体奏家/新井英夫の予告報告 (DANCE-LABO KARADAKARA)

体奏家/ダンサー新井英夫の舞台活動とワークショップ活動の予告と報告。たまに日々の雑感あれこれなども。

ダン活@可児市六日め(本番)~七日め(帰京)

2009-11-22 19:31:40 | ダン活@可児市

一週間たってしまいましたが、ダン活@可児市、11/15(日)の舞台公演は大盛況のうちに幕を閉じることができました!! スタッフのみなさま、舞台出演をしてくれた20余名のワークショップ参加者のみなさん、ありがとうござました。新井組で出演のさとういくさん・戸川悠野さん・光作の落田伸哉さん、この場を借りて深謝です。冒頭写真は、地元ワークショップ参加者とのダンスセッション公演「かなでるカラダから」の稽古風景と衣装をつけての集合写真。みなさんキマッてます!

公演内容は…というと。
舞台第一部は新井のダンス作品「nOW and thaN」。さとういくさんの即興的ピアノと打楽器の生演奏と新井ダンスのかけあい、800個の落下する鈴と光と影、才気溢れる新進ダンサー戸川悠野さんのエネルギッシュで幽玄なダンスとのデュオ。これらala小劇場の舞台空間を生かした幻想的なダンスシーンが、精鋭スタッフのみなさんのおかげでできました。舞監の村松さん、照明の岩井さん、音響の吉田さんをはじめスタッフの皆様に本当に感謝です。

第二部はワークショップ参加者とのダンスセッション「かなでるカラダから」。車椅子で参加してくれたIさんのソロからスタート。トイレットペーパーを持ってダンス。A4の紙を手にはさんでタンゴを踊る。そして「光のおえかきダンス」と盛りだくさんのダンスセッションになりました。

うれしかったのは、アウトリーチ(出前出張ワークショップ)ででかけた福祉作業所と工業団地からたくさんの観客が見に来てくれたこと。こういった機会がなければ、きっと劇場に足を運んでくださらなかったかもしれない。ワークショップ+参画型公演というダン活をきっかけにして、ささやかながら今までなかった交流がこの可児市に生まれたように思う。

以下写真は、ワークショップ出演者との打ち上げの風景。みんないい顔しています。「またやりたい!」「ふだん出会わない人たちとダンスできてよかった」「しらない大人の人とおどれてたのしかった(子ども参加者)」というような感想もたくさんいただきました。可児市名産サトイモのように、このダン活が種イモになってこの地にダンスをめぐる人と人とのつながりが育ったらなったらいいなーと祈っています。









ダン活@可児市四~五日め 稽古ざんまい

2009-11-15 08:22:46 | ダン活@可児市
朝から晩まで稽古ざんまいの二日間。ここ可児市文化創造センターalaは日本有数の公共ホールといっていい。建築はもちろん、創作をサポートしてくれる劇場スタッフがとにかくすばらしい人たちばかり。会場の小劇場で「ふだんあまり使われない」というハリダシ舞台を使って、奥行きを生かした可児市バージョンの「nOW and theN」というぼくの作品の稽古を13日はまる一日かけて行った。東京から、新井チームのスタッフとダンサー落田さん戸川さんも到着。ということで13日は全員集合で演目第一部新井作品の稽古とリハ。



翌14日は、二日間にわたり劇場で実施したワークショップ参加者の希望者20名と踊る演目第二部「かなでるカラダから」の稽古とリハ。みなさん頑張って、そして楽しんでくれた。8歳から50代まで、車椅子にのった参加者も出演を名乗り出てくれた。どうしても覚えてほしいダンドリがいくつかあるのだけれど、すんなりと通すことができた。ほっとひと安心。

いよいよ日曜日は本番。当日券も若干あり。お近くの方は可児市alaにぜひ!!
小劇場にて15時開演です。

公演情報はこちら。
http://www.kpac.or.jp/event/index.html




ダン活@可児市三日め 踊る市長さん&出前&劇場でワークショップ

2009-11-13 07:38:23 | ダン活@可児市
可児市でのダン活3日め。関係者一同で可児市山田豊市長を表敬訪問。可児の人・地域の「豊かさ」についてお話がおよぶ。一例としてここは全国でもっとも生活保護を受ける家庭が少ないのだそうだ。つまりは中間層が厚いということ。そしてまた工業団地で働く外国人の方々もいる。劇場文化を受け入れる素地、多文化共生など可児の背景について勉強になりました。

写真は市長さんとわれわれスタッフとの記念撮影。「可児の名産サトイモになってダンスしてください」というぼくのリクエストに笑顔で応えてくださった。

その後は、地域の高齢者施設で出前ワークショップ。デイケアの利用者さん30名ほどが対象。輪になって座りワークショップがはじまる。スキンシップを含んだ簡単な動きからスタート。そして紅葉になったり、キノコになったり、音に合わせて動いたり、楽しさを共に味わう和やかなワークショップができた。スタッフのかたにも踊っていただく!! みなさんすばらしかったです。

昨日に続いての、alaでの劇場ワークショップの二日めが夜に。からだをほぐしたあと、トイレットペーパー、A4の紙を使ったダンスを楽しむ。11/15にこのワークショップ参加者とつくるダンスセッション「かなでるカラダから」のいくつかのシーンの練習でもある。

ということで、あああっという間に今日も充実の一日が終わった。
明日につづく…です。


ダン活@可児市二日め 出前&劇場でワークショップ

2009-11-12 01:49:34 | ダン活@可児市
可児市でのダン活二日め。午後から福祉作業所でワークショップ。9月に下見に訪れた際、何人かの利用者さんと即興セッションをして「顔見知り」になっていたことが奏功しおおいに盛り上がった。劇場サポーターの奥村さん金子さんがお手伝いしてくれる。写真は金子さんと劇場スタッフ松永さん、(財)地域創造の玉木さんと。この格好でワークショップの冒頭導入(ツカミ)をしました(笑)。金子さんには地元民話を朗読していだだき、ぼくが踊るダンス即興をワークショップのさいごにご披露。利用者さんも「音」でコラボレーション。楽しいワークショップでした!!

それから夕刻から劇場でワークショップ。二日間のプログラムの初日。小学生から熟年層まで、ハンディキャップのある方ない方、さまざまな条件の参加者が集まってくださった。「ほぐす」「つながる」「つくる」というぼくがダンスワークで大切にしていることを丁寧に楽しくお伝えする。バリアフリーな即興的表現が続出。これは明日も楽しみなのだ。この参加者から希望者と11/15の舞台では「共演」することになる。いいセッションが期待できそう!!

近隣の方、ぜひ見に来てください! 公演情報はこちら↓
http://www.kpac.or.jp/event/detail_186.html?p_=0&f_=0&s_=0&kw=&bdt=&edt=&cat=&tk=&rc=&wc=


お世話になった施設のみなさま、劇場のスタッフの方々おつかれさまでした&ありがとうござました。


可児市ダン活日誌、明日も続くです…。

ダン活@可児市!!工業団地でダンスワークショップ!!

2009-11-11 01:07:04 | ダン活@可児市
可児市でのダン活初日がスタート。ここ可児市にほぼ一週間滞在して、高齢者施設・福祉施設への出前ワークショップをしたり、劇場でワークショップをしたり。さらに市民の方々を巻き込んで劇場で公演もおこなっちゃうという(財)地域創造の企画。(すなわちダン活とは、ダンスによって「まち」を元気にしようというプロジェクトなのですが詳細は左欄のブックマークをご覧ください)。

初日の今日は、可児市の工業団地でダンスワークショップ。鳥羽工産という車や飛行機のボディを作っている会社の社員さんに「ダンスワークショップ」を実施。はじめはとまどいもあったが、最後は「俳句でダンス」。40名ほどの社員男女のみなさんが、「秋」にちなんだ俳句をつくってダンスで表現!! 「柿をとりにきた猿と目があった!」とか「さんまを炭火で焼いて満足!!」とか、多彩な身体表現が続出。みなさん笑顔でたのしんでいただきました。最後に社長さんも参加してくれました!
ありがとうございます!!明日も可児市の別の場所でダンスワークショップ、つづくです。