
先週は後半忙しく遅くなり、土曜は家事の後寝込んでしまった。
夕方遅く慌てて用事で出かけた。
日曜日は迷ったが、せっかく週末の雨も上がったんだし、
朝錬に行こうと自身を励ました。
先週も先々週も走っているので
エンジンは暖気しなくてもアイドリングが安定した。
やっぱり機械は使ったほうが調子がよい。
新川から今日は迷わず旭川方面へ分岐、江別西までノンストップで走る。
道央高速旭川線は高架なので風が強い。
布垂れ風防にすっぽり入りこんだりして、走った。

高速を降りて275への合流までは眺めの良い専用道路を進む。
眺めがよい。田んぼや畑、石狩川も雄大だった。
275に合流し、青山までは信号のある道路。青山までの辛抱と黙々と走る。
青山から山側へ左折し、道民の森を目指す。
ここの陽地は路肩花壇の手入れが美しく 春はパンジー 秋はコスモスが揺れる。
Z750ツイン時代 コスモス揺れる季節のコースが好きだった。
なんというか、バイクと二人きりになってゆく感じがした。

道民の森を目指すと、道路整備がなされ、ダムもできて景色は随分とかわっている。
道路状況もよく、ダムでできた人造湖を渡る道路など、沖縄の海中道路を走っているようだ。
この路線はバイクライダーが多く、随分と摺れちがった。
リッターバイクや外車が多く、バイクのハードウエアも随分様がわりしたなあと思った。
ちょっと古い国産アメリカンがのんびり流しているのでお付き合いしてこっちものんびりと
走った。
途中 狭い砂利道などちょっと入ればいい場所が見えた。
重いZ1では舗装以外は気軽には入って行けないところが自分にはちょっと歯がゆかった。
今日の目的地の一つ 道民の森駐車場に着いた。
小ぶりな駐車場がちょうどいいなと期待していました。到着すると
走り屋系リッタバイクが10台ほど。地面に座り込んで歓談されている。
自分がちょっと場違いな気がして、トイレを利用し、自販でお茶を買って
喉をうるおして、すぐにキックで始動しそそくさと出た。
ここから厚田は近いし、ソフトクリームをたべようと峠道に向かった。
前回は寒く身体も冷えていたこの峠道、今日は24度ほど。ちょうどいい。
時速80キロ前後でアクセルだけでコーナーを廻ってゆく。
速いバイクがきたら寄せて先にいってもろおうと最初から決めていた。
19インチのZ1はドリフトステアでバンク角をつくって廻ると楽なことがわかり、
かなり横着なライデイングである。ファミリーライダーなのでそれでいい。

あっというまに厚田についてしまった。
あいにくの海霧。風も強く、アイスクリームを買って、バイクの横で食べた。
バイクでいっぱい。ここも自分は間の抜けた普段着でどうも落ち着かない。
ソフトクリームを急いでたべて、ここもキックスタートで滞在10分で出た。
帰りはまっすぐ石狩 花川経由で発寒中央の自宅へ戻った。走行距離は130キロ。
マルチのZ1とは23年目になった。自分はそれでもいわゆるZ乗りとは違うことは、
Z乗りの友人と時間を過ごすとよくわかる。
愛車として大切にしても、それ以上の入れ込みはまったくなかったし、
入れ込むとバイクライフにどうも違和感があった。
この3週間毎週走ってみて、
自分と二人きりにしてくれるバイクと走りたいだけだとよくわかった。