空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
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ようこそシングルマザー 世田谷に専用下宿 6月オープン/17.04.25/東京新聞

2017年04月25日 | 【NEWS】
ようこそシングルマザー 世田谷に専用下宿 6月オープン
東京新聞 2017年4月25日 朝刊

 仕事と育児で板挟みのシングルマザーに安心して働き続けてもらおうと、女性のひとり親家庭専用の下宿が六月、東京都世田谷区にオープンする。保育士が管理人を務め、子どもの迎えや夕食準備を担当する。

 事業を手掛けるシングルズキッズ社(千代田区)の山中真奈社長(30)は「フルタイム勤務や残業を諦めずに仕事ができる。キャリアを積み、安定した生活につなげてほしい」と話す。 (竹上順子)

 世田谷区の住宅街に立つ「マナハウス上用賀」。二階建て一軒家をリフォームしている。一階には食堂を兼ねる約二十畳のリビングルーム、二階には家族の居室がある。五家族まで入居でき、風呂や台所は共用だ。
 対象は、入居時に子どもが小学四年生以下の家族。月額負担は十万~十五万円台で、賃料のほか、平日の夕食代や子どもの迎えにかかる費用などを含む。

 山中さんは不動産会社で働いていた時、シングルマザーが賃貸住宅への入居を拒否される場面に遭遇したことがある。今年一月、ひとり親に育てられた成人の調査をしたところ、「満足な食事が得られなかった」との声や、貧しさや孤独についての回答が目立ったこともあり、下宿事業の展開を決めた。
 下宿の管理人は、友人を通じて知り合った関野紅子(こうこ)さん(69)が務める。経歴約三十年のベテラン保育士。母親にとっては子育ての相談相手となり、子どもにとっては祖父母世代とつながる存在となる。
 関野さんは「かつて運営していた託児所で、迎えに来た母親に『コーヒーでも飲んでいったら』と声を掛けたら、本当にホッとしていた。話のできる関係や時間をつくりたい」。

 ひとり親に育てられた成人の調査では、親以外の大人とのつながりが乏しいとの声もあった。山中さんは地域の高齢者にリビングを開放したり、ひとり親家庭に夕食を提供したりする予定。将来は、近所の高齢者宅の空き室を、より安い賃料でひとり親家庭に貸す計画もある。

 マナハウス上用賀は入居者を募集中で、問い合わせは同社=電03(5577)3109=へ。
 また、リフォーム代の一部はインターネットで寄付を募るクラウドファンディングで賄う予定で、五月二十九日まで受け付ける。
 目標額は三百六十万円で、募集を始めた三月下旬から約一カ月で半分超を確保した。
 詳細はシングルズキッズのホームページから(名前で検索)。