
W3の特徴である砲弾メーター。
お盆夏休みにこの部分もメンテナンスしました。
症状>
①スピードメーター
・高速道路で巡行すると80キロを超えて15分も走ると80~95キロ間で揺れだす。
80キロ以下は問題がありませんので、すこしダンパーが効かなくなっていると思われます。
・トリップカウンターが最初の70キロあたりで100キロの1が繰り上がってくる。
それ以降は正常に作動するので、目盛りドラムのすり合わせに抱き付きがある模様。
②タコメーター
タコメーターは正しく動きますが、メーター本体自体がどの速度域でも上下に振動してしまいます。
メーターの取り付けのクッションが効いていないと思われます
メンテ作業>
①スピードメーター
針軸受け部のダンパー不足があるので
ダンパーオイル(今回はタミヤの#100000番)を補充塗りしました。
作業そのものはシンプルですが メーター外し、カシメはずしが面倒です。
ダンパーオイルの#100000はかなり粘度が高いですので、
いわゆる注射器では吐出ができず、細い針に一滴づつつけて差し込みました。
速度警告灯センサーは手の込んだ仕組みで 近接センサーの金属半円盤と検出回路があるので
触れないように慎重に作業しました。
トリップのカウンタードラムの隙間にはシリコンオイルを慎重に吹き込んで
動きをよくしました。
②タコメータ
ベース台座金具に弾力性のあるスポンジ材を切り抜いて敷いて貼り付け(スピードメータも同様に作成)
メーターサイドの隙間にはやわらかいスポンジ緩衝材を詰めて全体で振動を吸収できるように
工夫しました。
結果は道央高速で確認して、針の動き、振動、速度警告灯も正常に点灯しましたので、しばらく様子をみてみます。
W3は振動が多い単車ですので、メーターにも負荷がかかりますから、メンテナンス作業も必要になってくるようです。