飛行機が飛んでいきます。一回転したのがさすがです

 

裏軒でミルヒーの噂をする峰たち。理事長と会えたのかどうか?

長期出張というのですれ違いかもしれない。かわいそう・・恋とはそういうもの。

そんな話のところに怪我をした風体のミルヒが現れ度肝を抜かれました。

千秋に今度はAオケでピアノを弾き、競演しようと提案してきます。

曲目は「ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第二番」

Sオケに疑問をぶつけに行ったところで理事長が帰ってきたようで、

ミルヒーと理事長はようやく会えたようです。


怒ってる千秋ですが、エリーゼに「フランツが弟子をとるなんて有り得ないこと」

だと聞きます。どんなに頼まれても断っていたそうで、もしも千秋が本気じゃないなら

営業妨害だから返せというのです。

一方理事長とミルヒは千秋を指導するために招んだという話から、もう一人

過去の自分をみているようで切ない気持ちにさせられる学生をみつけたと

いう話をしていました。つまりそれがのだめなんですね。

あの二人が面白いことになってくれたらとても嬉しい・・・面白い事ってなによ・・


千秋はピアノに向かいます。ミルヒーが本物だと確信したのは千秋でしたが、

こうやって外堀もかっちりしていると尚更、信憑性も増しますね

練習が終わり外に出てみると、薄暗くなっています。ふとのだめを思い出す千秋。

ドアの前で餌を待ってるのでは、寂しくしてるだろうか・・。

千秋の生活にすっかりのだめが寄生し侵食していますね。

千秋はもうのだめなしではいられないようになったみたい・・。

こんなことを思っていたらのだめが走ってきました。

ワオ~~!!千秋にしては珍し極上の微笑みをのだめにあげています・・

でものだめの言うにはこれから練習で遅くなるから一緒にご飯を食べられないとか。

思わずか~っとなる千秋。オレ様に断るなんて100年早いぞ!

・・ぎゃボー・・吹っ飛ぶのだめ。


一方Aオケ。ミルヒーの指揮で練習。皆、千秋の演奏を褒め上げますがミルヒは

観客への見せ方も大事だといいます。もっともだえるように官能的に。

くねくねなんてできないという千秋に、意味が違う、4年間の集大成をピアノによって

ミルヒーと競演するのは勉強になるはずだというミルヒーです。

そして千秋もその点については素直に納得していました。


さてのだめたちSオケは仮装の準備です。のだめもマングースを作っています。

峰に、自称ファンからデザイン画が来ましたがすでに人間じゃないようでがっくり

Sオケを見ようとドアに手をかける千秋に清良がアドバイスぐらいしてあげればと

言っています。それもそうだとドアを開けようとしたら「打倒千秋!」の声。笑う二人。


学園祭当日。Sオケは礼装の着物です。仮装はやめたという峰。一斉に黒の袴に

なったらやはりかっこいいね。しかし、のだめはマングースのままで出るといいます。

さ、ステージが開きました。のだめがピアニカで演奏するラプソディ・イン・ブルー。

白い紐で袖をくくり襷がけ。動き易くしかも演奏にはアクションを入れて。気付いたら

バイオリンのパートが全員前で横一列に並び、いかにも陶酔した表情で弾きあげて

います。音楽としての面白みと見せることでのパフォーマンスを楽しむ聴衆。

千秋も一つ一つに頷き楽しむ気持ちが湧き上がってきます。

なるほど、見せる演奏とはこういうものなのか・・目からうろこ状態になって。

 

千秋はSオケからヒントをもらったのですね。こうして自分の演奏をすることを

決意しました。「悪いな峰。トリはオレ様なんだよ」

演奏が終わったのだめのところにミルヒが現れました。

将来何になりたいかと聞かれ「幼稚園の先生か千秋のお嫁さん」

「今のままでは千秋と一緒にいられないね・・・もう時間だから。」

ミルヒーはのだめにミーナから貰った大事な懐中時計をお礼にとあげていきました。

そして千秋のところにも行きます。

もだえることなどできない、俺は俺の演奏をするという千秋にそれは当然のこと。

  大事なのはどれだけ真剣にこの曲に向き合ったかということ。

ミルヒーはこれが最初で最後の共演だといい、終わったら日本を去るというのです。

驚く千秋です・・ぼうぜんといつまでも。


さてAオケのステージ。

「もっと聴いてもっと感じていたかった・・この人の音楽を」

千秋はピアノを弾きながら、ミルヒーを思い、これでお別れかと心から悲しんで

います。のだめは後方で聞き、千秋のピアノに衝撃を受けてしまいました。

全員スタオベ。激しい拍手がなりやむことがありません。

クラシックライフの佐久間はあまりの衝撃に腰を抜かし、立てないようです。

記事の差し替えは可能かと聞いていました。

こうして、幕を閉じました。

のだめはピアノを弾かなくてはと走り出しました。

ミルヒーの言ったことがようやく脳みそに染み渡ったようです。


千秋とミルヒはソファに横になっています。

酒もタバコも女もほどほどにして長生きして欲しい。涙が出てきて・・目をおさえます。

ミルヒは酒もタバコも女もなければ死んでしまうというのです。

こうして二人は別れを惜しみました・・

                        

今週の一番は、千秋がのだめに笑顔を見せるところでした。

初めて千秋の方からのだめに親しみを示しましたよね。

でものだめが断るなんて・・ほんと・・殴られても仕方ないわよ(笑)


ミルヒが本物でミーナの依頼で千秋のために来日したということだったのね。

そしてのだめの才能も発掘。

「このままでは千秋と一緒にいられない」

意味深ですが、のだめの脳髄にがつんときましたね。

ようやく目が覚めたようにピアノに向かいました。


Sオケの黒礼装は見ものでした。和風の演奏衣装もおもしろいものです。

見て楽しく聞いて心地よいというのがSオケの本領なんですね。

そしてAオケ。

千秋の弾き方が官能的にミルヒーを感じるようになっていましたよね??

なんでしょう?色気のある弾き方って身体をくねくねさせる事じゃないよ。

どれだけ向き合ったか!

ほんと、これに尽きるのですね。ブラボーでした


クラシックライフの佐久間は記事を差し替えて千秋賛歌を書くのか?

 

大河内君の晴れの舞台でしたね!

2番目に有名なのに誰にも知られてなくて、Sオケでしっかり指揮をしながら

注目もしてもらえなくて・・でもちゃんと見てましたから(笑)



20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あずさん♪ (かりん)
2006-11-17 20:21:04
こんばんは!

千秋はミルヒの描いた路線をしっかりと歩んでますよね。そしてそのことをちゃ~んと自覚しているようにも見えます。
ミルヒの課題をSオケで解くことができ、Aオケで実践でしたというのがうまい流れでした。
やはり、ミルヒは只者ではありません。
不思議なドイツ人ですが^^;
そしてますます千秋はオレ様になるのねっ!!
返信する
mariさん♪ (かりん)
2006-11-17 20:14:25
こんばんは!

ミルヒーはどうなのでしょう?私も原作を読んでないのでどういう風になるのかわかりません。
この回は強制送還されたのに、再び現れたのでまた出てくるような気がしますけどね。

千秋のオレ様は上から目線のオレサマだったようですが、演奏で違う感触を得てから魅力を増しましたね。
新しいオレ様の誕生でしょうか?
返信する
アリスさん♪ (かりん)
2006-11-17 20:08:48
こんばんは!

ミルヒの助言はのだめに考えさせ、千秋の演奏がやる気を促しましたね。
本当にうまい運びでした。

のだめがまたピアノを弾くのは楽しみですね。
そして千秋は指揮者の道を行くのでしょうか?

少しずつ玉木さんがかっこよくなっていきます。
これははまり役でしたね!!
返信する
あんぱんちさん♪ (かりん)
2006-11-17 20:04:23
こんばんは!

竹中ミルヒもぶっ飛ぶことをやっていましたが今週のエリーゼも日本人でしたね。
全く味なことをやりますわ。

大河内君、せっかく指揮を頑張ったんだからずっとA
オケ専属でどうでしょうか?
きっと重宝すると思うんですが。
返信する
Lady-eさん♪ (かりん)
2006-11-17 20:00:15
こんばんは!

>極上の微笑、萌えどころでした

いつに泣く優しい最高の微笑をあげていましたね。
千秋の心に着々と入り込むのだめ、意外と侮るなかれ!ですね~~。
それにしても今週の演奏といい、ミルヒとの師弟愛といいなかなか見所がありました!
返信する
さくらこさん♪ (かりん)
2006-11-17 19:56:34
こんばんは!

おおっ!!大河内くんが活躍しましたね!
それなのにあんまり注目されなくてかわいそうですわぁ(笑)
そういう原作なんでしょうけどね、遠藤くん自身は結構有名なタレントさんですってね。

漫画で和服や千秋のラフマニノフが描かれていたんですね。きっと素敵なページを楽しんだのでしょう。
それを実写化すると音楽付きですから楽しみは倍ですよね!!

佐久間ポエマさまを次回は楽しませて頂きます。
どんなでしょうね。待ち遠しいわ♪
返信する
空さん♪ (かりん)
2006-11-17 19:12:59
こんばんは!

そうそう、千秋がのだめの餌や何やら心配してたのに「悲しいお知らせ」なんていうからぷぷぷでしたね。あそこでぶっとばされるのが宿命とはいえ爆笑でしたわ。このシーン本当にトランポリンで跳ねてぶっとんでるのでしょ?すごい体当たりで頑張ってますね。

演奏シーンが2度も!!
素敵でしたね。
こんなドラマはなかなかないかも?
毎週楽しみです。
CDも堪能されてますか?
返信する
まこさん♪ (かりん)
2006-11-17 19:07:18
こんばんは!

そうでしたね、先週は最後のキスを受けてくれたのでした!!少しずつのだめが入り込んでいますね。
ほとんどノラネコを飼う主人状態ですけど^^
でもそれでも真澄からみたらきっと羨ましいことなんですね!

>高いとこから見下ろすクセは直りそうにないですが

ああ~!!これがオレ様ってことなのかしら?
やっとわかった気がします。ニュアンスで理解したつもりでしたが定義を読むとよりはっきりしました!

最初で最後の共演の二人は素晴らしかったです。
返信する
キッドさん♪ (かりん)
2006-11-17 19:02:37
こんばんは!

いつまでも子供でいたいのに千秋のそばにいたいならそれは許されないことなのね。
時間を止めろと思ってもそれは無理。
だから大事な大事な懐中時計をあげたのでしたか。

演奏会の二人も良かったですね。
高みに上ろうとする千秋を促すミルヒは確かに師匠でした。あんなにむちゃくちゃだったのに師に見えるのが不思議なくらいだわ。

そして最後の別れを惜しむ時、
長生きしてほしい。
でもそれは通常と反対の方が長生きができそうだった。さすがミルヒです^^
返信する
ミチさん♪ (かりん)
2006-11-17 18:53:48
こんばんは!

千秋賛歌の佐久間さんはポエマーなんですね。
どれだけ美しいのか楽しみです!!

原作はまだ読んでませんがミッチーが言うのは合っていそうだわ。
それにかっこいい役でぴったりのようです。
次回はしっかりとメモできるようでありたいわ!
返信する
こんにちは! (ads(あず))
2006-11-15 02:40:07
千秋は、SオケがあってAオケで目覚めることができた、と。
彼は周りに影響を与えながら、
実は彼自身も周りから大きな影響を受けている。
でもドラマでは、全てが彼中心。
「世界はそれをオレ様と呼ぶんだぜ」みたいです(笑)。

(「電車男」のスタッフが携わっているんですよね)
返信する
中途退場? (mari)
2006-11-15 01:59:48
かりんさんこんばんは。
ミルヒーは、このまま退場でしょうか?
いつも途中で消えていますね。

今回は、いつもの千秋のオレ様的な感じから、
自信に裏づけされた千秋様になってきましたね。
だんだん、萌え~
返信する
のだめ5話 (アリス)
2006-11-14 23:14:25
ようやくのだめちゃんが本気に!
これから彼女がピアノに打ち込んでいく姿も見られそうですね。
そして千秋がますますかっこよくなっていくので見ていて楽しいです♪
Sオケはどうなっちゃうのでしょう?!
来週も期待ですね。
返信する
o(●゜∇゜●)=○ (あんぱんち)
2006-11-14 22:20:46
竹中直人がドイツ人を演じてる時点で偽者だけど(笑)

大河内くん伊達にNo.2じゃありませんでしたねー
あっぱれ!
演奏もよかったー

さぁーミルヒーはどうなる???
返信する
そうなのぉー (Lady-e)
2006-11-14 22:03:51
のだめが飛んできたとき
極上の微笑
萌えどころでした♪
何様俺様千秋様♪もえぇ~~
でした(^^;

来週もまた楽しみで♪
返信する
こんばんは~! (さくらこ)
2006-11-14 20:49:10
私もかりんさん同様、大河内君の事が気になってて。
指揮科で№2なのにね~。
何であんなに知名度がないんでしょう。
今回は思いっきり指揮が出来て良かった、と思いました。
あの和服での演奏も、千秋のラフマニノフも、こんな風に観る事が出来る日が来るなんて、もう最高に嬉しいですよ。

ミチさんも言っておられますが、ミッチー佐久間さんの詩的な表現。
かりんさん、来週ちゃんとメモってくださいね~♪
返信する
こんばんは! ()
2006-11-14 19:56:54
TBありがとうございました(^^)
すっかり帰りが遅くなった千秋が、のだめの心配をしているシーン。
ちょっぴり、うぬぼれ屋さんな千秋が、可愛く見えました。
それなのに、“悲しいお知らせ”を持ってきたのだめは、おバカさんですね。勿体無い・・・!

それにしても、今回は、演奏シーンが沢山あって堪能できましたっ♪
「のだめ」CDも、かなりいいですね~!
思わず、今日、買って来ました♪
返信する
(* ̄m ̄)ププッ (まこ)
2006-11-14 17:04:38
前回のお礼のキスといい、今回はのだめの夕飯の心配をしたりと知らず知らずにのだめへの気持ちが
大きくなってきてるらしい千秋サマ
とは言え、高いとこから見下ろすクセは直りそうにないですが(笑)。

演奏を通しての師弟の心の交流がしゅてきでした
ミルヒを見る目がちょっぴり変わりそうです
返信する
時間だ。時間。うさぎの時計。 (キッド)
2006-11-14 16:22:24
かりん様、こんにちは。
いつまでも子供でいたい。
そんなのだめにミルヒが
プレゼントするのは
恋の思い出を秘めた時計。
それも愛。
音楽は官能の世界。
見交わすオレ様とミルヒの目と目。
通じ合っています。
「終りたくない」
「何事にもおわりは来る」
厳しい師匠のまなざし。
それも愛。
・・・キッドは涙がとまりませ~ん。
返信する
こんにちは♪ (ミチ)
2006-11-14 15:03:42
【夢☆クラシック】の佐久間氏のすんばらしい千秋賛歌は要チェックですよ~!
ウットリするほどのポエムです(笑)
この役をミッチーがするなんて、ナイスキャスティングだと思います・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。