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爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

名古屋グランパス初優勝!あっさりと、しかし皆、満面の笑みで達成!!

2010-12-11 13:29:29 | サッカー
とうとう優勝を決めてくれた。
なぜか、平塚の地で決まるかも、ということはそれまであまり耳にしなかった。次々節アウェイの磐田でのジュビロ戦が有望視されており、早くてホームのFC東京戦か、といった予想を立てる人が多かったようだ。平塚で決まるということは3試合を残してのことであり、それは例年最終戦までもつれるJ1リーグ故に、“常識”が働いたのだろう。
しかし、そんな“常識”をあっさりと破って、平塚の地で決めてしまった。首都圏に隣接する地で観戦するのは困難なサポーターが多かったであろうにも関わらず、入場者の半数を超える7000名の大サポーター軍団が歓喜乱舞する中、選手も、そして何より監督ピクシーまでもが素直に喜びを爆発させた。
J2への降格が決定している湘南ベルマーレの選手やサポーターも温かい表情を示してくれた。何よりもグランパスのサポーターを泣かせたのは「おめでとう、グランパス!」の大エールだ。それは、試合終了後のセレモニーが終わって、まずホーム側のベルマーレ・サポーターのもとに挨拶に行ったピクシーに応えてのものだった。私達は口々に彼等の姿勢に驚きと喜びの声をあげてながらも、同じようにエールで返したくなる。するとリーダーが音頭をとってくれた。それに従い、「がんばれ、ベルマーレ!」のエールを心を込めて送らせてもらった。
すべてが終わって、一人、東海道線の各駅停車で名古屋へ向かう。例年ならここで高揚した気分を徐々に和らげ、自宅に着くころには明日から始まる日常のルーティンに入っていくところだが、今回は様子が違った。冷めないのだ。高揚したままなのだ。師走の慌ただしさの中でも、いっこうに冷めない。アジア大会の得点王である永井の入団が決まるなど嬉しいニュースが飛び込んでくるし、このまま天皇杯を経て、ACLに突入。あっという間に3月のリーグ戦開幕を迎えることになりそうなのだ。
どうしたことだろう。たかだか一プロスポーツチームのファンであることの過熱ぶりが、我ながら予想外だ。正直、何事よりも優先する。たとえ今、何かしらの天変地異が起こっても、サポーターシートのチケットは握りしめたままであろう。
人は、年齢に相応しい行いなんて、本当にあるのだろうか。極めて疑わしく思えた。



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