LIVESプロデュース第９回公演「夢の唄」

シアターグリーンBox in Boxにて観劇。

とあるラジオ番組でリスナーのリクエストとそれにまつわるエピソードでつなげるオムニバス。人の持つ「夢」をテーマに４話。
もう楽日を迎えたので、ネタバレ話を。

１話は大学の演劇部で文化祭に向けてがんばっている学生たちが、ひょんなことから演劇会では有名な演出家の演出をうけ、当初とは全く違った作品を作り上げるという話。
２話は、結婚相談所で新しい出会いをしようとやってくる引っ込み思案な女性の話。
３話は、１３年もヘビーメタルバンドでついにワンマンライブをすることになったが、つきあっている彼女の両親を前にしどろもどろする男性ボーカルの話
４話は、キャバクラでバイトしながら教員採用試験を９年受け続けた男性の話

矛盾や葛藤を抱えながらも、夢を追いかけたり、あきらめたり、かなったりする姿を、コメディとして笑ってる観客に紛れて、自分は笑うと言うより共感しながら見てしまった。

特に３話がよかった。
売れないヘビーメタルバンドを一生続けていくことを相手の両親がどう思うかなんて簡単に想像できる。
笑いながらも「わかるわかる」とつい頷いてしまっていた。

E-1グランプリをとったことがあるとのこと。
納得です。