石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

播州清水寺 香会

2009-05-17 20:07:29 | Weblog
今日は雨の日曜日
西国33か寺の25番目の寺 播州清水寺にて
お香の会があり、お手伝いでお手前をさせていただいた。

播州清水寺

1時からと3時からの2回、香道を初めて体験される方の会だった。





昨年、西国巡礼でお参りしたときは
晴天だったので お庭の緑も美しく素晴らしい景色に胸打たれたけれど
残念ながら 雨がひどくなってしまい
着物を濡らさないことばかりに気をとられ
せっかくの美しい新緑を愛でることができなかった。

在原業平の和歌にちなんだ杜若香という組香で遊ぶ。

初めてお香をされる方々と しんと静まったなか
緊張感を味わう。
外で激しく降る雨の調べを聴きながら。





お寺のなかのすべてのものが重厚で素晴らしく
こんなところで心を落ち着けて
お手前させていただくこと有難く思う。

お香の会を催された播州清水寺の若住職夫妻、
老僧夫妻みなさん 心温かい気さくな方々だった。
安土の教林坊から来られた住職夫妻とそのお母様
裏方部隊みんなみんな 優しくて素敵な方ばかり
「香」を通じて、今まで知らなかった方と
お知り合いになることができ
ほんとに嬉しい日となった。

日々是精進 また新たな出会いや経験ができるよう
コツコツと前に向かって歩をすすめたい
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森光子の放浪記

2009-05-15 23:24:52 | Weblog
今日は5月香道教室。
一緒にお稽古を頑張っていたFさんが、お母様の介護で
しばらく稽古に来れない旨、連絡をくださった。

Fさんとお母様とで、何年もお父様の介護をされていたのだが
今回、お母様まで入院となった。
電話の声の様子では
軽い病状ではないような感じだった。

40代後半のFさん、お香が気分転換になると仰っていたのに
しばらくお会いできないと思うと淋しい。

女性って・・・
結婚や出産、育児と人生のヤマ場を必死で乗り越え
やっと子育てが終わって羽をのばそうとすると
今度は介護が待っている。
頑張って親を介護していると、更年期やなんやかやで
自分自身の体調との闘いも始まる。

ヤマ場とヤマ場の隙間を狙って、
楽しめるときに、経験できるときに
思う存分、やりたいことをやりたいなと思う。
もっと先で・・ラクになってから・・と先延ばしにしていても
女には 決して暇でラクな時なんか来ないような気がする。

夜、先日89歳の誕生日を迎えた森光子さんの
ドキュメント番組をやっていたので
珍しくテレビの前に釘付けになった。

89歳
3時間45分ものあいだ、出ずっぱりの舞台を
89歳の女性が主役を張る!
5月9日、私と同じ誕生日に、放浪記2000回を達成された。
森さんのパワー・エネルギーに感動!!!

番組のなかで、森さんが発せられる言葉ひとつひとつは
どれもみな、深~い叡智をたたえている。
長いあいだ、ものすごい仕事をしてこられた
人生そのものが言葉の端々に滲み出ている感じだ。

みんなに愛されて慕われている様子、
ユーモアがあってジョークをとばして
魅力的な会話をしている森さんを見て
「こんなおばあちゃんになりたい!!」と
熱烈にうらやましく思った。

舞台に立たれる森さんは、とっても綺麗で
瞳もキラキラと輝いていて、89歳でこの美しさ、
驚異的だけど、はかりしれない勇気をいただいた。

「放浪記」を演じるまではずっと脇役で目立たない女優さんだったそうだ。
40代までは下積み生活をされていた。
今の私と同じ41歳で、「放浪記」を初演されたんだって!
これを知って、雷に打たれたように感銘を受けてしまった。

41歳のときに初めて主役をはり、当たり役で
めきめき力をつけていかれたなんて・・・
私だって、今からいろいろ頑張っても遅くないのでは??
本当にパワーをいただいた
森さんのような素晴らしいライフワークがあるわけじゃないけれど
常に前向きに精進して、みんなに愛されるおばあちゃんに
なろう!と思った。
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小笠原騒動

2009-05-14 22:46:55 | Weblog
母と友達と南座へ「通し狂言 小笠原騒動」を観に行った。

小笠原騒動

5月花形歌舞伎で、
中村橋之助・片岡愛之助・中村勘太郎・中村七之助の
花形4人が出演、めちゃめちゃ楽しかった

生協でチケットをとったのだけど
定価よりも約5,000円ほど安かったし
前から4列目の席、最高だった

九州・豊前国、小笠原家でおこったお家騒動を題材にしたもの。
とてもわかりやすく面白い筋書きで、
現代風に演出されている。
なかでも、水車小屋で本当の水をつかった
立ち廻りは迫力満点
橋之助と勘太郎の素晴らしい立ち廻りが素晴らしい
4列目までの観客には、
飛んでくる水しぶきで、自身や持ち物を濡らさないように
ビニールシートが配布されるのだ
まるで気分はUSJ

昨年のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」でもそうだけど
最近の歌舞伎ってほんと、エンターテインメント
若手の役者さんも、それぞれ華があり
溜息が出るほど所作が美しい
無駄のない動きは お家の宿命として叩き込まれたもの。

七之助さんの女形は 私達女性も凝視して学ぶべきものが
たくさんある。

次は 7月大阪松竹座
「NINAGAWA十二夜」

NINAGAWA十二夜

シェイクスピアの「十二夜」を蜷川幸雄が演出し
歌舞伎として演じるという魅力的な出し物である。
先立ってロンドンでの凱旋公演を大成功におさめられた。
富士純子と菊五郎の長男、尾上菊之助の出演で
話題沸騰、絶対に観たい~
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のぼうの城

2009-05-11 19:29:59 | マイ本棚
土曜日から東京方面に修学旅行へ行っていた長男が
無事に帰宅した。
暑い3日間、友達といろいろな楽しい体験をたくさんして
帰ってきた。
面白かったけれど人が多すぎて、住みたくはないというのが
彼の感想だった。

読書家の岡田准一くんが 雑誌で紹介していた本を読んだ。

和田竜さん「のぼうの城」



のぼうの城

時は乱世
天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城
忍城(おしじょう)。
石田三成を総大将として攻める秀吉軍に対して
城を守る総大将は 成田長親。
でくのぼうの「のぼう様」と領民から呼ばれ
親しまれている愚鈍な大将だ。

石田三成の2万の軍勢に、たった2千の兵で
立ち向かう。
この長親、智も仁も勇もないが
領民から「人気」だけはあった。
思いがけない将器を発揮して、
信じられないような戦闘が繰り広げられる。

登場人物も 個性豊かでみんな、とてもカッコよくて素敵
わかりやすいので歴史モノでもすらすら読めるし
読後は爽快感いっぱいになる
読みやす過ぎて ちょっぴり物足りないかも。

読んでて、高校野球の佐賀北高校を思い出した。
並みいる強豪・有名校を相手に、
県立の進学校が奇蹟の試合を勝ち抜いていく。
甲子園の女神は 時に洒落たことをするものだ。
頭では予測不能なことを起こすことがあり
観ているものすべてを興奮と感動の渦に巻き込んでしまう。

まさに、忍城の成田一族は そんな感じ。
すがすがしい清涼感に包まれる。

「のぼうの城」のレビューを見ていると
同じ題材を扱った小説に「水の城」があるそうだ。
こっちの方も大変面白いようで是非是非読み比べてみたい

水の城

コメント (2)
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BIRTHDAY

2009-05-09 21:42:10 | Weblog
夏のように気温が高くなった、5月の今日
41回目の誕生日を迎えた。

41回目 気の遠くなるような信じられない誕生日
長いこと 生きてきたんだな~と自分で感心する。

近くの五老が岳のカフェがリニューアルしたと聞いて
友人と昼下がりにお茶を飲みに行った。

車で迎えに来てくれたNちゃん
玄関で、パンパカパーンとクラッカーを鳴らし
「おめでと~!!」と大きな花束をくれた



誕生日を覚えていてくれたことに 大感激
ほんとにほんとに嬉しかった
歳はとりたくないけど、誕生日はやっぱり何歳になっても
特別で嬉しい日
ちなみに今日は 森光子さんも誕生日で、
89歳になられるそうだ あやかりたい

さて、五老が岳は 近畿百景にも選ばれるくらいの絶景
今日はお天気もよく、車での山道も新緑が青々と目にまぶしくて
頂上からの海の眺めも まるで絵のように綺麗だった。
こんな素敵な季節に生命をもらったことに感謝



友人とのお喋りも 庭いじりから薔薇のこと
読んでいる本のこと、読書の楽しみ・・と
次から次へと盛り上がり いつの間にかラストオーダーに
近くに こんな美しくて居心地のよい場所を見つけて
嬉しい~ また来よう

子供達がおこづかいからお金を出し合い
それに主人が補助金を出して、日傘をプレゼントしてくれた。



大好きな赤ワインとケーキを買ってきてくれ
主人と次男は 夕方遅くから 釣りへ行って
キスを2匹釣ってきてくれた。



大切な人達と一緒に毎年、健康で誕生日を過ごすことができる・・
シンプルな幸せにほんとに感謝です



40代は いろんなことを経験しつつ
不必要なものは 削ぎ落としていく強さと賢さを
身につけていきたい。

30代はエネルギッシュでとっても楽しかった。
それに負けないくらい 充実の40代にするぞ~
コメント (10)
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うまくいかないのが恋

2009-05-07 21:37:50 | Weblog
GW終わって初日は 5月のお香の会IN東山寺

今日は雨も降り、お天気が悪かったが
新緑の時期の雨は素敵
雨に濡れた緑がますます深く美しい。

17日の播州清水寺での香会のため
少し早めに行き、先生にお稽古をつけていただいた。

「六日香」という、この時期の組香で遊び
端午の節句について いろいろと学んだ。

5月 サンライフでの香道教室は15日 金曜日です
楽しく気楽なので 皆様どうぞ参加してみてね

この間、松坂慶子さんと一緒に春の紫綬褒賞を受賞された
高樹のぶ子さんのエッセイ「うまくいかないのが恋」読む。

意外や意外 高樹のぶ子さん初の恋愛エッセイだそうだ。

渡辺淳一さんが白組代表なら、赤組代表は高樹のぶ子さん・・かな?

高樹さんは 恋愛は時間に敗れるもの、と仰る。

恋愛感情が最高潮に達するのが結婚式で
そのあとは下降線をたどるのみ。
刺激的な男女の関係と 安定した結婚生活の両立は困難・・。
恋愛感情は 満たされた時間に敗れていく。

恋愛って、必ず辛く、切ない部分があり
それこそが恋愛がもたらす豊かな部分なのだ。

おどおどと不安になり、少年少女のように
途方にくれてしまう、真新しい自分
辛さ・切なさにどうしようもなく
捉われてしまう自分

10代~20代前半には そういう気持ちに何度もなったけれど
結婚してからは そんな苦しい快感(?)には
出遭ったことがない。
今、そんな恋に落ちてしまったら
あまりにも新鮮な自分に びっくりしてしまうだろうな

このエッセイで、一番素敵で心に響いたのは「あとがき」。
恋愛だけじゃなくて、高樹さんの生き方について
書かれたこのあとがき、読んで生きる気力が出てきた。

この世に生きてるひとは みーんな「思うにまかせぬことばかり」を
抱えて生きてる。
レベルの差はあれ、みんなある一定量の「不全感」を持ち
「足るを知る」ことなく、それでも何とかしようと
頑張って生きている。
人生って、「これでヨシ!」と納得いくことないもんね
次から次へと望みが出てきて欲望が出てきて
不満が出てきて・・。

美男子で教養もあり権力・財力もある光源氏でさえ
「・・残りとまれる齢の末にも
     飽かず悲しと思ふこと多し・・・」
晩年になっても、思うにまかせぬ悲しいことが多い

これ以上望めぬほど恵まれた光源氏でさえ
こう呟くのだから、人間はすべて
生きることも愛することも
思うにまかせぬ悲しいことを抱えている存在なんだろう
それでも 頑張って少しでも前進しなければいけない

結婚17年も経つと お互い不満が出てくるのも仕方ないか・
高樹さん、次回は時間に敗れた夫婦愛 実践編を

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GW終わり~

2009-05-06 20:47:16 | Weblog
GW、あっという間に終わってしまった。

皆さん、どんな連休を過ごされたのでしょう?

2.3.4.5日と、子供のスポーツの付き添いで
終日過ごした毎度の連休だった。
昨日の子供の日は 大阪は柏原市まで朝早くから遠征。
奈良との県境がもうそこに・・・

私と同じく、4人の子供さん(成人された)をもった50代のコーチは
「こんな忙しいときが一番充実して楽しいんだよ!」と
声かけてくださった。
友達のお母さんが仰った「忙しいうちが華」という
素敵なことばを思い出した。

さすがに残った1日のお休みは バタンキュウ
体が鉛のように重くて。だるい。

家で化粧もせず、ダラダラ・うとうとと午前中を過ごし
午後からは溜まった家事を一気に片付けた

充分体も休まって 気力も充実
今日は休みらしいお休みだった
明日からまた心機一転頑張ろう~
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つみきのいえ

2009-05-01 22:47:11 | Weblog
明日からいよいよ連休が始まる。
皆さんはいかがお過ごしなのでしょう?

2・3・4日と3日間、高浜町にて長男の野球の合宿。
中3の保護者で3日間のお世話役をしなければいけない
暑いなか、朝から晩までグランドでの生活・・
というわけで当分ブログアップ無理かも
子供のスポーツのお付き合い、いつまで続くんだろう~??


合宿の練習の合間に食べさせるレモンの砂糖漬け。
母親で分担してつくります


明けて5日 今度はカナのバレーボールの遠征で
子供達を連れて大阪へ

四十路の体力がもつか心配

「おくりびと」でかすんでしまうけれど
アカデミー賞アニメーションの部で見事受賞した
「つみきのいえ」。
絵本を買って読んでいたら
長女が高校の担任の先生にDVDを借りてきてくれた。



とても発想豊かな素敵なお話で
おじいさんがどんどん過去に遡り、亡くなったおばあさんとの
思い出を思い出していくストーリーが
ほのぼのとした優しいタッチと音楽で描かれている。

絵本よりも、やっぱり賞を受賞したアニメーションのほうが
よかった
子供向きというより、大人が楽しむアニメかもしれない。
観ながら、私も一緒に過去に遡り
子供が小さいとき・主人と結婚したとき。主人と出遭ったとき・・
といろいろな過去を思い出して懐かしさと切なさで
心がじわーんとした
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