イベント「京のみほとけ」のなかで 一番楽しみにしていたのは
寂聴さんの法話を拝聴すること。
この5月に 96歳のお誕生日をお迎えになったそうだ。
数年前、大きな御病気をされたのに、
1時間半の法話は ずっと立ってお話された。
お顔も艶々されて ものすごく生き生きとされ
とても90代に見えなかった。
「定命」(じょうみょう)ということをお話しされた。
人は 生まれたときに 神様から寿命をいただいており、
その年齢になったら その通りにお迎えにこられる。
大変な病気をされても、長生きをされたり、
元気そのものの方が ふとしたことで命を落としたり、
生まれて間もなく命を失う方、
100歳の天寿を全うされる方、
すべて命・・・年齢は 定められている。
そして その命は すべて意味をもっている。
命ある限り、自分のしたいこと、やりたいことを
我武者羅にやればいい。。。。
そんなことをお話しされて
あまりの生命力ある お話とお姿に
感銘を受け、むくむくと自分のなかに力が湧いていくのを感じた。
全国各地の方が 法話を聴きたいと
押し寄せる理由がわかった。
こんな人になりたいな と、強く思った。
寂庵のあとは 近くの大覚寺にて写経をした。
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