650RSでゆく、余市~ニセコ240km

2014-05-25 17:57:45 | 650RSW3の部屋 メンテ系
5月25日日曜日 日帰りツーリングを行いました。


実は土曜日にガソリンの満タンをしようとして、家から出るときに、立ちゴケしてしまい、
左足を痛めてしまいました。
原因は、先日自分でやったクラッチワイヤーの取り回しにミスがあり、ハンドルを左に切った際に
ステリングスットパーで噛んでしまったこと、
それに気づかず、ハンドルを切って曲がりながらスタートしようとしたこと。
ワイヤーが噛んで クラッチがきれたまま、駆動力がつたわらず、車を小回りさせて
スタートしたものだから、とうぜん転倒する。
前回前後につけたバンパーのおかげで バイクはダメージなし。
そして浅い転倒角度なので逆ハンドルに切ってなんとか起こすことができた。

走れるようにして、バイク屋さんへ直行、補修してもらって、
今朝は無事にスタートできた。
左のひざ下は大きなあざと腫れができたが、湿布していくことにした。

しかし、力が弱くなった。。倒してしまったと力がないことで悔しくて涙がでたが、
自分の体重は40キロ台、車重200キロを越える650RS。
ちょっとしたミスが転倒を招く。
走る前の始業点検。発信は直進で車体もまっすぐに。次回からは守ろう。

走り始めた。今日は積丹半島 カムイ岬をめざすつもりでいた。
国道五号線を走る。朝も8時前。国道も空いていた。


小樽へと向かう国道5号線のパーキングエリアで。

遠くに潮の香りがする。

小樽をすぎて余市の道の駅で休憩。

小さなクッキーを買う。
持参したお茶をのんで、寒さをしのぐ。
予想に反して寒かった。

余市は積丹方面と倶知安方面の分かれ目になっている街で
人出の少ない積丹方面へ向かった。
寒い。トンネルを抜けるたびに寒さが増す。



ローソク岩が見えるところで、先は海霧になっていて、さらに冷え込むことから
ここでユーターンし、倶知安方面 赤井川村へ向かうことにした。


海から一転、春らしい丘陵地地帯をぬってゆく。
さくらんぼの畑がひろがる。

通り道で小さな山桜の樹があり、ちょっと停めてみた。
かわいいピンクで、女の一人旅には嬉しい。

冷水峠を抜けると赤井川村。
羊蹄山が出迎えてくれる

赤井川村はそこだけが陽だまりのように暖かい。



いつもの休憩地 ときわ公園 パークゴルフ場へついた。


ここで、買ってきたクッキーとお茶でゆっくりと休憩。
ベンチが春の日差しで暖かい。
650RSと二人きりの旅も暖かい。
このバイクはきっとバイクを降りる日までワタシの手元におこうと思った。
それにしても、やっぱり赤井川村はいいなあ


まだお昼前だし、ニセコ方面 京極をめざして白井川沿いに丘を越えることにした。


快走のパノラマラインです。

お昼になって道の駅京極に到着。
暖かいコーヒーとかぼちゃのコロッケを買い求めた。


コーヒーでお腹がいっぱいなってしまい、
コロッケをなんとか半分たべて、あとはバックにしまった。
温まったところで出発、道の駅 真狩にたちよることにした。


羊蹄山のなんとも美しいこと。
どの角度からみてきれい。

道の駅真狩でおみやげに地場のお野菜をかって、バックにしまいこみ、
中山峠を越えて、一路自宅に向かった。

650RSは快走だった。
中山の登りも高速コーナーも楽だった。
シートベルトあたりにお尻の先端を置くと、リアタイヤの動きがよくわかる。
重い部分が低く、ライダーの真下あたりにあるので、フロントが軽くて余裕が持てる。
650のフラットなトルクが今のワタシにちょうどいい。


無事自宅に到着。240キロ 無給油で走った。日帰りではかなりの距離で、さすがに疲れた。
楽しいツーリングとなりました。
650RS。 ロードスターらしい、重厚さのある走りでした。
















RSとW RSとZ

2014-05-18 12:39:02 | 650RSW3の部屋 メンテ系


カワサキ650RS=W3は だいたいWシリーズのW3と呼ばれることがほとんどです。
現在の愛車 W3は 車検証記載もW3とあります。
たしかに W3。去年の秋にようやく手に入れることができました。
今日は走らず 前後バンパーの取り付けと、速度警告灯の取り付けをおこないました。
クラッチケーブルをはずしてバンパーをくぐらせたりと、あれこれやろうとすると
取り付け作業は腕力や握力がないワタシには辛くて、何度か休憩をしながら行いました。



その前の愛車 Z2も 車検証はZ2(改)だった。
たしかに Z2。 このバイクは23年も乗り続けて、エンジンをZ1に換装しさらにワイセコのピストンを組んだ
十分な動力性能をもつバイクで 外観も毎年手をいれて新車に近づけました。


その前の愛車 Z750TWINは  わすれました(もう25年以上前の愛車です)
ワタシを750ライダーとして育ててくれたバイクです。




札幌ではみんなZ2と呼びます。でもワタシの中ではRSでした。地域や世代の違いかもしれないです。
同じように650RSもW3と呼ばれます。


関西育ちのワタシの時代はZ2はRSと呼びました。
カタログも750RS、650RSでした。
ただ650RSは当時若かったライダーにはあまり話題に登らないらしく、
ワタシも聞いたことがなく存在を知ったのは
二十歳前にCB50にのりはじめて、バイクに関心をもち
カタログ雑誌でみてからです。
カワサキはRSかマッハで、ホンダはCB、ヤマハはTX
スズキがGTそれのみです。

で、
W3はW系の位置からみればW3、当時のカタログベースでみればRSシリーズで650RS。
分ける必要はさらさらないのですが、
ワタシにとっては650RSと呼ぶのがしっくりきます。
Wが好きというより 650RSが好きなのです。
その意味でいわゆるW乗りではないのかもしれません。



650RSは大好きなバイクです。ずっとずっと乗りたかった。
基本的な整備と調整すればこのOHVエンジンも4000回転から上へぐーんと引っ張れば
現代の車の流れを十分にリードすることもできます。
音量はあるものの、いわゆるアスファルトに叩きつける排気音などはありません。
50キロクルージングは静かで、Z2と同じように滑るような走りすら感じます。


このバイクでいっぱい旅にいきたいなあ、そう思っています。







650RS 春風にさそわれて

2014-05-11 14:02:49 | 650RSW3の部屋 メンテ系

最高気温25度 暖かい日曜日になりました。

今日も朝シコ行こうと、昨日からきめていました。


朝は動くなくなっている速度警告灯発信器をKH用のものと交換してみました。
本来はウインカリレーと同じ丸いもの、写真は交換後のKH用でこれは本来
ヘッドライトケースに入っています。

650RSとKH400の配線図を見較べると、リレー本体は650RSのほうは発信器、
KHの方は増幅器となっています。
そしてメーター内が650RSが増幅器、KHが発信器と記載があります。

予備の650RSのメーターでみると

たしかに基盤とタテ型のコイルがあって、おそらくスピードメーターの円盤が廻って磁場をつくって
それがトランジスタを経由して電圧を12Vまで上げて速度警告灯を点灯させるのではないかと思います。

リレーではKHと650RSは機能は異なるものですが、接続図を追うとどうも同じようにみえます。
各線の導通をたしかめてショートはないとみて、思いきって接続してみました。
ちなみにKHの方は線が短いので ハンダあげで中継ぎして熱圧縮チューブと保護チューブで養生し
4本とも延長しました。電気好きの中学生のようになった気分でした。
当時は必修の家庭科より技術科のほうがよくて、うらやましかったです。
さて、ハーネスに影響もなく、他のスイッチにも影響しなかったので、シートもタンクやタンクを戻して完了。
今日は高速を走らないので試験は後日の予定。
だいぶ時間をつかったので、そそくさと出発。


先を急ぎたい気分もあるけど、常盤パーキングではやる気持ちを抑えて休憩。
しんどくてもそうでなくても仕切り直しで一旦ヘルメットをとってトイレ休憩後軽く屈伸運動をして支笏湖をめざします。


途中で赤いバイクとすれちがい、ひょっとしてと思い、左に寄せると
ユータンしてくださったのは、やはり”いちさん”でした。
身長も体格もあってイタリンレッドのルマン1000が良く似合います。
レザースーツもルマンによく合うカラーでお似合いでした。
朝シコの帰り道、短いお時間ですが お会いできてよかったです。
ワタシの650RSがとても小さく見えます。
650RSは国内専用仕様。40年前の平均的な日本人に合わせたのか、
身長165センチ弱のワタシにジャストサイズです。



ここで別れてワタシはポロピナイまで行きました。
昨日と同じく10時40分ころの到着。
車やバイクがたくさん。暖かい日なのでみんな楽しそうです。
めずらしい4輪の旧車がありました。なつかしいな~。
予定通り11時まで休憩して出発。


帰りは久しぶりに札幌近郊の幌見峠をはしりました。
小さな小さな峠で、ワタシはここが大好きです。
暖かい日差しに札幌の街も優しく光っていました。

650RSでゆく雪渓と桜と

2014-05-10 13:45:40 | 650RSW3の部屋 メンテ系

札幌にも桜がさきました。

いつもは土曜日の午後に用がありますが
今週は先方の都合でキャンセル。
政情不安で少し仕事も減っているが、いずれ時間の問題と思う。
わたしは日本人だし、赤いシャツも黄色のシャツも本当のところは
よくわからないです。
で、平和な日本に感謝して
日曜日の予定を繰り上げて出かけることにした。


常盤パーキング
そう、朝シコ(朝に支笏湖へ行くの造語らしい)です。

寒いと教わっていました、ほんとうに寒い。
常盤パーキングでどうしようかと迷っていましたが、
とりあえず、ゆっくりと向かうことにしました。

時速40キロ~60キロ。四輪がきたら左に寄せて 道を譲り トップギア(前進4速です)で
走り、登りの40キロは本当にOHVビッグツインらしい、そしてW3らしい低く丸い音で走ります。
W3のノーマルの消音のきいたマフラーは静かで、いわゆるW1サウンドとはほど遠いものです。




寒い寒いといいながらポロピナイ湖畔へ到着。
意外にも常盤パーキングより暖かいくらいでした。到着は10時45分頃。
めったに飲まない缶コーヒーをのんで、暖をとります。
ベンチはライダーさんがいて気が引けるので 立樹のあるところの手ごろな岩ブロックに腰掛けます。

午後にはもどろうと同じ道を戻り、再度常盤パーキングで休憩

まだ寒かったです。


自宅にもどって、バイク屋さんに教わったセンスタ掛け方法を試しました。
板で傾斜をつくり、前輪をのせて後ろもどる力を使ってセンスタをかけます。
ちょうど引っ張ってもらう感じで、自力でジャッキ無しでセンスタが上がりました。
いつもはジャッキで上げてからセンスタを立てるのでこれは嬉しい!
リアのリム磨きも楽になります。


北海道はこれから良い季節です。
安全運転で楽しみたいと思います。




2014GW 650RSW3でゆく 早春ツーリング

2014-05-05 19:51:31 | 650RSW3の部屋 メンテ系

5月3日と4日一泊でツーリングに出ることにした。
目的地は士別市の温泉ホテル。
15年ほど前、仕事で投宿したことがあり、もういちど行こうと
思っていたローカルなホテル。リーズナブルでもあります。

士別市は旭川市から稚内に向かう国道40号線にある小さな市。
農業、林業、畜産業など第一次産業の市です。
冬はマイナス20度以下はあたりまえの厳寒の場所。

自宅から片道約180キロほど。普通のライダーなら日帰り出来る距離。
今回は”走る”だけでなく、”休む”ことも ツーリングの目的にしました。


朝10時に出発し、連休後半スタートで混みあう札幌市内をかわして抜けて
道道275号線を延々と旭川方面に向かう。
江別を過ぎると、一面畑になる。




旅のお供はW3と昭和70年代のボストンバック。ACE製のしっかりしたもので、
容量もたっぷりで気に入っています。
今回はマディソンスクェアガーデンのボストンにするかこっちにするかを
迷いましたが、容量の大きいDRINK LUCKY BIRDのほうにしました。
左側の小さなカメラバックには工具類や雨具を詰め込みました。

工程は275号線沿いの道の駅を訪ねつつ、おそばの産地で有名な幌加内まで進み
峠を越えて士別へはいる予定でしたが、
道の駅”雨竜”でライダーさんに、寒さがひどいことを教えてもらい
急きょ 深川市から旭川を抜ける、国道コースをとることにして、
さっそくカーナビに目的地のホテルの電話番号のセットして
カーナビ任せで走ることにしました。




ナビゲーションは高速道路を選択してしまい、深川~和寒までの約50キロが高速走行となりました。
ここは最大高度330メートルの旭川鷹栖インターに向かう峠になっていて
雪渓の残る長い上りとトンネル3本を越えねばなりません。
ゆっくり走るのいいけれど、わたしはそれをせずW3のアクセルを開け
100~125キロで長い坂を駆け上がり、75年車の650ccらしい走りを
させました。
W3はまったく根をあげず、大雪PAでの休憩にも、オイルの滲みひとつなく、
エンジンとオイルタンクは 走りきった熱気をワタシに見せつけてくれました。

旭川を越え塩狩峠をすぎると気温は一変し10度を下回ります。
一般道に降りて、寒さをこらえながら 夕方四時にホテルにチエックイン。


夜露をしのぐために軒下をお借りして駐車して、ワタシは温泉でからだを温めました。
内湯だけのシンプルな温泉ですがそれで十分。
入浴だけでもOKなので、湯船は旅行者よりも近所のおばさんや子供連れのお母さんが多くて
お風呂もなんだか庶民的で楽しかったです。


翌朝 朝風呂と朝食を済ませて、出発です。
おそらく5度をほどの気温。身体が緊張します。


近くの士別川とJR士別駅を記念写真にして、国道を帰路につきます。
寒さとの戦いでしたが、旭川を過ぎたあたりで 気温も10度を越えてようやく落ち着きます。

帰りの道の駅”雨竜”で ココアとあげてんぷらで暖をとり、札幌を目指しました。
帰宅も16時。
約400キロ弱の旅となりました。
W3は良く走ってくれました。
旅の相棒として、これからもツーリングをしていこうと思った旅となりました。



kawasaki 650RSW3 レストアなんとか完了  これで行く

2014-05-03 06:34:47 | 650RSW3の部屋 メンテ系

GWには走れるようにと なんとかメンテを仕上げてもらった。
自分でもできることはやって、頑張って、どうにか仕上がった。


腰上オーバーホール (スタンダードピストン)
クラッチオーバーホール、DISK交換
ダイナモオーバーホール、ガバナーオーバーホール
オイルタンクオーバーホール
オイルパイプ、メインハーネス交換、ワイヤ類交換
キャブオーバーホール
センタースタンド補修

温まる前500回転でもアイドリングできるようになった。


ダイコンマフラーなので、物足りないと言えばそうだけど、静かだし、自宅マンション庭で始動できます。
※Z2改(920cc)のときは、モナカ4本マフラーだけど、エンジン音量が大きくて恥ずかしかった。



ETCを増設して、高速道路での手間を省きました。

配線はセミトラ、コイルリレー含めてすべてツールBOXに収納し、シート下はすっきりにしました。
バッテリーは小型のジェルタイプを利用。少々高いですが、Z2の時からの愛用シリーズです。
液漏れなく、パワーも耐久性もあり、なにより道内広域のホームセンターで購入できます。
+のラインで赤はコイルへのリレー線、マイナスはボディーアースとエンジンブロックへのアースです。

昨日は市内を少し走りました。クラッチが軽くて、助かります。
パワーは乗りやすいマイルドさ。Z750ツインも所有していたので、比較してパワーの差は歴然ですが
トップスローの立ち上がりの味付けはOHVらしく乾いた排気音でいいです。

2014年シーズンイン。今シーズンはこれでスタートします。