生まれて初めて、ダンスで冠をいただきました。感謝感激の初戴冠!!
…というのは、先月都内3か所の保育園で行ったダンスーワークショップでの出来事。
ワークショップの最終日に、子どもたちから手作りのオリガミ冠と似顔絵イラスト色紙をいただきました。これはどんなアワードにも替えがたい宝物。先月6月ラストのワークショップを行ったのは豊島区の保育園。NPO芸術家と子どもたちさんのコーディネイトで2回にわたるダンス体験ワークショップでした。
連続2回のWSの最終日サポートスタッフとして関わってくれた加藤沙織(かとさ)さん、そしてかとささんのお仕事パートナーでもある中谷やす子さん。このお二人は親子向けの音楽ワークショップなどの現場経験も豊富。動きに音に大活躍してくれました。
最後はいつものように「絵本で即興ありがとうダンス」で締めくくり。以下加藤さんのブログ日記から、当日の模様のレポートを転載いたします。
かとささんレボート↓
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私たちも日頃、乳幼児の親子サークル等で、音楽あそびや表現あそび等の活動をやっているので、とても楽しみでした。
様々な自前の小物パーカッション類をバックに詰め込み、いざ出発。
最寄り駅で、コーディネーターの「NPO芸術家と子どもたち」のスタッフの方2名と、今回一緒に参加する大学生の方2名と合流。
保育園につくと、
私たちに気づいた子どもたちが、
「あらい先生が来たー!」「あらい先生が隠れているよ」と楽しみにしている様子。
5歳児クラスで約20名ほど。
元気なやんちゃ坊主もいっぱい!
まずは、新井さんは隠れたままからスタート。
新井さんの提案で、私たちが2つのオルゴールのネジを時間差で巻き、
オルゴールの静かな音に子どもたちが耳を傾けるよう集中を促すことに。
しばらくして、
新井さんが足やマレットをちょっと出すと、
子どもたちから「あー!」「あそこにいるよ!」などたくさんの声が上がります。
そこから、自己紹介をかねて新井さんの即興ダンスと私たちの即興演奏のコラボ。
その後、ワークへとつながっていきます。
新井さんが活動のねらいとしている、
自分自身の心と体を「ほぐす」し、環境や仲間を感じつつ周囲と「つながる」。
そして仲間と恊働で表現や動きを「つくる」というプロセスへつなげていくために様々なことをしました。
まず、みんなで円くなって座り全員が太鼓を一回ずつ叩いて自己紹介。
その後、手をつないで皆でおしり歩きで円の中心に近づいたりまた離れたり。目をつぶってやってみたり。
打ち上げ花火の様子を体で表現したり。
鈴を使ったワークが面白かったです。
一つの鈴を音をたてないように気をつけて順番に次の人へまわしたり、
目を閉じた状態で、今度は音を頼りに受け渡したり。
目を閉じていても見事最後の人までつながりました!
(初めての試みだったとのことです)
動くプログラムもたくさんやりました。
からだを動かしながら歩き、太鼓の音が止まったらその時の体の形の状態で止まったり、「頭と頭!」とか指定された体の部位を2人で、それから複数で、くっつけて止まったり。(男の子は、なかなか恥ずかしがって、くっつけてくれない子もいました。笑。)
2人、そして数人のグループでつながり、
キノコやかたつむり、雪だるま等をからだで表現したり。
雪だるまが溶ける表現がとても面白かった!
まず、柔らかくなる魔法ということで、ボウルに少量の水を入れたものをバチで叩き、「ぼわわわ~ん」みたいな音を聴かせて、体が柔らかくなる表現をみせます。
そこから、雪だるまが溶けていく表現へ。
まず新井さんと私の仕事のパートナーが、2人で雪だるまが解けていく表現を見せたのですが、それが素晴らしかった!さすが表現のプロの2人です。
その後、数人グループで雪だるまが溶けていく表現をやったのですが、
子どもたちだけで、徐々に柔らかくなって溶けていく表現が出来たグループがいくつかありました。
(前回やった時は、なかなか難しかったとのこと)
私が入ったグループのメンバーは、
「絶対に溶けないぞ!」と結託して、最後まで溶けませんでしたが(笑)
他のメンバーで、溶けるためにどうしたらよいか考えて色々試すもダメでした。
(でもまぁ、それはそれで面白かったですが。)
あと、リリ・フリーデマンの「即興音楽ゲーム」に載っている、
「ステップたたき」というプログラムもやりました。
これは、誰か一人が前に出てリーダー役をし、足踏みしたり飛び跳ねたりします。
(なるべく不規則な動きがよい)
他のメンバーはそれを注意して見て、リーダーの足が床を踏んだ瞬間に床を叩きます。
(両足で踏んだら両手で叩く)
何人かの子どもたちがリーダーをやりましたが、
複雑なリズムでステップを刻む子がいたり。
なかなか難しかったけど面白かったです。
みんなリーダー役をやりたいので、公平に「靴の神様」に決めてもらったり。(笑)
最後は、A4の紙を使ったワークを。
タンゴ風のピアノに合わせて、二人組で紙を掌と掌で挟んで落とさないよう動いたり歩いたりします。
ピアノが止まったら止まり、また鳴り始めたら歩きだしたり。
一時間強のワークショップが終わった後は、いよいよ3、4才クラスも加わっての鑑賞、
絵本で即興「ありがとうダンス」!
保育士の先生が朗読する「三びきヤギのガラガラどん」のお話とのコラボレーションで、新井さんが即興ダンスをし、私たちがパーカッション類で即興で音をつけました。絵本の絵をみせないで、朗読と動きと音で想像してお話の世界を味わいます。子どもたちも集中して楽しんでいる様子だったし、
私もとても楽しかったです!!また他のお話でもやってみたいな。
あっという間でしたが充実していて、子どもたちと楽しい時間を過ごすことが出来、本当に楽しかったです。
そして新井さんのパワー、エネルギーが凄い!
子どもたちのパワーも相当なものですが、子どもたち以上の新井さんのエネルギーに吸い寄せられるように、
全体が一体感を持って集中していたと感じました。
子どもたちが新井さんを慕ってきたり、目を輝かせて参加していたのもうなずけます。
2回目ということで、前回やった時に比べてスムーズに出来、子どもたちも活動に集中して参加出来たようです。
保育園で今後も継続してやっていけたら、さらに子どもたちの反応も変わってきたり発展したりしていくことでしょう。
ぜひ日常の活動でも取り入れて続けてほしいです。
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かとささん転載させてもらってありがとうございます。WSはやっているときはパワー全開でもアタマは記憶に回ってなくて終わったら忘れていることが多い。他の人の記録は自分で忘れているところも残っていて貴重。こんなことしてたんですねぇ…。読んでいて新鮮なのでした。
このような機会を与えていただいた芸術家と子どもたちのスタッフのみなさま、保育園の先生方、サポートのみなさますべてに感謝です。
…というのは、先月都内3か所の保育園で行ったダンスーワークショップでの出来事。
ワークショップの最終日に、子どもたちから手作りのオリガミ冠と似顔絵イラスト色紙をいただきました。これはどんなアワードにも替えがたい宝物。先月6月ラストのワークショップを行ったのは豊島区の保育園。NPO芸術家と子どもたちさんのコーディネイトで2回にわたるダンス体験ワークショップでした。
連続2回のWSの最終日サポートスタッフとして関わってくれた加藤沙織(かとさ)さん、そしてかとささんのお仕事パートナーでもある中谷やす子さん。このお二人は親子向けの音楽ワークショップなどの現場経験も豊富。動きに音に大活躍してくれました。
最後はいつものように「絵本で即興ありがとうダンス」で締めくくり。以下加藤さんのブログ日記から、当日の模様のレポートを転載いたします。
かとささんレボート↓
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私たちも日頃、乳幼児の親子サークル等で、音楽あそびや表現あそび等の活動をやっているので、とても楽しみでした。
様々な自前の小物パーカッション類をバックに詰め込み、いざ出発。
最寄り駅で、コーディネーターの「NPO芸術家と子どもたち」のスタッフの方2名と、今回一緒に参加する大学生の方2名と合流。
保育園につくと、
私たちに気づいた子どもたちが、
「あらい先生が来たー!」「あらい先生が隠れているよ」と楽しみにしている様子。
5歳児クラスで約20名ほど。
元気なやんちゃ坊主もいっぱい!
まずは、新井さんは隠れたままからスタート。
新井さんの提案で、私たちが2つのオルゴールのネジを時間差で巻き、
オルゴールの静かな音に子どもたちが耳を傾けるよう集中を促すことに。
しばらくして、
新井さんが足やマレットをちょっと出すと、
子どもたちから「あー!」「あそこにいるよ!」などたくさんの声が上がります。
そこから、自己紹介をかねて新井さんの即興ダンスと私たちの即興演奏のコラボ。
その後、ワークへとつながっていきます。
新井さんが活動のねらいとしている、
自分自身の心と体を「ほぐす」し、環境や仲間を感じつつ周囲と「つながる」。
そして仲間と恊働で表現や動きを「つくる」というプロセスへつなげていくために様々なことをしました。
まず、みんなで円くなって座り全員が太鼓を一回ずつ叩いて自己紹介。
その後、手をつないで皆でおしり歩きで円の中心に近づいたりまた離れたり。目をつぶってやってみたり。
打ち上げ花火の様子を体で表現したり。
鈴を使ったワークが面白かったです。
一つの鈴を音をたてないように気をつけて順番に次の人へまわしたり、
目を閉じた状態で、今度は音を頼りに受け渡したり。
目を閉じていても見事最後の人までつながりました!
(初めての試みだったとのことです)
動くプログラムもたくさんやりました。
からだを動かしながら歩き、太鼓の音が止まったらその時の体の形の状態で止まったり、「頭と頭!」とか指定された体の部位を2人で、それから複数で、くっつけて止まったり。(男の子は、なかなか恥ずかしがって、くっつけてくれない子もいました。笑。)
2人、そして数人のグループでつながり、
キノコやかたつむり、雪だるま等をからだで表現したり。
雪だるまが溶ける表現がとても面白かった!
まず、柔らかくなる魔法ということで、ボウルに少量の水を入れたものをバチで叩き、「ぼわわわ~ん」みたいな音を聴かせて、体が柔らかくなる表現をみせます。
そこから、雪だるまが溶けていく表現へ。
まず新井さんと私の仕事のパートナーが、2人で雪だるまが解けていく表現を見せたのですが、それが素晴らしかった!さすが表現のプロの2人です。
その後、数人グループで雪だるまが溶けていく表現をやったのですが、
子どもたちだけで、徐々に柔らかくなって溶けていく表現が出来たグループがいくつかありました。
(前回やった時は、なかなか難しかったとのこと)
私が入ったグループのメンバーは、
「絶対に溶けないぞ!」と結託して、最後まで溶けませんでしたが(笑)
他のメンバーで、溶けるためにどうしたらよいか考えて色々試すもダメでした。
(でもまぁ、それはそれで面白かったですが。)
あと、リリ・フリーデマンの「即興音楽ゲーム」に載っている、
「ステップたたき」というプログラムもやりました。
これは、誰か一人が前に出てリーダー役をし、足踏みしたり飛び跳ねたりします。
(なるべく不規則な動きがよい)
他のメンバーはそれを注意して見て、リーダーの足が床を踏んだ瞬間に床を叩きます。
(両足で踏んだら両手で叩く)
何人かの子どもたちがリーダーをやりましたが、
複雑なリズムでステップを刻む子がいたり。
なかなか難しかったけど面白かったです。
みんなリーダー役をやりたいので、公平に「靴の神様」に決めてもらったり。(笑)
最後は、A4の紙を使ったワークを。
タンゴ風のピアノに合わせて、二人組で紙を掌と掌で挟んで落とさないよう動いたり歩いたりします。
ピアノが止まったら止まり、また鳴り始めたら歩きだしたり。
一時間強のワークショップが終わった後は、いよいよ3、4才クラスも加わっての鑑賞、
絵本で即興「ありがとうダンス」!
保育士の先生が朗読する「三びきヤギのガラガラどん」のお話とのコラボレーションで、新井さんが即興ダンスをし、私たちがパーカッション類で即興で音をつけました。絵本の絵をみせないで、朗読と動きと音で想像してお話の世界を味わいます。子どもたちも集中して楽しんでいる様子だったし、
私もとても楽しかったです!!また他のお話でもやってみたいな。
あっという間でしたが充実していて、子どもたちと楽しい時間を過ごすことが出来、本当に楽しかったです。
そして新井さんのパワー、エネルギーが凄い!
子どもたちのパワーも相当なものですが、子どもたち以上の新井さんのエネルギーに吸い寄せられるように、
全体が一体感を持って集中していたと感じました。
子どもたちが新井さんを慕ってきたり、目を輝かせて参加していたのもうなずけます。
2回目ということで、前回やった時に比べてスムーズに出来、子どもたちも活動に集中して参加出来たようです。
保育園で今後も継続してやっていけたら、さらに子どもたちの反応も変わってきたり発展したりしていくことでしょう。
ぜひ日常の活動でも取り入れて続けてほしいです。
-----------------------------------------------------
かとささん転載させてもらってありがとうございます。WSはやっているときはパワー全開でもアタマは記憶に回ってなくて終わったら忘れていることが多い。他の人の記録は自分で忘れているところも残っていて貴重。こんなことしてたんですねぇ…。読んでいて新鮮なのでした。
このような機会を与えていただいた芸術家と子どもたちのスタッフのみなさま、保育園の先生方、サポートのみなさますべてに感謝です。
私の拙い文章の参加レポートでお恥ずかしいですが、少しでも当日の様子が伝わればと思います。
サポートとして参加することで、見えてくること、感じることも多くあり、学びがありました。
このような機会をくださったことに感謝いたします。
かわいくて元気な子どもたちと一緒にワーク出来て、本当に楽しかったです!
新井さんと子どもたちから、たくさんのエネルギーをいただきました。
また是非参加させていただけたら嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします!