体奏家/新井英夫の予告報告 (DANCE-LABO KARADAKARA)

体奏家/ダンサー新井英夫の舞台活動とワークショップ活動の予告と報告。たまに日々の雑感あれこれなども。

芸と農の原点体験!!グリグリプロジェクトに参画。

2009-05-28 15:23:13 | 報告
写真は西巣鴨での農作業中に現れた野生のマルハナバチ、美しかった!!

昨年からWSでお世話になっているNPO「芸術家と子どもたち」。西巣鴨の廃校の校舎や校庭まるごとが西巣鴨創造舎として再活用されていてその一角に事務局があります。西巣鴨は、20年近く通い続けている名店ファイト餃子があったり、野口体操の創始者野口三千三先生のご自宅があった僕にとって縁もゆかりもあるところ。

その西巣鴨で先日23(土)に「芸術家と子どもたち」が主催するグリグリプロジェクトというユニークなワークショップにゲスト講師として参加してきました。
どこがユニークか?というと都市の「校庭」に大人と子どもがいっしょに畑をつくっちゃおう!!というところ。自然が直接の先生でお手本。それが「グリグリプロジェクト」なのです。5年間継続してきたこのプロジェクトに今回は3回にわたって畑づくり+ダンスや体操もしてみようという企画なのでした。なんで畑とダンスなの???。でもそのつながりがやってみてよくわかりました。

さて最近、ウチで料理で残った野菜のヘタの部分をお皿に水を入れて台所で「栽培」しています。庭もベランダもない我が家ではこれが限界。でもニンジンも三つ葉もゴボウも大根も健気に伸びて、時には花まで咲かせてくれます。ただただ美しく力強い。見ていてなぜか元気になれる。うれしくやさしく笑顔になれる。そして「いのちを食べていること」を今までより実感して毎食の「いただきます」の気持ちも少し違ってきた気もします。経済状況が深刻でも、暗い悲しいニュースがあっても、つまり人間界でなにがあっても「植物が伸びる!!」というようなもっと大きな自然界のほうのチカラ。このチカラとつながって生かされているのが紛れもなく人間なんですね。当たり前ですが、都市型消費生活ではこの「当たり前」が見えにくくなってきちゃう。それはきっとよろしくない…。

「グリグリプロジェクト」と「ダンスや体操をやる」の重なるテーマもこのあたりにあるのではないかと。やってみたら不思議に畑仕事と体操とダンスと音楽と外遊びとがひとつに交じり合いつながったワークショップになりました!
ヒトのおおもとの仕事はきっと農林水産業、自然のチカラへの感謝・畏敬・祈りから芸能や祭りが生まれたにちがいない。芸と農は一体。そんな原初の姿に立ち合ったような至福の「グリグリ芸農」体験。僕は午前中から夕方までたっぷり参加。半分以上の時間は土をいじってましたが、楽しかった!! 大人と子どもがいっしょに参加できて、わいわい体を動かして自然の恵みをいただく、そして芸と農。こういうワークショップは本当に貴重だし、たくさんの可能性を秘めていると思います。

当日の詳細レポートはこちらのグリグリ「スタッフ日記」をどうぞ。いい写真もいっぱい。

スタッフのみなさま、参加者のみなさまに深謝です。次回(2/3回目)も楽しみ。





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